平野紫耀らの「脱退発表」から約3年…Number_iとKing&Prince、それぞれの現在地と課題。“二大天然ボケ”不在の影響はあるか?

こじらぶ ライター
更新日:2025-10-05 11:45
投稿日:2025-10-05 11:45

キンプリから脱退した3人の現在地

 2022年11月、King & Prince(以下、キンプリ)から2023年5月をもって平野紫耀(28)、神宮寺勇太(27)、岸優太(30)が脱退すると発表された。

 その後、3人は旧ジャニーズ事務所(現STARTO ENTERTAINMENT。以下、SE社)を退所し、滝沢秀明氏設立のTOBEでNumber_iを結成。キンプリは永瀬廉(26)と髙橋海人(26)の2人体制になり、SE社に残った。

 デビューグループから人気メンバー3人が一斉脱退するという電撃発表からおよそ3年、それぞれの現在地とそこから見えてくる課題を探っていきたい。

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王子様路線から一変したNumber_i

 Number_iはキンプリ時代のようなキラキラ王子様スタイルから一線を画し、ラップを前面に押し出したヒップホップを基調とする独自のアーティスト路線を貫いてきた。

 脱退発表前にはキンプリでも平野の強い希望で同様路線の楽曲があったため、この3人の意思決定の中心には平野がいるように感じられる。そしてそれは平野に良く似合っている。

 ただ、さわやかな風貌で国民的彼氏と呼ばれた神宮寺、高音の美しい歌声が秀でていた岸は、本当に、心から現在のスタイルに納得しているのだろうか。
 
 時折そんな疑問を持たないわけではないが、3人の一糸乱れぬ激しいダンスや、想像以上にゴリゴリの低音ラップが上手い神宮寺、フリーキーなハイトーンラップの才能を開花させた岸の姿を見ていると、彼らの意思統一と結束力の高さを痛感する。

 TOBEでは、CDセールスを第一とせず、ダウンロードやストリーミング、MV再生数などに重きが置かれている。

 Number_iは、昨年の年間ランキングと今年上半期のランキングで「デジタルアルバム」部門1位を記録。デビューデジタルシングル「GOAT」はストリーミング累計再生数2億回、MV再生数1.1億回を突破した。

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