「あんぱん」のぶと嵩のラブコメから一転、ホラー! 登美子、怖すぎです。なぜ家を知っている…?

桧山珠美 TVコラムニスト
更新日:2025-07-28 12:46
投稿日:2025-07-28 12:46

第18週「ふたりしてあるく 今がしあわせ」#86

 お互いの気持ちを確かめ合ったのぶ(今田美桜)と嵩(北村匠海)。あれから3か月後、のぶは鉄子(戸田恵子)の選挙運動で高知を訪れる。しかし、嵩と会話できたのはほんの一瞬だった。

 鉄子が再選を果たし、それからしばらくしたある日。八木(妻夫木聡)と話していたのぶの前に嵩が現れる。嵩は新聞社を辞めて上京したのだった。

【こちらもどうぞ】「あんぱん」のぶの“嵩の二倍好き”に見える負けず嫌いっぷり…。ノロケを聞く八木、いい人すぎるよ!

【本日のツボ】

「出たなー、おじゃま虫!」嵩の母・登美子、襲来。

 ※※以下、ネタバレあります※※

 先週、公衆の面前で情熱的な抱擁をし、「嵩の二倍、嵩のことが好きや!」などと、「あんぱん」史上最高の盛り上がりをみせていた2人でしたが、あの後、どうなったのでしょう。そのままお別れするなど、あり得ないのでは、と思ってしまうのは、見ているこちらに邪な心があるからです。

 のぶはともかく(!?)、「たっすいがー」な嵩なので何事もなく、そして、遠距離恋愛に突入という理解で合っていますでしょうか? そうですか。合っていますか。 

 週の始まりで、いきなり「あれから3か月」などと、肝心なところをうやむやにされてしまい、モヤモヤしましたので、念のための確認でした。

 それにしても、よくよく考えると、のぶも嵩もなかなかの恩知らず、です。なので、結果的に、踏み台にされてしまった月刊「くじら」編集部、特に東海林編集長(津田健次郎)への同情は禁じ得ません。

「あの、編集長、お話しがあります」と、意を決して近づいてきた嵩に、「うち辞めて、東京へ行くがか? 駄目や、それは許さへん」とキッパリ。このツンデレパターン、のぶの時と同じでした。

桧山珠美
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TVコラムニスト
大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」、日刊ゲンダイ「あれもこれも言わせて」などで連載中。

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