亡き長嶋茂雄さんの長男一茂は「相続放棄」発言の過去…身内トラブルと《10年以上顔を合わせていない》家族関係
「ミスタープロ野球」巨人軍終身名誉監督の長嶋茂雄さんが3日、肺炎のため亡くなった。89歳。長嶋さんの棺を乗せた車は同日午後1時20分頃、自宅に到着し同乗した長男でタレントの一茂(59)は報道陣に頭を下げた。
この日、自宅にはソフトバンクの王貞治球団会長(85)が弔問に訪れ、一茂は長嶋さんの次女でスポーツキャスターの長島三奈(56)とともに王氏を見送っていたが、SNSでは長嶋さんを追悼する声のほかに聞こえてくるのが、長嶋さんの遺産や相続についてだ。
喪主を務めるのは、かねてより一茂と"不仲説"が報じられていた妹の三奈だからだ。
長嶋さんには、大田区田園調布の自宅や世田谷区の土地、マネジメント会社の「オフィスエヌ」名義の不動産など約20億円の資産があると報じられていた。だが、第一子である一茂はたびたび「相続放棄」を口にしていた。例えば、2017年には、テレビ番組で「(相続は)全部放棄している。もめたくないので。きょうだい4人いるが、すでに3等分だと言っている」と答えている。
「今回、一茂さんの過去の発言が再び注目を集めていますが、法律上は、生前の相続放棄は法的に効力がありません。基本的には、相続の権利は死後に効力が発揮されるので、一茂さんが撤回すれば認められます。また、遺留分は生前放棄できますが、これも法的手続きが必要。果たして、一茂さんが手続きしているのか。長嶋さんの『遺言書』の有無も不明ですが、今でも多額の財産が遺されているはずですから、揉めてもおかしくありません」(相続問題に詳しい税理士)
■関係悪化は「長嶋茂雄」の商標権騒動から?
一茂と、三奈をはじめ長嶋家との関係が悪化したのは、09年6月に長嶋さんの肖像権管理やマネジメントが、三奈が代表を務める「オフィスエヌ」に移行してからとされている。それまでは、一茂の個人事務所が権利をもっていたが、「長嶋茂雄」の名前を商標として出願していたことが明らかに。それに対し、長嶋さんや三奈側が無効を主張していた問題が報じられた。
21年11月25日発売の雑誌『ゲーテ』の連載では、一茂は〈父とは、もう13年会っていない〉〈生きているうちに父と会うことは、もう二度とないだろう。父だけでなく、妹達や弟とも10年以上顔を合わせていないし、連絡もとっていない〉などと綴っている。
家族とは距離を置いていたようだが……。
「一茂さんは不動産や株式投資をしているほか、初期投資6000万円かけて東京・麻布十番の会員制バーを経営していたほど経済的に成功しています。ハワイの別荘と日本と行き来しながら、タレントとしては複数のレギュラー番組を抱える売れっ子でもあります。ただ、このバーはオープンからわずか1年で閉店していますし、飲食業は苦戦しています。とはいえ、経済的に困っているわけでもなく、複数の番組で『相続放棄』を口にしていましたから、遺産で揉めたくない想いは強いのでしょう。もっとも、先の連載では〈日本中の長嶋茂雄ファンのなかで、僕こそが一番の長嶋茂雄ファンだ〉とも語られていましたから、絶縁といわれた中でも父親を尊敬していたことが伝わります」(女性誌編集者)
三奈とは久々の再会だったのだろうか。今後の家族関係にも注目が集まりそうだ。
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長嶋一茂といえば、自宅の壁に“落書き”された騒動が有名だが、その原因は江角マキコだったことは今も記憶に新しい。関連記事【こちらに読む】“馬鹿バカ息子”落書き騒動から続く江角マキコのお騒がせ遍歴…今度は息子の母校と訴訟沙汰…では、江角マキコのお騒がせぶりについて伝えている。
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