賛成or反対? 職場にいる“2世社員”への本音。本人的には「バレたくない」ってなんで?

コクハク編集部
更新日:2025-09-10 08:00
投稿日:2025-09-10 08:00

【ポジティブ】2世社員はアリ派

 続いて、2世社員に好意的な声の紹介です。

1. ハラスメントに強い!

「私がパート勤めをしている職場の2世社員さんは、上層部に親がいるということで堂々としていて、おかしいことにはおかしいとハッキリ主張。これにパート陣はとても助けられています。

 無茶な司令を出してきたり、パワハラやセクハラまがいのことを言ってくるリーダーに対し、年下の2世社員さんがビシッと対応してくれて、働きやすくなりました」(48歳・接客)

2. 海外ではむしろ歓迎要素

「10年ほどカナダで働いていたのですが、2世社員はむしろ歓迎ムードでしたよ! 『◯◯さんの紹介』というのは、むしろ◯◯さんから信頼されているというポイントアップな要素でした。

 日本だとどうしても『コネ』という言葉がネガティブに聞こえますが、冷静に考えればヘッドハンティングもコネでは? むしろ2世社員は本人への期待値が上がってしまって、本人がいっそう頑張らなくちゃいけないっていうのが実態かな(笑)」(40歳・人事)

3. それだけ会社に本気ということ

「私の会社には、2世社員どころか3世社員がいます。一族経営ではないですが、祖父、父、母、息子とみんな同じ会社で働いています。

 みんな仕事ができるし、周囲とのコミュニケーションも上手です。子どものころから親の仕事を見てたきたので、愛着も強いみたいですね。

 3代に渡って務めるくらい、愛社精神が強いということだし、見習う部分はたくさんあります」(27歳・営業事務)

【ご本人】私、2世社員です

 そして最後に、2世社員本人の声もチェックしてみましょう!

バレないほうがいい

「2世社員です。大規模な会社で働いていて、同期会もあってみんな仲が良いですが、2世であることは隠しています。倍率の高い会社なので、コネ入社と知ったら嫌な気がいる人もいると思っています。

 当然親の知り合いや管理職は2世だと知っています。敢えて現場には伏せてくれているので、やはりバレない方がいいという考え方のようです。

 私の働きぶりが、口利きをしてくれた親の評価にも繋がるので、緊張感を持って働いています。

 やりがいはあるけど、正直将来的には他社に転職してのびのびしてみたい気もして迷っています」(26歳・リサーチ)

結局、その人それぞれ!

 家族というコネクションを持つ2世社員は、良くも悪くも周囲とは違うもの。

 ポジティブに転ぶかネガティブに転ぶかは人それぞれ。あなたの職場の2世社員はどんな方ですか?

(ライターKK)

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


ふわっと何かが降り立った? 神々の宿る土地の光は優しい
 夜道を歩いていたら、ふわっと何かが降り立った気がした。  振り返ると黄色い稲穂が揺れていた。でも全然怖くはなかっ...
尾道の町並みより絶景也! 恥ずかしがり屋のクロ“たまたま”
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
悪臭漂う子どもの地獄汚部屋にもう限界!私がブチ切れた“ゴミ袋事件”の夜
 ステップファミリー6年目になる占い師ライターtumugiです。私は10代でデキ婚→子ども2人連れて離婚→シングルマザー...
ぼっちの年越し最高!大人の女性だからこそ許される“心の洗濯”プラン5選
 お正月といえば、恋人と過ごしたり、実家に帰省したり、賑やかに過ごす人が多いですよね。でも実は今、ぼっちでも一人のお正月...
『姑息(こそく)』本来の意味は“ずるい”ではなく、一時しのぎ
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
ほっこり読み切り漫画/第63回「フクフクモフモフ規格外ナノダ」
【連載第63回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、突然「コクハク」に登場! 「しっぽ...
子、姪、甥への「お年玉適正価格」問題 親戚と決めた我が家のルールは…
 子供たちのお正月の楽しみといえば、なんといっても「お年玉」ですよね。でも、大人にとっては「親戚の子へのお年玉の額をどう...
【45歳からの歯科矯正】まじか。矯正8カ月で主治医から衝撃の提案が…
【これまでのお話し】 45歳で歯科矯正を始めようと思ったワケ(#1)/45歳女、5年越しにワイヤー矯正を決断!(#...
鮮やかな朱色にハッとする 見つけたのは秋が忘れていった物
 ずいぶんと歩いたけれど、ひときわ映える朱色にハッとして顔を上げた。 「秋の忘れ物」もきっと鳥に見つかって、最後は...
共働き夫婦はいつ洗濯物を干すのが正解? 一長一短な6つの選択肢
 現代では、多くの夫婦が共働きですよね。そこで問題となるのが「洗濯物をいつ干すか」という点です。特に朝からのフルタイム出...
「自信がない人」必見! 必要なのは“勇気”なのかもしれない
 突然ですが、みなさんは自信と勇気の違いって説明できますか? 私はよく自信がなくて悩むのですが、本当は「勇気のなさ」こそ...
節約は正義!家庭で過ごすクリスマスアイデア【飾りつけ編・レシピ編】
 一年の最後の大イベントといえば、やっぱりクリスマスですよね。特に子供のいる家庭では、部屋の飾りつけやパーティー料理など...
2023-12-07 06:00 ライフスタイル
Tバックで足が速くなる? 40女が自己ベストを更新できたワケ
 先日行われた「第18回湘南国際マラソン」の「ファンラン10kmの部」に参加してきました。ランニング歴15年にして初の1...
カメラマンの本領発揮! ウブ“たまたま”を追いかけパチリ
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
「うちの夫が美容に目覚めたら…」謎のこだわりと行き過ぎた美意識エピ
 美容といえば、女性を連想しますよね。でも最近では、男性もメイクやスキンケアをするなど美意識に変化が現れています。  ...
縁起悪っ!ポインセチアが毎年グッタリな人へ…NG事項と育て方のコツ
 クリスマスを彩る真っ赤なポインセチアですが、実は暑い地方が原産で「寒いのは苦手」。そんなポインセチアを綺麗に長く楽しむ...