更新日:2025-09-26 08:00
投稿日:2025-09-26 08:00
私の友人ユリ(30歳・事務職)が結婚して半年。幸せいっぱいの新婚生活を想像していた彼女を待っていたのは、思わぬ“監視網”だった。原因は姑からのLINE。これが尋常じゃなかった。
監視してるの? 姑からの鬼LINE
最初は「今日は寒いわね、体調に気をつけてね」など優しいメッセージだった。だが日を追うごとに内容はどんどんエスカレートしていった。
「今日の献立、何にするの?」
「ちゃんと朝ご飯作った?」
「子どもはまだ? 病院には行った?」
これが一日数件どころではない。午前中に5件、昼過ぎに3件、夜には10件以上。既読をつけてもすぐ次が届く。トータルで一日30件を超えることもあった。まるで生活全てを逐一報告する義務を課せられているかのようだった。
「上司のチャットより圧がある」
ユリはそう嘆いていた。
しかも返信が遅れると電話が鳴る。
「心配だから。何してるの?」
その声は優しいのに質問は完全に監視。ユリが「今日は疲れて返せなかった」と言っても、「若いんだから返すくらいできるでしょ」と小言が飛ぶ。
夫に訴えても取り合ってもらえず
ユリはもともとLINEがマメではない。友人にすら既読スルーも多い。だから姑の“即レス要求”は重荷だった。メッセージ通知の音が鳴るたびに、心臓が早鐘のように打つのを感じたという。
ある日「夕飯の写真送って」と言われ、カレーを送るとすぐに返信。
「え、具が少なくない? 栄養バランス考えてる?」
その瞬間、全身の力が抜けるような疲労感を覚えたそうだ。夫に相談しても「母さんなりの愛情だよ」と軽く流される。
「もう少し距離をとって」と伝えても「既読だけしておけばいい」と真剣に取り合わなかった。夫婦で“温度差”があり、ユリはますます孤独になっていった。
ライフスタイル 新着一覧
【連載第65回】
ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、突然「コクハク」に登場!
「しっぽ...

皆さんは親知らずがまだ生えていますか? 筆者は30代になってもすべての親知らずが生えたままです。
歯は大切にしてい...
――『東京の中心に暮らす、ということ』…なんてね。
鈴木綾乃の頭の中にマンション販売のコピーのような、そんな言葉...
御茶ノ水駅が最寄りの持ち家に住む薬剤師の綾乃。2歳年上の夫・孝憲と4歳の娘・香那と3人家族で余裕ある生活を送る彼女は、...
御茶ノ水駅が最寄りの持ち家で2歳年上の夫・孝憲と4歳の娘・香那と3人家族で余裕ある生活を送る彼女は、ママ友と共に充実し...
久しぶりの仲間との時間が楽しくて、「あと1杯だけ」「あと10分だけ」を続けていたら終電を見送ってしまった。
だ...

ここ数年、自責思考・他責思考みたいな話題をよく見かけませんか? 私はもう見るたびに「うるせぇ~!」となっている反面、し...
近頃は地方移住が話題となっていますが、その逆に「地方では稼げないから上京する」男性も出てきています。
出張ホストや...
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
2024年が明けました。今年は元旦から思いもよらないことが起こって、まさに辰年。大きな変化の年が始まったようでございま...
素敵な女性はいい香りがする――。
そう感じるのは、肌から放たれるフェロモンの効果。フェロモンが高まると色気だけ...
北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
同じ仕事でも、忙しいと時間は早く過ぎ、暇すぎると永遠に時計が止まったように見えるもの…。とはいえ、仕事の拘束時間なので...
青空が眼に染みると思ったら、しばらく空を見上げていなかった自分に気が付いた。
うつむいて歩くのがクセになってい...

失恋をして心が傷つくと、少しでも誰かに気持ちを聞いてもらいたくなるもの。
でも、あまりにしつこかったり、常識が...
空前のキャンプブームが到来していますが、やはりイチからキャンプギアを集めてテントを張って…となると、ハードルが高いと感...