Snow Manが韓国のテレビで新曲披露のウラ側…日本のテレビはすべてが経年劣化

更新日:2025-09-03 17:03
投稿日:2025-09-03 17:00

 Snow Manが28日、韓国の音楽番組「M COUNTDOWN」に出演、新曲「カリスマックス」英語版を初披露し話題になっている。

 ダイジェスト版で披露する日本の音楽番組と違い、韓国ではフルコーラスで演奏。カメラワークがクオリティーが高く斬新で、さらに番組公式YouTubeでは各人をフォーカスした「チッケム」映像を公開、推しを余すところなく堪能できるところが強み。パフォーマンス映像は9月2日時点で200万回再生、ラウールのチッケム映像も4日目で30万回再生を超え、爪痕を残した。

 元テレビ朝日プロデューサーの鎮目博道氏がこう言う。

「韓国は主要大学に映像制作の学科があり、テレビ局には精鋭が集まっていて、制作の年齢が若くてフットワークがいい。出資も集まるし、国の援助もあり、予算も潤沢で、映像もギリギリまでこだわり、クオリティ-が高い。コンテンツを海外に売ることをメインに考えているので、グローバルに活躍したいSnow Manもカメラワークからヘアメークにいたるまで韓国の番組も任せるのがベストと考えたのでしょう」

 日本は見せ方がマンネリ化しているのだ。

韓国はカルチャー的に“意見してこそ一人前”

 そこには、悪しき日本のテレビ局の構造が影響している。

「テレビ局員は高給でオイシイ職業ゆえに、プロデューサーや脚本がなどバブル時代に成功した人たちがいつまでもしがみつき、老害化し、トップダウン。一方、韓国はカルチャー的に“意見してこそ一人前”という欧米的な考え方で議論して作品作りが進められるので、若手の意見も尊重される。日本はスタッフの年齢が上がり、働き方改革も関係して、若手もこだわりよりも自分の時間を尊重する分、すべてに腰が重いのが現実。その典型がフジテレビで、バラエティーの港浩一社長、トレンディードラマの大多亮専務がつい最近まで権力を持っていて、手法も成功体験もスタッフ自身も、すべてが経年劣化していた。老害を切らないと日本の映像業界に未来はないと思います」(鎮目氏)

 韓国のテレビが日本のパクリと言われていたのも今は昔。地上波テレビの行き詰まりを感じざるを得ない。

  ◇  ◇  ◇

 まさに「老害ここに極まれり」だ。関連記事【もっと読む】フジテレビから50億円賠償請求されても…港浩一氏と大多亮氏は“自腹”を切らない? 専門家が解説…では、2人が1円も負担しない可能性について伝えている。

エンタメ 新着一覧


『バチェラー6』第8話(最終話)を正直レビュー! ラスト予想、当たった人いるの? 制作サイドにまんまと騙されました
『バチェラー・ジャパン』シーズン6を、シリーズの大ファンである筆者が、正直にレビュー。今回は第8話。本編最終回です。小田...
中村未来 2025-07-25 15:23 エンタメ
曽田陵介、FANTASTICS佐藤大樹と“縁”に驚き「青春時代の人が隣にいた!」甘酸っぱい中学生の頃
 2019年に俳優デビューをきっかけにドラマ、映画、舞台とさまざまな作品に出演。そして先ごろ放送を終了した『いつか、ヒー...
望月ふみ 2025-06-23 07:00 エンタメ
【募集】2025春ドラマの感想は? 面白かった&ガッカリを教えて!『対岸の家事』『最後から二番目の恋』etc
 コクハクでは2025年春ドラマを対象としたアンケートを実施します。4月よりスタートした春ドラマ、「面白かった」作品や「...
72歳、ザ・ぼんち里見まさとに“若い女子”が熱狂。イケジジブームが来るか? 老害にならずモテる大人の魅力
 去る5月17日フジテレビ系で放送された結成16年以上の漫才師による大会『THE SECOND~漫才トーナメント~・グラ...
「あんぱん」ここがヘンだよ、戦争パート。のぶが夫に駆け寄らないのはなぜだ?
 次郎(中島歩)からの便りに顔を輝かせるのぶ(今田美桜)だったが、それは海軍病院からだった。のぶが不安な気持ちで病室に入...
桧山珠美 2025-06-21 12:55 エンタメ
『バチェラー6』第7話を正直レビュー!石森さんの“事実発覚”に全視聴者が驚いた…。辻󠄀本さんの高度な会話テクにも注目
『バチェラー・ジャパン』シーズン6を、シリーズの大ファンである筆者が、正直にレビュー。第7話は、クアラルンプールへ久次米...
中村未来 2025-06-21 06:00 エンタメ
『バチェラー6』第6話を正直レビュー!小田美夢の“あまりにあざとい”テクニック。キス連発は最初から決めてた?
『バチェラー・ジャパン』シーズン6を、シリーズの大ファンである筆者が、正直にレビュー。今回は第6話。前回のラストで、早朝...
中村未来 2025-06-20 06:00 エンタメ
「あんぱん」清(二宮和也)は出る出る詐欺じゃなくて一安心。岩男とリンはやっぱり“チリンの鈴”だった
 銃撃された岩男(濱尾ノリタカ)は、嵩(北村匠海)にリンはよくやったと言って息絶える。八木(妻夫木聡)は、リンは親のかた...
桧山珠美 2025-06-19 17:28 エンタメ
『バチェラー6』第5話を正直レビュー。自然体の笑顔をやっと見れた。で、なんで突然キスした?
『バチェラー・ジャパン』シーズン6を、シリーズの大ファンである筆者が、正直にレビュー。今回は第5話。もう折り返しなんて早...
中村未来 2025-06-19 06:00 エンタメ
令和ロマンくるま、吉本退所でも絶好調の今。もう一度「M-1」優勝を狙ってみてはどうか
 4月末で吉本興業との契約を終了した令和ロマン高比良くるま。一時期活動休止していたが、5月末には復帰。現在、精力的に活動...
帽子田 2025-06-19 06:00 エンタメ
『バチェラー6』第4話を正直レビュー。石森さんまさかの本命? みんな久次米さんの魅力をもっと伝えて~!
『バチェラー・ジャパン』シーズン6を、シリーズの大ファンである筆者が、正直にレビュー。今回は第4話。ホワイトローズを受け...
中村未来 2025-06-18 06:00 エンタメ
奥平大兼、世間とのギャップに戸惑い「僕のプライベートを見たら驚くと思う」悩んだときの考え方は?
 長澤まさみさんと共演した映画『MOTHER マザー』でのデビューに始まり、映画やドラマで常に心に残る芝居を見せている奥...
望月ふみ 2025-06-18 06:00 エンタメ
田中圭ショックか?木梨憲武、玉木宏ら「夫婦円満」をアピールするイケメンたち。向井理も丸くなった
 サントリー「角瓶」のCMが新しくなりましたね。「♪ウィスキーがお好きでしょ」の歌をバックに、バーテンダーの井川遥と客の...
「あんぱん」嵩(北村匠海)と健ちゃん(高橋文哉)コンビが心強い。岩男には“嫌な予感”しかない…
 嵩(北村匠海)は、絵の才能を見込まれ宣撫班勤務を命じられる。宣撫班では紙芝居を見せていた市場でひと騒動があったといい、...
桧山珠美 2025-06-16 16:45 エンタメ
前田敦子の「アイドル否定発言」に物議。卒業後に佐藤健と撮られても、現役時は“偶像”を演じきったプロなのに
 先月、『突然ですが占ってもいいですか?』(フジテレビ系)に出演した元AKB48の前田敦子。番組内で「『アイドルになりた...
堺屋大地 2025-06-16 06:00 エンタメ
ジュニア退所は「timeleszのせい」…何かと荒れるタイプロ界隈、それでも彼らは“必要だった”といえるわけ
 6月2日、STARTO ENTERTAINMENT(旧ジャニーズ事務所。以下、SE社)のジュニア内グループ・Go!Go...
こじらぶ 2025-06-23 18:09 エンタメ