ゲフッ…炭酸でむせるのは“老い”のせいか。ついに来た「更年期の地雷」はそこかしこに。麺のむせはどうする?

小林久乃 コラムニスト・編集者
更新日:2025-07-02 11:50
投稿日:2025-07-02 11:50

更年期の地雷はそこかしこに

 更年期におけるむせ、とは喉や気道の粘膜がホルモン低下によって、乾燥して起こるらしい。他にも舌や喉の筋肉力の低下など、私たちの知らないところで、体は着々と更年期プロジェクトを進めている。これは更年期でもあり、老化。一度下がった機能は回復せず、一生このままだとか。私たちは何かを飲むたびに細心の注意をはらって、むせ防止に取り組まなければならない。

 飲み物も怖いけれど、同じような行為で気をつけなくてはいけないのが、麺のすすり。SNSで流れてきた動画では外国人観光客が「ススルオトガウルサイヨ!」と言っていたが、それなら食べなければいい話し。私たち日本人はすすってナンボ、すすってこそ粋なのよ。

 現時点では麺によるむせには出会っていない。「むせるかも」と恐怖感が先立ち、ゆっくりと口に運ぶ癖がついた。本来、蕎麦は江戸時代あたりから忙しい商人たちがサクッと、チュルッと食べられるファストフードとして親しまれている。その作法に習っているのか、松たか子さんの蕎麦をすするスピードの速さは一級品らしい。松ファンとしてはそうしたいところだが、麺でむせた場合の大惨事を想像すると、やはり無理。隣にパートナーがいて「大丈夫?」とフォローしてくれるならいいけれど、麺はほぼ一人で食べる。ちなみに自宅で食べるカップラーメンはむせ放題だ。

 これから冷や麺が本格的な季節。むせだけにはご注意を。更年期の地雷とはどこに潜んでいるのか分からないから。

小林久乃
記事一覧
コラムニスト・編集者
出版社勤務後、独立。2019年「結婚してもしなくてもうるわしきかな人生」にてデビュー。最新刊はドラマオタクの知識を活かした「ベスト・オブ・平成ドラマ!」(青春出版社刊)。現在はエッセイ、コラムの執筆、各メディアの構成と編集、プロモーション業が主な仕事。正々堂々の独身。最新情報は公式HP

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


ポロリ5秒前の“たまたま”♪ にゃんたまの演出?それとも素?
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
秋と冬の足音が聞こえた! 2022.10.5(水)
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
自律神経の乱れに!グリーンハーブ活用&簡単ブーケの作り方
 気がつけば甘くさわやかな香りが漂う季節になりました。香りのもとをたどって見渡せば、大木全体に黄金色の金木犀の花がビッチ...
嗚呼20代に戻りたい…若い頃にやっておけばよかったこと3選
「20代にタイムスリップできるなら、やりたいことは何ですか?」  こんな問いに、あなたならどう答えるでしょうか。30代...
酒天国! TSUTAYA田町駅前店シェアラウンジ 2022.10.4(火)
 思えばスーパーの屋上や、モンテローザ系列の居酒屋やらお得な「飲み放題」のうわさを聞きつけては、飲み散らかしてきました。...
会いたいにゃ!恋する“たまたま”は気分も尻尾も上がっちゃう
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
「マッスルスナック」潜入ルポ!推し活未経験女がまんまと…
 世間は、空前の推し活ブーム。特に女性の推し活は、リアルでもSNSでもシェアしやすい風潮も広がっていて、推しを目の前に女...
海外はもう古い!? 新婚旅行を国内にする4つの大きなメリット
 新婚旅行の定番といえば、海外のリゾート地を思い浮かべる人も多いでしょう。でも実は今、コロナ禍の影響もあり、国内での新婚...
「怒らない女」の謎メンタル その“正体”はレベチすぎた!
 あんまり怒らない人、みなさんの周りにはいますか? 8割の人間が怒るようなことが起きても、どこか涼しい顔でサラッと流す人...
美少年にゃんこの品性と“たまたま”のワイルドさにキュン♡
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
メルカリで“コピー品”を買ってしまった…? 2022.9.29(木)
 不要になった物を出品したり、探していた物を購入したり。上手に活用すれば便利で楽しく使えるメルカリですが、基本的には個人...
ワレモコウって漢字で書くと? “超絶短い秋”をおセンチに♡
 すっかりあやふやになった日本の四季。特に春と秋はメッチャ曖昧になってきたなぁと感じる今日この頃。極端な話、体感できる秋...
“たまたま”君の気になる恋の行方!すれ違いざまに猛アピール
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
インフルエンサーの案件自慢にモヤっとするのはバカバカしい
 SNS上に“生息”するインフルエンサーっぽい人たち。何かと自慢が多く、心の奥でなんだかモヤモヤする……。そんな時の対処...
脱ボトルなるか「詰め替えそのまま」の実力 2022.9.25(日)
 ずっと気になっているけれど、値段がネックとなって購入するのを躊躇していたものが、コレ。「詰め替えそのまま」です。シャン...
デキる大人が警告! 自信のない人が直すべきは“時間の浪費癖”
 自信がつくためには、あとどのくらい頑張ればいいんだろう? 最近そんなことをよく考えます。時間がかかるのは分かっているの...