27歳女優が“猫”ブームに思うこと。保護猫活動を通して感じた「命」に対する決意

望月ふみ
更新日:2025-07-18 11:45
投稿日:2025-07-18 11:45

 配信ドラマ『全裸監督』やロングランヒットを記録した主演映画『MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない』、朝ドラ『虎に翼』での調査官・音羽綾子役などで知られる俳優の円井わんさん(27歳)。今年後期の『ばけばけ』への出演も決まり、現在はサスペンス映画『逆火』が公開中です。

 そんな円井さんは、2匹の猫ウラン&ルイと暮らす猫好き。さらに保護猫活動もしています。お笑いコンビ「さらば青春の光」の事務所(ザ・森東)の看板猫“専務”も、実は円井さんが縁を結んだことで知られている円井さんに、お話を伺いました。

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保護猫を迎え入れるために朝5時までバイト

――上京後、一人暮らしをしているときに、俳優の仕事をしながら猫を迎え入れるために頑張って環境を整えたそうですね。

はい。バイトをめっちゃして引っ越しました。猫のために頑張りましたよ。俳優の仕事が入っているときはもちろんそれをやって、休みの日にはバイトを朝の5時までやってました。ものすごく生活が不規則でしたけど、猫との生活にはお金がかかるだろうし。どうしても「この子を引き取らなきゃ!」と思ったので。

――この子をというのは。

東京に来てから数年後の2019年ごろに、知り合いから「捨て猫がいる」と連絡が来たんです。捨て猫の3姉妹がいて、長女猫は引取り手が決まっていました。次女と三女のどちらかをということだったのですが、みんなからは人懐こかった次女を勧められました。

でもこちらのことはお構いなしに上に行って寝てしまっていた三女を見て「この子だ、この子に決めた!」と思ったんです。そこから引き取るまでに少し時間があったので、とりあえずバイトをしようとめちゃくちゃ頑張りました。その子がウランで、いまは2匹目のルイもいます。

望月ふみ
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70年代生まれのライター(ときどき撮影)。映画やドラマ、タレント本などのエンタメ関連記事を執筆。現在はインタビューが中心で、月に20本ほど取材。ねこ検定上級、2級愛玩動物飼養管理士取得と愛猫家街道をばく進中。

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