「大阪万博」開幕から2カ月、どうなった? 変化した5つの常識。インパク、わんぱく…ファン専門用語も解説

小政りょう ライター
更新日:2025-07-01 11:50
投稿日:2025-07-01 11:50

万博開催から2カ月。状況も変化した

 4月13日に大阪・夢洲で開幕し、連日にぎわいを見せている大阪・関西万博。累計入場者数も900万人を突破し(6月23日現在)、1000万人突破も時間の問題となってきています。

 万博が盛り上がるにつれてレポや記事が増え、十分な情報に満たされている昨今--しかし、入場者数が増え、様々な声が上がったことにより、運用やルール、状況も変わり、開幕当初のレポや、裏ワザや情報などが、現在はすでに使い物になっていない状態だといいます。

 類にもれず、開幕当初に訪れ、レポした筆者ですが、改めて幾度か来場したところ、その変貌にびっくりすることがしばしばありました。開幕から3カ月……大阪万博の雰囲気や常識は果たしてどのように変わったのでしょうか?

【関連記事】エラーだらけにグッタリ…「並ばない万博」は苦難の連続でした。大阪万博と格闘した半年間【事前準備編】

変わった常識《1》

【前】公式の情報が全て! ネットやSNSは不確かな情報ばかり?

【今】公式情報は正しいがわかりにくい。リアルで使える口コミが最強!

 開幕前や開幕直後は、万博開催反対派や扇動されたアンチが多かったこともあり、SNSでは大げさでネガティブな情報が散見されていました。

 万博を楽しみにしている勢は、SNSに惑わされずに主に公式ホームページやアプリで主に情報を入手していたものの、それらは内容が具体的ではなく、煩雑で知りたい情報にリーチすることがとても困難でした。

 結果、公式のつかえなさにしびれを切らした一般の有志が、わかりやすい万博の地図を作製し配布したり、各パビリオンの待ち時間のリアルタイムでのまとめサイトを作成することに……。生の声が集まったDiscordの万博情報も必須な情報源で、なくてはならないものになっています。

 決まりや運用が日々変化し、多くの企業や自治体、国の出店者がいて、それぞれのお国柄や独自のやり方で動いているところがある関係上、すべてを一括に運営がまとめるのは困難であることが万博ファンの中で理解できた今、現地で参加している方々の口コミ情報の方が精度が高く重要になってきています。

変わった常識《2》

【前】入場は西ゲート、端末機を使えばラクに周れる、裏ワザを使いこなせ!

【今】ルールは刻々と変化。徐々にルールやバグもアップデートしている

 開幕当初は、電車でリーチができない(バスやタクシー、船のみ)西ゲートが混雑も少なく、早く入れるという噂があり、実際にそうでした。

 しかし、コスモスクエア駅などの近隣の駅からタクシーを利用してアクセスする人が増えて来たり、(募集をし、相乗りなどで来る方も!)東ゲートからの徒歩ルートもできたりと、東ゲートと同様の混雑をするようになりました。

 西ゲートからは、最大5時間待ちがあるというイタリア館や、運が良くなければ並ぶこともできないというサウジアラビア館のレストランにも近く、朝イチ入場を狙う人も多いことも多くなったことも要因です。

 また開幕当初、まことしやかに「当日スマホで予約するより前に端末機で予約すれば、スマホ分と合わせて2枠予約できる」という裏ワザがささやかれていましたがそのバグも解消された模様です。

 運営側もトライ&エラーを繰り返しながら、日々運用を変えてきています。まめに情報を得ていなければ、すでに来場しているものでも戸惑うことが、ザラにあります。

小政りょう
記事一覧
ライター
映画・テレビの制作会社等に出入りもするライター。趣味は陸上競技観戦

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


「ミスっても死なない!」優柔不断とおさらばする“前向きマインド”5つ
「優柔不断な性格を直したい…」「いつもクヨクヨ悩んでしまう」こんな悩みを抱えている優柔不断な方、集合! 優柔不断を改善す...
“神たま”のそば、羨ましいでしょ? 進むたび揺れる「にゃんたま」をソッと撮るお仕事です
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
わかるけど…LINEの「疲れた」アピールにウンザリ。愚痴って対応に困るんです!
 何気なくする“疲れたアピール”は、ときに人を困らせてしまうもの。相手に遠慮や我慢をさせてしまったり、無理させたりする場...
仕事一筋の私が『対岸の家事』詩穂に共感した理由。くだらない「専業主婦vsワーママ」対立してる場合じゃない
 多部未華子さん主演のドラマ『対岸の家事』が6月3日に最終回を迎えた。毎回放送されるたびに話題になり、SNSを中心に視聴...
ストゼロでも消えない死への恐怖。介護に離婚…友人それぞれが歩む人生に救われた夜。人が最後に行きつく先は
 学生時代から今に至るまで赤羽に20年住む百恵。非正規雇用、独身だが、行きつけのスナックが居場所となり、不自由なく暮らし...
48歳、乳がん検診の「要精密検査」に衝撃。独居暮らし男の孤独死に重なる…誰にも看取られない恐怖
 学生時代から今に至るまで赤羽に20年住む百恵。非正規雇用、独身だが、行きつけのスナックが居場所となり、不自由なく暮らし...
40代は“知人の訃報”がくる年齢だ。憎んだ男の「死亡通知書」で20年ぶりに集う同級生、独身の私はどう映る?
 板チョコのような重い扉を百恵が開けると、真っ赤な口紅を施したママさんがいつものように明るく出迎えてくれた。 「い...
「20年モノのフライパン」がかっこいい? 貧乏戦線に異状あり!
 コミックや書籍など数々の表紙デザインを手がけてきた元・装丁デザイナーの山口明さん(64)。多忙な現役時代を経て、56歳...
お酒の席の“あのルール”に物申したい! グラスに注ぐベストタイミングは…
 働く側としても、お客さんとしても大好きなスナック。今後も良いところをどんどん書いていければと思っているのですが、今回は...
若者が『めおと日和』の“昭和な恋愛”に胸キュンするのは何故? タイパ重視じゃないもどかしさ
 アラフィフ独女ライターのmirae.です。前回のコラムでは、「50代の恋愛にときめきは必要なのか?」というテーマについ...
婚活に介護…もう頑張れない。アラフォー女性が抱えがちな問題、6つのケースを聞いた
 今回ご紹介するのは、アラフォー女性の悲鳴。「もう頑張れない」と思っていることを教えてもらいました。同じ悩みを抱えている...
怒った中年の顔は「ブス」だと知った。更年期世代がイラついた時にするべき大事なアレ
 女性なら誰でも通る茨の道、更年期。今、まさに更年期障害進行形の小林久乃さんが、自らの身に起きた症状や、40代から始まっ...
ゴロンする一瞬♡ 奇跡のモフモフ“にゃんたま”とプニプニ頬っぺが尊すぎる
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
「現金がよかった」ってそりゃないよ~!『母の日』のガッカリエピソード
 日頃の感謝を伝えるために贈った母の日のプレゼント。なのに微妙〜な反応をされたら悲しいですよね。今回はそんな“母の日のガ...
女性の「理想の顔」ランキングが発表。石原さとみや新垣結衣を抜いた第1位は、上品なイメージのあの女優!
 もしも憧れの芸能人の顔に近づけるとしたら……あなたは誰を「理想」だと感じますか?
好きならやってよ…って、それ「やりがい搾取」されてない? 職場で警戒したい言葉5つ
 ここ数年でよく見聞きするようになった「やりがい搾取」。仕事や日常生活で相手のやる気を利用して低賃金で働かせるような言動...