お客様は神様…じゃないよ! 地獄の“カスハラ”5連発。「400万払え」の脅しで転職に追い込まれ

コクハク編集部
更新日:2025-08-14 08:00
投稿日:2025-08-14 08:00

3. 弁償しろと言われた

「携帯販売店で働いていたときの話です。電波障害により一部の携帯が繋がらなくなってしまったのですが、そのとき1人の男性が『電話が通じないせいで大事な商談がダメになった』と怒鳴りながらお店にやってきたんです。

 そして『儲けるつもりだった400万を払え! 弁償しろ』と、その携帯を私に向かって投げつけてきたんですよね。それがきっかけで接客業が怖くなり転職しました」(36歳・女性)

 販売店のミスではなくてもこんな要求をされることもあるんですね…。カスハラにより心に大きな傷が残ってしまったようです。

4. 特別扱いを求められた

「BARで働いているんですが、毎週のように来てくれる常連さんがいるんです。通ってくれるのはありがたいんですけど、最近特別扱いを求められるんですよね。

 店が満席で入れないときに『俺が来たんだから1組帰らせろや』って言ってきたり、『いつも来てるんだから帰り家まで送れよ』って言ってきたり。他のお客さんのこともあるので毎回柔らかく断りますけど、かなり暴言を吐かれます」(34歳・男性)

“常連”を武器に、無理な要求をしたり暴言を吐いたりする人もいるようですね。「こんな常連ならいらない」が正直な気持ちだそうです。

5. 交換条件

「販売をしているんですが、お客さんから『買うから姉ちゃんの番号教えて』とか『買ったら一緒にご飯行ってくれるよね?』みたいなセクハラ発言みたいなのをよくされます。

 購入前なら断れるのでまだいいですが、購入後だとかなり厄介。断ってキレられた経験があるので怖いです」(27歳・女性)

 このようなカスハラ&セクハラのダブル攻撃を受けたことがある人女性は他にも複数見られました。交換条件でプライベートでも関わろうとする客も少なくないのでしょう。

カスハラへの対応策を明記する場所も増えている

 最近では「暴言や無理な要求をしてくるお客様は出入り禁止とさせていただきます」といったように、カスハラへの対応策をあえて明記する場所や、従業員の名札に名前を書かない店も増えてきています。

「客だからといってなにをしてもいいわけじゃない」と忠告するのはアリかもしれませんね。万が一カスハラを受けても、泣き寝入りしないで済む世の中になりますように!

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


夏空が秋にかぶさる風景 季節がバトンタッチする時期がきた
 夏空が秋にかぶさる。そうだ、あしたはもう「秋分の日」。  ここまでくると「いよいよ今年も後半戦」という感じがして...
気づけば10年前のまま…大人のメイクは年単位で見直すべし!
 みなさんはぶっちゃけ、メイクの勉強をしていますか? 私はお恥ずかしながら、10代の時に雑誌を参考にして習得した以来、や...
妊娠5カ月、4畳のシェアハウスへの単身引越しに踏み切った話
 先日、夫の実家で親戚の子どもたちと上の子の5歳の誕生日を祝いながら、ふと「ってことは、自分も人の親という立場に置かれて...
気が付けば先輩社員の立場に…「職場で憧れられる存在」に5つの共通点
 仕事がバリバリできて見た目も完璧な女性は、職場の頼れる存在であり、憧れる存在でしょう。「私も少しは後輩から憧れられる女...
2023-09-21 06:00 ライフスタイル
「ほよよ顔」がたまらにゃい!プー太郎君の“たまたま”を激写
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
ギャラ飲みは私の天職! 月収100万円、一度だけ恋人関係になった人も…
 経営者や著名人、人気のインフルエンサーも利用する「ギャラ飲み」なるサービスって知っていますか? 東京都内のみならず、全...
「必ず夢は叶う」は罪なアドバイス? どっちにしろ人生は続くのです
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
日持ち抜群「ジンジャー科のお花」の摩訶不思議、1週間過ぎても元気!
 ワタクシの大切なお花友達のAさんは、見た目は男性ですが、心は妄想が止まらない夢見る乙女。朝の精神統一は「花を触ること」...
子育てワンオペ問題…親頼みのママにモヤモヤ、男性の育児休暇は必要?
 先日友人と、子育てについての話になりました。  私の仲の良い友人たちは、自分の子どもが乳児の時に、実家の協力が得...
おなら、誤爆、カビパン…40年生きてたら、恥ずかしい思い出ぐらいね
 生きていれば、誰にでも一つや二つの恥ずかしい思い出があるものですよね。時間が経って忘れた頃に、ふと思い出してしまうと、...
親との距離感むずい…小言付き同居or孤独な別居、子連れで出した答え
 ステップファミリー6年目になる占い師ライターtumugiです。私は10代でデキ婚→子ども2人連れて離婚→シングルマザー...
遊びスイッチ全開にゃ! 猛ダッシュ“たまたま”の一瞬をパチリさせて~
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
死語説もあるけど便利な「OL」、海外では通用しない?
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
私が稼ぐしかない!「月経ディスク」で起業、元居酒屋店員の猪突猛進人生
 パワフルの塊のようなアラサー女性がいます。「株式会社MONA company」代表取締役の向井桃子さん(35)。生理用...
月経ディスクにベットする女の覚悟「ストレスを減らす手伝いがしたい」
 生理用品の一種で使い捨て可能な「月経ディスク」を企画・販売する「MONA company」代表取締役の向井桃子さん(3...
3万のフレンチ? 1カ月の食費ですけどー!心で泣いた“女子飲み”の誘い
 仲良くしている友達や、恋愛対象として見ていた人との会話で「私とは住む世界が違う……」と感じた経験はありませんか? 今回...