不安的中! 私が出会った「ヤバい新人」。定時前に“勝手に”帰る中条あやみ似の美人社員

中村未来 ライター
更新日:2025-07-02 11:46
投稿日:2025-06-03 06:00

仕事中に脱毛の予約、研修中に目の前で居眠り!?

 その後、優子さんの不安は的中することに。M美さんは、驚くほど仕事をしなかったのです。

「普通、新人さんは、『何かやることありますか?』とか、『終わったら次は何をすればいいですか?』と先輩に聞きますよね。でも彼女は声を掛けられるまで、何もせずに座っているだけ。あるとき、ふと後ろを通ったら、就業中にパソコンで脱毛サロンの予約をしていました。入社して数日とかですよ」

 研修中にも事件は勃発。優子さんがマンツーマンで仕事の説明をしているとき、なんとM美さんは眼の前で居眠りをはじめたのです。

「これを言うと、嘘だって言われるんですけど、本当なんです。私が説明していると、首がカックンカックンしてきて……。見かねて『別の日に研修しようか?』と聞いたら、『大丈夫です』と言うのですが、しばらくするとまた居眠り。これには怒りを通り越して呆れましたね」

定時の前に勝手に帰宅。理由は「マチアプ」のデート

 様々なやらかしをするM美さんでしたが、特に優子さんを悩ませたのは、帰宅時間でした。ろくに仕事をしないM美さんは、なぜか定時の5分前に勝手に帰ってしまうのです。

 最初は「時計を読み違えているのかも」と思っていた優子さんでしたが、毎日続くので、さすがに注意することに。するとM美さんから驚くべき真相を聞かされます。

「理由はデートでした。マッチングアプリで毎日違う人と会っていたんだそうです。『婚活しているので、忙しいんです』と言われたときは、言葉が出ませんでしたね。

 それどころか、『婚活なら仕方ないか』と思った私も、どうかしていたんだと思います。結局、『定時までは会社にいてね』というのが精一杯でした」

 優子さんの指導のかいあって、翌日からM美さんは定時で帰るようになったそうですが…。

「定時の5分くらい前から、パソコンを落として、バッグを膝に乗せた状態で待っていました。文字通り、定時になるのを待っているんです」

中村未来
記事一覧
ライター
学生時代からライター業をはじめ、書籍や雑誌、パンフレットなど、ざまざまな媒体で執筆。現在は演劇や美術、漫画など、アートやエンターテイメント関連の取材執筆が中心。ライター業とともに、舞台やラジオなどのシナリオライターとしても活動中。
●個人サイト

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


ずーっといい子ちゃんとか無理!「笑える悪口LINE」で上手に息抜きを
 友達や同僚から人の悪口を聞かされたらあまり良い気分にならないでしょう。でもそれがユニークな悪口だとしたら、思わずクスッ...
ほっこり読み切り漫画/第57回「隣りの芝生はオーノー」
【連載第57回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、突然「コクハク」に登場! 生きものたち、...
これって良心ですか、マウントですか?「おまいう」説教LINE3選
 説教をされて、いい気分になる人はあまりいませんよね。でも、いつもどこか偉そうで、何かと説教をしてくる人はいるもの。 ...
相棒のぬいぐるみは無理! 大人になっても捨てられないもの6選と対処法
 物や情報に溢れた現代では、断捨離やミニマリストに憧れる人が多いですよね! でも、大人になってもどうしても捨てられないも...
40代で振り返ると納得!いろいろあった人生の転機、思い出してみない?
 人生の転機とは、その時には気がつかず、後になってから「転機だった」と気がつくもの。特に40代を過ぎると、人生の前半を振...
今年はお日様が大きく見える そろそろ落ち着いてくれるかな
 この数年で男性の日傘がすっかり定着したのも納得の暑さ。  日陰に逃げても、どこまでも太陽に追いかけられている気が...
記事読んだらソワソワ♡ 予定がない週末は寝溜めより楽しい6つのことを
 子どもの頃は暇さえあれば遊んでいたのに、大人になると週末は「予定もないし、寝溜めしておくか〜」と何もしない1日を過ごし...
人生これで正解? “30代からの思春期”ミッドライフクライシスに勝つ法
 大人のみなさん、「私の人生、これで良かったの?」と考えて不安になる時はありませんか? そしてその不安、名前がついている...
マジで買ってよかった! 猛暑に活躍&まだまだ使い倒す涼感アイテム3選
 8月の東京はなんと31日連続真夏日! いやー、暑かった。9月になったらちょっとは涼しくなるかなと思いきや、まだまだ厳し...
モフらずにはいられない!無防備すぎる“たまたま”にメロメロ
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
“我が城”で1ミリも後悔したくない!自宅の間取り注意すべきポイント8つ
 こだわり抜いて設計したはずの夢のマイホームでも、住み始めたら「え、この間取り不便!」とガッカリすることがあるようです。...
「事故物件に住んでるよ」メンタル強すぎでしょ! 鋼の心臓LINE3選
「強さ」にはさまざまありますが、特に鍛えたいのが「メンタル」。心が強ければ、小さなことに悩まず、ピンチもチャンスと捉えて...
買い物と恋愛は似てる? 人はなかなか手に入らない物が好き
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
仏人男性が「仏花」を彼女に贈ってしまった…仏壇に供える花の定義とは?
 少し前にフランス人男性が、お仏壇に供える花束だと知らずに日本人のガールフレンドにプレゼントした話がSNSで話題になって...
自虐戦略に乗っかる? ドンキ新業態「ドミセ」のドすべりはなぜ不発だった
 ドン・キホーテ(以下「ドンキ」)の新業態「ドミセ」が話題です。売れると踏んで売り出したオリジナル商品の中で、目標売上額...
ぐにょっとした虫の感触が恐怖! トラウマ級エピと嫌いを克服する方法
 この季節、頭を悩ませるのが「虫」です。特に虫嫌いの人にとっては、生活するのに支障が出るくらい虫の存在は恐怖そのもの……...