更新日:2025-10-02 11:45
投稿日:2025-10-02 11:45
父の「常識」と、母の「無反応」の中で
私の父と母も、今で言えば“毒親”に当たる部分があったかもしれません。
愛美の父ほど極端ではありませんが、「自分の常識が世の中の常識」だと信じて疑わない人でした。その常識に反する行動を家族がとると、突然怒鳴られ、手をあげられたり、外に出されたりすることも。
何が地雷になるのかわからず、常に父の機嫌を伺いながら過ごしていた子ども時代でした。
一方で、母はまったく怒ることはなかったものの、私を褒めることもありませんでした。学校で賞をもらっても、大人になってから夢だった本を出版しても、反応は淡々としていて、プレゼントを贈っても喜ばれた記憶がありません。
「すごいね」「ありがとう」といった言葉をほとんど聞いたことがなく、どこか満たされない思いを抱えたまま大人になった気がします。
今だからこそ、冷静に振り返ることができる
25歳で一人暮らしを始めてからは、やっと“自由”を手に入れたように感じました。
それでも、仕事を辞めるたびに「また怒られるかもしれない」と怯えていた自分がいましたし、人との関係でも「嫌われたらどうしよう」と、いつも過剰に気を使ってしまうクセが抜けません。
アラフィフになった今、ようやく親に対して冷静に向き合えるようになってきました。
両親も歳を取り、だいぶ丸くなりました。私自身も過去を振り返りながら、「うちの親たちもまた、支配的な親に育てられた世代だったのかもしれない」と思えるようになりました。
ライフスタイル 新着一覧
あけましておめでとうございます。2023年は「コクハク」をご覧いただき、誠にありがとうございました。反響の大きかった記...

北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
スサノオノミコトが造った日本初の宮、島根県須我神社。
なかなかゆっくり参ることはできないから、気持ちだけでも、...

知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
義母から送られてきたLINEでもやもやした経験はありませんか? 嫁いびりをするような義母であれば、不快なLINEに何度...
あなたはsnsのアイコンをどのくらいの頻度で変えますか? snsを始めてから一度も変えたことがない人もいれば、月に一度...
女同士の嫌味の言い合いは、いつだって熾烈。 相手が職場の上司や同僚だと、言い返すことができずストレスになってしまう場合...
家の中に出る虫で、ゴキブリを怖がる人はたくさんいますよね。でも、実はゴキブリと同じくらい不快度が高い虫がいます。
...
とある飲み屋で派手な集団に遭遇。チンドン屋さんのお出ましだ。
年末にしんみりしても仕方がないから、ここは景気よ...

今回はお悩み相談回です。職場に好きな人がいる男性の方なのですが、よく想い人の女性から八つ当たりされるのだとか。
「信...
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
猫店長「さぶ」率いる我がお花屋にも、まもなくお正月がやってきます。
今年の暮れも嵐が過ぎ去った後のように荒れ放題に...
北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
人にはそれぞれ絶対に踏んではいけない「地雷」があります。でも、それが何かはわからないケースがほとんど。今回は、LINE...
経営者や著名人、人気のインフルエンサーも利用する「ギャラ飲み」なるサービスって知っていますか? 東京都内のみならず、全...
出雲の国の満天の星空を眺めていた。
日付が変わった頃、天の川を切り裂くように飛行機が音もなく飛んでいった。
...
