もう一つ大事なことは、議論すること
もう一つ大事なことは、夫と「議論すること」です。「なんで不倫したの?」と怒るのではなく冷静に聞くことです。「何があったの?」と尋ねるだけで、男性は意外と素直に本音を話すもの。
「ごめん、寂しかった」「夫婦生活がなかったから」とかそんな軽い理由だったとしても、それを知るだけで「そういうことだったのか」と納得できる部分が生まれるかもしれません。
許せない気持ちが癒えなくても、すぐに離婚するのではなくまずは「優位に立った生活」を送ることです。夫に買い物を頼み、家事もしてもらい、色々とお願いしてみる。それであなたが満たされるならそれも立派な夫婦の再構築です。もし夫が出て行ったらそれまでのこと。改心したらまた家族を築き直せばいいじゃないですか。
重要なのは、別れる前に徹底的に相手とやりあわないと本当に納得できる離婚にはならないということなんです。これをやらずに感情だけで離婚してしまう人がとても多い。
相手と向き合い、話し合って、議論して十分やり抜いて、それでもダメだったときに初めて胸を張って離婚すればいいのです。そうすれば、あとから「あのときはバカだった」と後悔することもありません。
夫婦というのは、やり合って、ぶつかって、信頼を積み上げていくものです。最初の裏切りに固執してすぐに関係を断ち切るのは簡単ですが、まずは2〜3年向き合ってください。相手をやっつけるのではありません。
文句を言い、あれこれと要求し、それでもまだお互いに隣にいられるなら、きっと相手を許して笑い合える夫婦になる日が来ます。
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