不安的中! 私が出会った「ヤバい新人」。定時前に“勝手に”帰る中条あやみ似の美人社員、その理由は…

中村未来 ライター
更新日:2025-06-03 06:00
投稿日:2025-06-03 06:00

外回りので一緒に歩かないのはなぜ?

 入社以来、目に余る行為が立て続けに起こったにも関わらず、優子さんはM美さんを叱ることはありませんでした。一体なぜなのでしょうか。

「最近の若い子は、叱るとすぐに辞めてしまうと言います。なのでM美さんのことも、叱らずに指導していきたいと思っていたんです。地道にコミュニケーションを取っていけば、いつかわかってくれると思ったんですけどね……」

 そんな我慢強い優子さんでしたが、ついにM美さんに見切りをつける出来事が起きます。二人で営業先を回ったときのことです。

「人と一緒に移動するときって、普通並んで歩きますよね。ところがM美さんは、私の2メートルくらい後ろをついてくるんです。私が歩くスピードを緩めると、M美さんもさらにゆっくりになる。私とコミュニケーションを取る気がないんだなと確信しました

契約終了通告後も、勤務態度は変わらず

 試行錯誤しながらM美さんに指導してきた優子さんでしたが、さすがに呆れ果て、『この子はどうせすぐに辞める』と割り切って接するように。案の定、M美さんは試用期間の3カ月で契約終了となりました。事実上のクビです。

「M美さんが仕事をしない・人とコミュニケーションを取る気がない姿は、会社の全員が見ていたので、クビを疑問に思う人はいませんでした。すごいのは、契約終了を言い渡されても、M美さんの勤務態度が何一つ変わらなかったこと。すごいメンタルですよね」

 最後の勤務日、M美さんはいつも通り「お疲れ様です」と言い残し、去っていったそうです。

「今は笑い話ですけど、当時は彼女にかなりのストレスを感じていました。人事には『ビジュアルだけで採用するな』と文句を言いたいです」

 M美さんが現在何をしているかはわかりませんが、婚活がうまくいったことを祈ります。

中村未来
記事一覧
ライター
学生時代からライター業をはじめ、書籍や雑誌、パンフレットなど、ざまざまな媒体で執筆。現在は演劇や美術、漫画など、アートやエンターテイメント関連の取材執筆が中心。ライター業とともに、舞台やラジオなどのシナリオライターとしても活動中。
●個人サイト

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


モフらずにはいられない!無防備すぎる“たまたま”にメロメロ
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
“我が城”で1ミリも後悔したくない!自宅の間取り注意すべきポイント8つ
 こだわり抜いて設計したはずの夢のマイホームでも、住み始めたら「え、この間取り不便!」とガッカリすることがあるようです。...
「事故物件に住んでるよ」メンタル強すぎでしょ! 鋼の心臓LINE3選
「強さ」にはさまざまありますが、特に鍛えたいのが「メンタル」。心が強ければ、小さなことに悩まず、ピンチもチャンスと捉えて...
買い物と恋愛は似てる? 人はなかなか手に入らない物が好き
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
仏人男性が「仏花」を彼女に贈ってしまった…仏壇に供える花の定義とは?
 少し前にフランス人男性が、お仏壇に供える花束だと知らずに日本人のガールフレンドにプレゼントした話がSNSで話題になって...
自虐戦略に乗っかる? ドンキ新業態「ドミセ」のドすべりはなぜ不発だった
 ドン・キホーテ(以下「ドンキ」)の新業態「ドミセ」が話題です。売れると踏んで売り出したオリジナル商品の中で、目標売上額...
ぐにょっとした虫の感触が恐怖! トラウマ級エピと嫌いを克服する方法
 この季節、頭を悩ませるのが「虫」です。特に虫嫌いの人にとっては、生活するのに支障が出るくらい虫の存在は恐怖そのもの……...
猫のたまり場でパチリ! 憧れの茶トラ兄貴の立派な“たまたま”
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
街の「表と裏」 バックヤードからしか見えない風景がある
 人が行き交う華やかな表通りの裏の顔。  すべてがピカピカってわけじゃないけれど、人も街も一面的ではないからね。 ...
子育てしながら“がっつり”働く最適なタイミングは「年長さん」の結論
 ステップファミリー6年目になる占い師ライターtumugiです。私は10代でデキ婚→子ども2人連れて離婚→シングルマザー...
「色の白いは七難隠す」の「七難」は何を指すの?
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や表現、地名など...
お嬢様、「ニーゼルミューカス」って何ですの? 上品すぎる“おLINE”3選
 育ちのいい女性は、言葉遣いも上品ですよね。特に、裕福な家庭のお嬢様は異次元に上品すぎる言葉遣いをしているもの……。  ...
何歳で片付ける? リビングに置いたベビーゲートを撤去した
 5歳と2歳半の子どもを育てています。先日、子どもが生まれてから設置していたベビーゲートをついに撤去した我が家。きっかけ...
ぽっちゃり体型見て妊娠と断言するなんて…ドン引きした「親戚エピ」5選
 非常識な人を見ると「あんな風にはなりたくないな」と距離を置いたりするものですが、非常識なのが親戚となると話は別。身内と...
耳がちょっぴり痛いかも?「世間知らずの大人」がたどる怖~い末路
「自分は世間知らずだな」と最後に思ったのはいつですか? もしも思い出せないくらい昔なら、ちょっと自分の住む世界が狭くなっ...
最後に乗ったのは誰? 観覧車の思い出と窓の中に見えた夢
 最後に観覧車に乗ったのはいつだったろう?  かつては親にせがんだものだけれど、いつの間にか自分がその立場になって...