永野芽郁の"二股不倫自爆"で漁夫の利を得た奈緒 CMランキングの激変の中で躍進の様相
“2025上半期タレントCM起用社数ランキング”が1日、メディアの調査・分析を行うニホンモニターから発表された。川口春奈(30)と芦田愛菜(21)の熾烈なCM女王争いに注目が集まっていたが、川口と1社差で3年ぶりにCM女王に返り咲いたのは芦田。
広告業界のもう一つの注目はスキャンダルが公になった橋本環奈(26)と永野芽郁(25)の起用社数の変化だ。パワハラ疑惑報道の影響で“起用社数の半減”の声も出ていた橋本だが、滑り落ちたのはわずか3社にとどまった。
「橋本のスポンサーから降りたクライアントは、不動産仲介業や電子書籍配信会社といった、スキャンダルがビジネスに直結する企業だけでした。でもこれを“消費者はそんなに気にしていないのでは”と、楽観視するのは早計でしょう。クライアントの“ハシカン離れ”が加速するのはむしろこれからで、今年末には起用社が1桁、ランキングもトップ10落ちは避けられないでしょう。パワハラ疑惑の影響なのか、4月期の主演連続ドラマの視聴率も伸びなかったとなれば、新たなクライアント離れも出てくるかもしれません」(広告関係者)
“ブラックに近いグレー”な現状の永野芽郁
今年4月に二股不倫疑惑報道があった永野芽郁は、CMが放送中止になったり、動画が全て削除されるなど最悪の結果となったわけだが、ランキングを見る限り、起用社数はかろうじて8社となっている。半年前のランキングと比べてみると、味の素、P&G、サントリーといったナショナルクライアントが抜け落ちているのがわかる。橋本と同様に、滑り落ちたのはわずか3社だけだったが、他のクライアントも“ブラックに近いグレー”な現状が続いており、こちらも年末にはほぼゼロに向かうことになるだろう。
気になるのは“ポスト川口春奈の最右翼”とも言われた永野が自爆したことで漁夫の利を得た女優やタレントだ。「クノール・カップスープ」の新たな顔となった河合優実(24)や、1人でプロモーションを展開するようになった「SK-Ⅱ」の綾瀬はるか(40)の出稿量は確かに増えた気もするが、広告業界の人間に言わせると、「今回のランキングで8位に入った奈緒(30)でしょうか……追い風が吹いている気がします」という。
「例えば、奈緒が『ディアボーテ』、永野が『いち髪』という2トップでプロモーション展開をもくろんでいたクラシエの戦略は奈緒ひとりの露出になりましたし、奈緒と永野のそれぞれの物語でプロモーション展開をしようとしていたサントリー緑茶『伊右衛門』も、奈緒の“おかえり……”のセリフが極上に癒やされると脚光を浴びています。所属事務所も、“勢いに乗れ”とばかり、新たなクライアント獲得に積極的なようで、年末に向け起用社数は増えると噂されています」(広告関係者)
思わぬ人気者の後退で、混迷を極めるCM女王争い。今年末はどんな構図となっているのだろうか。
(芋澤貞雄/芸能ジャーナリスト)
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