「もっとチヤホヤされたい」芸能界を夢見た25歳の現実。売れないホスト→ヒモ生活…東京での夢は叶った?

内藤みか 作家
更新日:2025-09-26 11:45
投稿日:2025-09-26 11:45

シェアハウスで生活

 まずは夏休みを利用して数日間の短期レッスンを受けてみることにしました。安いネットカフェで寝泊まりしながら受けるボイストレーニングなどが楽しく、やはり自分が進む道は芸能しかないと思いを新たにしたのです。

 しかし本格的に上京するとなると、レッスン代だけでなく、家賃や生活費が必要になり、かなりお金がかかります。シェアハウスを利用するとしても今のAさんの貯金では1年ももたないと思われました。

 けれどその1年のうちにタレントとして仕事を得て有名になればいいのだとAさんは親の反対を押し切り東京で暮らし始めます。

お金が尽きそうになり……

 けれどタレントの仕事を得ることは全然できず、すきまバイトなどしながら頑張ってもお金の限界が近づいてきました。そんな折、新宿駅でAさんに声をかけてきた人がいました。それは芸能界ではなくホストクラブのスカウトでした。

 初めてスカウトされた嬉しさからホストクラブで働き始めましたが、昼夜逆転の生活になり、レッスンもサボりがちに。そしてなかなか指名も得られずホストも3ヶ月ほどで辞めてしまいました。

ネットでその日暮らし

 今、Aさんは、ネットですきまバイトや短期バイトを探しながら、パトロンになってくれる女性がいないかとマッチングアプリで探しています。

 もはや芸能の夢もあきらめ、ヒモになって女性の部屋で同居できれば家賃や生活費は要らなくなる生活だけを求めているのです。しかしお金を出してくれる女性はなかなか見つかりません。

 Aさんのように、東京でいい思いをして暮らしたいと考える男性たちが「上京したばかりです!夢があるので応援してください!」とマッチングアプリで訴えています。その数は増えているので、ターゲットとされる年上女性は慎重な判断が必要になって来るでしょう。

内藤みか
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作家
著書80冊以上。大学時代に作家デビューし、一貫して年下男性との恋愛小説を書き綴る。ケータイ小説でも話題に。近年は電子媒体を中心に活動。著書に「あなたに抱かれたいだけなのに」など。イケメン評論家として、ホストや出張ホストなどにも詳しい。
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