国分太一だけでない旧ジャニーズのモラル低下…乱交パーティーや大麻疑惑も葬り去られた過去

更新日:2025-07-15 17:03
投稿日:2025-07-15 17:00

 解散の引き金を引いたのが“好青年キャラ”国分太一(50)という皮肉な結末を迎えたのが、人気グループ「TOKIO」。複数のコンプライアンス違反を理由に、日本テレビ系の人気バラエティー番組「ザ!鉄腕!DASH!!」を降板させられ、無期限活動停止を発表してから、1カ月が過ぎようとしている。国分はパワハラ的言動のほか、女性スタッフなどへのセクハラ行為が報じられているが、釈明会見を開くことなく、沈黙したままだ。

 だが、旧ジャニーズ事務所のタレントについて、著しいモラルの低下ぶりが複数にわたり報じられながらも黙殺されてきた過去がある。その一つが1999年の“TBS乱交パーティー”だろう。

「写真週刊誌『FLASH』や月刊誌『噂の真相』などが、渋谷区内のマンションで行われた乱交パーティーの様子を報じました。TBSの現役男性アナウンサーがパンツを下した写真が流出し、バラエティー番組の女性アシスタントのタレントの卵たちが接待要員だったことが報じられ、出演者が降板する騒動に発展。旧ジャニーズ事務所のほか、大手事務所のタレントたちが参加していたと報じられ、その中にはTOKIOのメンバーも含まれていました。しかし、ワイドショーや大手紙はスルーしたことで、おとがめなし。マスコミの集中砲火を浴びたのは、当時、弱小事務所に所属していたいしだ壱成だけでした」(芸能ライター)

 現在のテレビを取り巻く性加害やセクハラトラブルの原点とも言える出来事だが、2026年に活動を休止する「嵐」のメンバーの乱痴気騒ぎも報じられている。

 08年7月発売の「週刊現代」に掲載されたのが、「『嵐』大野智 『大麻で3P』」というショッキングな記事だ。しかし、当時、絶大な権力を維持していたジャニーズ事務所は「事実無根」と反論し、記事はうやむやのまま闇に葬り去られてしまった。

■非業の死を遂げたAV女優の存在

 実は当時、筆者の元にも同じ写真が持ち込まれたことがあった。ある芸能プロモーターが大手事務所の幹部の意向から各方面に写真が持ち込まれたため、“ジャニーズ潰し”の意図が見え隠れしていた。写真の所有者であるAV女優にインタビューする条件で、筆者は写真を預かったが、インタビュー前に彼女は非業の死を遂げてしまった。

「昨年11月にXで大物タレントが“大麻で逮捕”という情報が流れ、一部が過去に大麻疑惑のあった大野だと名指しでポストしたものの、当時、株式会社嵐の代表取締役で弁護士の四宮隆史氏がそれをデマだと否定しています。いずれにしても、中居正広氏の女性トラブル問題や今回の国分のパワハラ、セクハラ疑惑は、ジャニー喜多川氏の性加害問題が発覚する以前、タレントへの教育や監視がまったく行われておらず、野放しにしていた結果だといえるでしょう。ジャニーズが権勢を誇っていた時代は疑惑が報じられても、テレビ局などに圧力をかけて闇に葬り去る中で、タレントたちのモラルは破綻していたといってもいいでしょう」(前出・芸能ライター) 

 藤島ジュリー景子氏が7月18日に新潮社から半生本を出版するが、創業者一族のジュリー氏の責任が改めて問われるだろう。

(本多圭/芸能ジャーナリスト)

  ◇  ◇  ◇

 一体、テレビ業界の闇はどこまで深いのか。関連記事【もっと読む】TOKIO解散劇のウラでリーダー城島茂の「キナ臭い話」に再注目も真相は闇の中へ…では、さらなる闇の広がりについて伝えている。

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