更新日:2025-06-14 06:00
投稿日:2025-06-14 06:00
男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人差があります。ひとつの出来事への解釈や目的が、男性と女性では異なる場合もしばしば。男性と女性では、夫婦のあり方への認識が大きく異なる場合も少なくありません。
魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様分析を得意とする並木まきが、そんな男女の“冷酷” と“激情”のあいだを垣間見るエピソードをお届けします。
魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様分析を得意とする並木まきが、そんな男女の“冷酷” と“激情”のあいだを垣間見るエピソードをお届けします。
39歳、夜職に戻りたい
優香さん(仮名)は、結婚7年目の39歳。10歳年上である夫のユウジロウさん(仮名)との出会いは、優香さんがアルバイトをしていた夜のお店です。
ユウジロウさんと交際スタートをきっかけに夜のアルバイトは辞めて、それ以来ずっと昼間の仕事をしてきた、優香さん。ところが今になって夜の仕事に復帰したいと考えています。
「その理由は、ズバリお金です。ユウジロウは地元密着型の中小企業で役員をしていて、まあまあのお給料をもらっています。それでも最近の物価高でずっと節約生活をしてきて、もうぶっちゃけ節約には飽きました。
しかもウチには子どももいるから、これからまだ教育費がかかると考えると、気分は暗くなる一方です。それなら私が時給のいい仕事に就いて、世帯収入を上げるしかないんですよ」
夫は一瞬で却下
優香さんは、実年齢よりも5歳ほど若く見られることが多く、「40歳手前だけど着飾れば、そこそこイケると思います!」と胸を張ります。
しかし、その計画を夫は「夜の仕事だけは、絶対にダメ」と一瞬で却下。
「でもね、今の私の仕事じゃあ稼げる額なんて、タカが知れています。だから暮らしを楽にするためには、高時給の仕事をするしかないんですよ。
夫は夫で頑張っているのはわかっています。だから、夫に休みの日を潰してまで、バイトしてなんて言いたくない。だけど今の収入じゃ、やっぱり限界なんですよ。それなのに、夫は絶対にダメ! の一点張りで…」
困惑している優香さんに対し、夫は子どもへの影響や近所の目、さらにはせっかく良好な両実家との関係が崩れるリスクなどを理由に、首を縦に振りません。
ラブ 新着一覧
ファッションに対する男女の感覚は、少し違うようです。女性側がどんなに可愛いと思って着ていても、男性側は引いている……な...
男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
「冷酷と激情のあいだvol.82〜女性編〜」では、新婚早々のセックスレスに真剣に悩む妻・瑞季さん(仮名・34歳女性)の苦...
誰だって、浮気しない彼氏と付き合いたいものです。でも、現実は理想と違って、交際後に裏切られて傷つけられた経験がある人も...
恋愛をしている人の中には、相手が既婚者でいわゆる「不倫」と呼ばれる関係にどっぷりはまっている人もいるでしょう。「いけな...
押しが強くて手が早い……。そんな“やんちゃ”な印象のある肉食系男性ですが、男らしい一面や女性を楽しませる方法を知ってい...
ホストクラブのホストが女性客に好意があるかのように振る舞い、彼氏だと錯覚させることを色恋営業といいます。コロナ禍以降、...
昔、好きだったあの人が忘れられない……。そんな恋愛経験がある女性は多いようです。でもそれって、今の恋愛と比較してしまう...
涼香(リョウカ)と言います。銀座で長らくお仕事をさせていただいています。といって、接客型のクラブではなく、カウンター越...
違う価値観の男女が付き合うと、お互いに言いたいことが溜まってしまう場合もあるでしょう。でも、それを2人で話し合って相手...
今まで付き合ってきた恋人に対して、どういう風に接してきましたか? 嫌われないようにパートナーの言うことを聞いてしまった...
男性に言われると、思わず胸キュンしてしまうセリフってありますよね♡ でも、同じように男性にも、女性に言われると胸キュン...
男性に好印象を与えられる女性は、とても素敵ですよね。でも、「いい人止まり」のままでは、いつまで経っても恋愛に発展できま...
交際をはじめてから一定の期間を過ぎると訪れるとされる「倦怠期」は、多くのカップルを不安にさせる厄介なもの。倦怠期を迎え...
結婚を前提に付き合う場合、どのくらいの期間が必要なのでしょうか? もちろん、カップルによって結婚するまでの期間は違いま...
30代女性の中には、「昔と比べて、恋愛に対する価値観が変わってきた」と感じている人も多いのではないでしょうか? 実はそ...