更新日:2025-10-09 11:45
投稿日:2025-10-09 11:45
夫はわかってくれない
決定的だったのは“お宮参り”の日。どちらの実家で食事会をするかで揉めに揉めた。姑は「初孫なんだから、うちでやるのが当然」と主張し、実母は「産後の娘が楽なようにうちで」と譲らない。
夫が間に入り「外でやろう」と提案し、ようやく決着したものの、当日はお互い一歩も引かず、視線のぶつかり合いが続いた。
「孫が笑えば“うちの家系は愛想がいい”、泣けば“それはあなたの家の遺伝ね”って言い合うんだよ」
ミホにとっては冗談ではなかった。授乳や夜泣きで睡眠不足の中、実家からの電話と義母からのLINEが交互に鳴り、「どちらの機嫌を取るか」で神経をすり減らしていた。
夫に相談しても、「母さんもお義母さんも悪気ないよ、孫が可愛いだけじゃない?」とお気楽な反応。
「その“可愛いだけ”が一番厄介なんだってば」とミホは怒りとも諦めともつかない声で言った。
代理戦争の駒じゃない!
ある日、ついに爆発した。実母と姑が同じタイミングで家を訪れ、リビングで鉢合わせ。
実母が「あなたのとこ、授乳クッション古くない?」と言えば、姑は「最近のママは道具に頼りすぎ」と反論。ミホは真ん中でオロオロしながら、頭が真っ白になったという。
「そのとき思ったの。“私、いつから親の代理戦争の駒になったんだろう”って」
その夜、ミホは夫に泣きながら訴えた。
「もう限界。どっちの母親の顔色も見ながら育児するなんて無理」
夫はようやく事態の深刻さに気づき、両家に連絡。
「これからはサポートしてもらうときは事前に相談する。うちの家族のペースを尊重してほしい」と伝えた。
ライフスタイル 新着一覧
子どもの学校生活や交友関係を考えると、ママ友は簡単に切ったり無視したりできませんよね。だからこそ、ママ友にまつわる悩み...
今回は、“デキる嫁”の特徴をご紹介! 嫁となる女性からは「ふざけんな!」なんて不満や怒りの声も聞こえそうですが、姑や夫...
ゴルフを趣味にしてみようかな…。興味があることはとりあえず1回やってみる精神の私は、近所のスポーツクラブのゴルフレッス...
転職・就職して、入社1日目! どんな経験ができるんだろうとワクワクして入社したのも束の間、「あ、やっぱこの会社失敗だっ...
嫁と姑の付き合い方が見直され、昔ほどフィーチャーされにくくなった「嫁姑問題」。とはいえ、人間関係が発生するところにトラ...
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
「職場に嫌いな人がいて、ストレスがたまる…」「嫌いな人と一緒に仕事をしなくてはならなくて、雰囲気が悪くなってしまう」この...
ドクダミの白い花が美しい季節になりました。個人的には決して嫌いではありませんが、今の季節ごろから、美しい花が目立つせい...
女性なら誰でも通る茨の道、更年期。今、まさに更年期障害進行形の小林久乃さんが、自らの身に起きた症状や、40代から始まっ...
あなたは子供の「友達の親」が苦手な場合、無理して付き合いますか?
“子供”でつながった関係は、普通の友達とは...
2025年のGWも、あっという間に終了し早くも6月に。今年入った新入社員たちも、そろそろ会社の雰囲気に慣れてきた頃では...
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
独身女性からしたら、既婚女性に「幸せそうでいいな」と羨ましさがあるかもしれません。ですが「家に帰りたくない」と涙を流し...
知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「校閲婦人と学ぶ!意外と知らない女ことば」では、女性...
男児であろうと女児であろうと子育ては大変ですよね。性差よりも個人差…とは言うものの、我が子と異なる性別の子どもの話を聞...
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 2025年5月にご紹介したもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかし...