スナックに「客が来なくなる理由」はどこに? バブル時代とは違う、令和のシビアな現実

おくげちゃん 漫画家・イラストレーター
更新日:2025-08-22 08:00
投稿日:2025-08-22 08:00

野暮でも粋でも金は金

 私がみてきた中で一番多いのは、やっぱり金額で揉めること。まさに金の切れ目は縁の切れ目。

 そしてどちらかというと、お店側の問題でお客さんが来なくなってしまうことが多かったですね。じゃあ何をやらかしてるかと言うと、システマティックな値段の付け方をしないことと、値段の理由を説明しないことです。

 例えば、いつもは1万円でお釣りがくるのに、今日はこない。そこにはお店なりには理由があるのですが(時間が長い、迷惑料込み、暇だったからなど)、説明されなければ気持ちよく払うことはできません。

 バブルの時代なんかだとそれで通ることもあったでしょうが、今は違います。そしてもし「それが夜の世界、水商売って物だよ」と思うなら、そう説得しなくてはいけません。

 野暮でも粋でも金は金。大事なお客さんであればあるほど、甘えすぎないようにしないとスナック文化は衰退して、やがて無くなってしまうでしょう。

 大好きなスナックだからこそ、お店側のアップデートもしっかり求めていきたい所存です!

【登場人物紹介】

コミ:どろんぱの人気ホステス。明るくおしゃべりでよく気がつくが、酒乱なのがたまにキズ。

ママ:どろんぱのママ。美貌と賢さと自信に溢れた大ベテラン。しかし時代についていけないことも多い。

おくげちゃん
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漫画家・イラストレーター
酒呑みまんが家。ふしぎで妖しい話を描いています。就活が嫌すぎて3年間ドイツに逃亡するなど放浪癖あり。京都市出身、東京在住。水商売歴10年。XInstagramでは毎日漫画を更新中。実績などはこちら

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