TBSのGP帯連ドラ「キャスター」永野芽郁と「イグナイト」三山凌輝に“同時スキャンダル”の余波
春ドラマの多くは中盤へ。世帯視聴率では、阿部寛(60=写真)主演のTBS日曜劇場「キャスター」がこれまで5話連続で2ケタをキープ。5月11日に放送された第5話は世帯視聴率10.8%(関東地区=ビデオリサーチ調べ)と、前回の10.4%から微増している。
「《ドラマのTBS》と言われる中でも、視聴習慣のある『日曜劇場』は視聴率では有利です。予算も他の番組より多く、派手な仕掛けがしやすいということもあって、このところ毎クールのようにトップを独走しています。特に阿部さんは『下町ロケット』や『ドラゴン桜』シリーズなど、この枠での実績もあり、『キャスター』の好発進は局内外でも予想された通り。ですが……」(広告代理店関係者)
この「ですが……」に続くのは、ニュース番組の総合演出という役どころで出演している永野芽郁(25)問題。週刊文春が報道した田中圭(40)との不倫疑惑に加え、「キャスター」で共演中の韓国人俳優キム・ムジュン(26)との“親密交際”のことだ。
ネット上でも《ドラマは面白いんだけど、永野さんが出るシーンは話に集中できない》といった声が沸き上がり、特に4日放送の第4話で永野が女子高生に発したセリフ「子供だって大人だった間違わない人はいない」に対するツッコミのコメントが続出。《ここで女優魂を見せて頑張れ!》と応援する声もあるにはあるが、すでに《終盤に向けて出番を少なくする》とか《脚本を変更してフェードアウトさせる》などの噂もまことしやかにささやかれている。
「永野さんの役柄が、阿部さんが演じるニュースキャスターの進藤に翻弄されながらも何かを掴んでいくという、視聴者側に立った人物設定です。なので感情移入したかった視聴者にとってみれば、一連の文春報道はとんでもないノイズになってしまった」と語るのはテレビコラムニストの亀井徳明氏。
3枠あるGP帯の連ドラで2枠に出演者のスキャンダル
ただ、亀井氏は「でも、だからこそドラマを面白くするチャンスだと思う」と、こう続ける。
「序盤を見る限り、《放送の現場を舞台にしたダークヒーローものかな》という印象で、面白くなくはないんだけど特に目新しさはあまり感じませんでした。そうした中での、共演者も絡んだスキャンダル。第4話では阿部さん演じる進藤の闇の部分が示唆され、ストーリーとしてはこれから後半にかけてギアチェンジがありそうですが、それとは別に、このドラマを放送するTBSがこの問題にどう対処していくのかという興味が加わります。“報道と現実”を描こうとしたこのドラマ自体が“現実”に翻弄されるのを見られることが、制作の意図とは別に新たな魅力になるかもしれません」
春ドラマがスタートする前は、日本テレビは「夜ふかし問題」、フジは自局と「中居氏問題」、テレビ朝日は「ナスD問題」があった中で無風に見えたTBSだが、ここにきて永野だけではなく、金曜ドラマ「イグナイト」に出演中の「BE:FIRST」三山凌輝(26)にも“1億円結婚詐欺”疑惑が報じられた。
「TBSで3枠あるGP帯の連ドラの2枠で同時スキャンダル。制作の現場や広報、スポンサーや事務所、さまざまな立場の人が視聴者に見えないところで汗をかいています」(前出の広告代理店関係者)
TBSの置かれた窮状こそがドラマチック? もうひと枠の火曜ドラマ「対岸の家事」にとっても“対岸の火事”ではいられないかもしれない。
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