キンプリ永瀬廉が大阪学芸高から日出高校に転校することになった家庭事情 大学は明治学院に進学

更新日:2025-06-26 17:03
投稿日:2025-06-26 17:00

【あの有名人の意外な学歴】#14

 永瀬廉(King & Prince/26歳)

  ◇  ◇  ◇

「超美男子が集まる」と評判の学校があった。「スポーツ・芸能コース」を擁する私立日出高校(現目黒日本大学高校)だ。現在、同コースは全日制では募集を停止し、通信制のみとなっている。

「日出といえば、堀越と並ぶタレント学校として認知されてきましたが、かつては山口百恵や仲間由紀恵ら、女性芸能人しかいなかった」と話すのは芸能プロダクションの元幹部。日出高校が男子生徒を採り始めたのは2005年から。それまでは女子校だった。「共学化してからはイケメンランキングの上位にくるような男性芸能人やその卵がやたらと目立つようになった」(同)という。

 竹内涼真、福士蒼汰、吉沢亮、横浜流星、北村匠海……。挙げだしたらきりがないほど、誰もが納得のハンサムぞろいなのだ。そしてもう一人、在学したのは1年間だけだが、忘れてはならないイケメンがいる。「全角度国宝級」と称されるKing & Prince(キンプリ)の永瀬廉(26)である。21年度前期の朝の連ドラ「おかえりモネ」でヒロイン(清原果耶)の幼馴染みを演じると、どこか哀愁が漂う表情に、ティーンエージャーだけでなく、中高年の女性ファンが一気に増えた。

 永瀬が旧ジャニーズ事務所(現STARTO ENTERTAINMENT)に入所したのは大阪の公立中学に入学する直前。母親が内緒で履歴書を送り、渋々オーディションを受けると合格してしまった。関西ジャニーズJr.やなにわ皇子として活動。高校は特技コースのある私立大阪学芸に進学した。「関西の堀越」ともいわれ、芸能人やスポーツ選手を数多く受け入れてきた。パリ五輪のブレイキンで4位に入賞したShigekix(半井重幸)も同校の出身だ。

■中島健人から勧められて

 東京の学校に転校することになったのは「旧ジャニーズの事情と思われがちだが、それは違う」と話すのは同事務所にくわしい芸能記者。キンプリの前身のMr.King vs Mr.Princeが結成されたのは永瀬が高校2年の6月。

「キンプリのデビューを切望し平野紫耀(現Number_i)らとジャニー喜多川社長(当時)に直談判する。本気度を見せるために上京してきたとの見方もあった」

 実際の理由は家庭の事情。父親が東京に転勤になり、家族全員で引っ越すことになったのだ。

「東京生まれですが、父は転勤が多く、永瀬は幼い頃、北海道にも住んでいる。その後、大阪に移り、再び東京に来ることになった。たまたまキンプリのデビュー前後と時期が重なったというのが真相です」(同記者)

 大学は明治学院大社会学部に進んだ。同学部出身でtimelesz(元Sexy Zone)のメンバーだった中島健人から勧められたのがきっかけだ。「明治学院は朝日新聞の全面広告で中島さんのインタビューを載せたこともある。旧ジャニーズのタレントは中島さんや永瀬さん以外にも何人もいて良好な関係を築いていた」と同大関係者は証言する。

 中島は5年で卒業。永瀬はそれを上回る6年半かかって一昨年秋に卒業した。同大の9月卒業制度を使ってのものだ。卒論のテーマは「人が応援するという心理」だった。

(田中幾太郎/ジャーナリスト)

エンタメ 新着一覧


シン・スズ子誕生!タナケンに「面白いね」と言わしめたヒロインの魅力
 喜劇「舞台よ! 踊れ!」の幕が上がる。タナケン(生瀬勝久)に稽古ですべてを受け止めると言われたとおり、スズ子(趣里)は...
桧山珠美 2024-01-19 14:45 エンタメ
タナケン(生瀬勝久)の決め言葉、「どうだろうね」に込められた真意
 スズ子(趣里)は、不安を抱えたまま喜劇王・タナケン(生瀬勝久)との舞台稽古を続けていた。  なんとかしようと、ス...
桧山珠美 2024-01-22 15:16 エンタメ
ブギウギ新章、タナケン役生瀬勝久の“顔芸”と「3枚の張り紙」が見もの
 小夜(富田望生)が付き人をやめると言って姿を消してから3カ月、愛助(水上恒司)は大学を卒業し、村山興業で働き始める。 ...
桧山珠美 2024-01-17 15:49 エンタメ
5年ぶり「おっさんずラブ」にコレジャナイ感?それでもいいと思うところ
 あの「おっさんずラブ」が5年ぶりに帰ってきました。2018年4月期にスタートした同作は、ピュア過ぎるおっさんたちの恋愛...
小夜(富田望生)の食い意地は国境を越えた!愛か、餌付けされただけか
 復学した愛助(水上恒司)は、スズ子の公演に触発され、いっそう勉学に励んでいた。  そして、公演が再開して以来、ス...
桧山珠美 2024-01-12 16:05 エンタメ
任侠ドラマ出演の高岡蒼佑様…小栗旬&芸能界批判に“かわいいチワワ”か!
 アウトローな役柄などで人気を博していた元俳優の高岡蒼佑。役者引退宣言をしていたものの、今年2月にリリースされる任侠ドラ...
堺屋大地 2024-01-11 06:00 エンタメ
朝ドラ名物の闇市、小夜の食い意地はタダモノじゃねえ!
 戦争が終わって3カ月、世の中の混乱は続き、スズ子(趣里)たちは未だ公演ができずにいた。  愛助(水上恒司)の病状...
桧山珠美 2024-01-09 14:50 エンタメ
歯に衣着せぬ小夜のキャラを生かしたブギウギ流「玉音放送」シーン
 終戦の日。スズ子(趣里)たちは巡業先の富山で玉音放送を聞く。りつ子(菊地凛子)は慰問先の鹿児島で敗戦を知る。  ...
桧山珠美 2024-01-08 15:50 エンタメ
原作は4コマ漫画! 名作“ぎぼむす”のイケメントリオを味わい尽くそう
 新年あけましておめでとうございます。  例年であれば、大晦日は「ジャニーズカウントダウンライブ」で年越しするので...
特攻隊の前で「別れのブルース」、過去の“淡谷のり子物語”と異なる描き方
 1945年、日本の戦況はますます悪くなっていた。富山に慰問に来ているスズ子(趣里)は、女中の静枝(曽我廼家いろは)の話...
桧山珠美 2024-01-05 14:00 エンタメ
制作費の都合?「夜来香ラプソディ」音楽会シーンなしは残念すぎる
 上海の羽鳥善一(草彅剛)は、音楽会の準備を進めていた。羽鳥は、黎錦光(浩歌)が作曲した「夜来香」にブギを取り入れた音楽...
桧山珠美 2024-01-04 17:50 エンタメ
【2023年人気記事】マッチ様は逃げ上手と無責任のプロだった
【「残念プロフェッショナル」の流儀】  2023年も「コクハク」をご覧いただき、誠にありがとうございました。反響の大き...
堺屋大地 2024-01-02 11:44 エンタメ
辻希美&杉浦太陽はニベアのCM…仲良しラブラブ芸能人夫婦はお金を生む
 元モーニング娘。のなかで1番の勝ち組は、やっぱり辻ちゃん(辻希美)でしょう。  先日も元モー娘。の中澤裕子、保田...
スズ子と愛助の無償の愛、平和ボケの今とは違って生きるも愛するも命がけ
 東京に戻ったスズ子(趣里)は、空襲で一面ががれきになっている惨状を目の当たりにする。  スズ子が三鷹の家に戻ると...
桧山珠美 2023-12-28 14:10 エンタメ
東京大空襲、愛し合うスズ子と愛助の運命は…金曜放送回を前におさらい
 トミ(小雪)の許しが出て、山下(近藤芳正)が正式に楽団のマネージャーとして加わることになった。  スズ子(趣里)...
桧山珠美 2023-12-27 17:40 エンタメ