コンクリ貫通の生命力!「タカラジェンヌ」が由来の高貴なお花、寒さに弱いはずが“3度の冬”を越えたわけ

斑目茂美 開運花師
更新日:2025-10-08 11:45
投稿日:2025-10-08 11:45

ナゼ冬越しできたか?

「この花は好きだけど寒さに弱いから冬が越せないから買わなかったのに、ここはなんで冬を越えられた?」

 店先でたわわに咲いた花房を見てはお客様が声をかけてくださいます。

 神奈川の片田舎の、冬は氷点下になる日もしばしばな無い我がお花屋の店先に、鉢底から根を突き抜け、ついにはコンクリートさえ貫いたデュランタ宝塚。それはもうしっかりと根付いてくれました。移動させたくても斜めに傾いてコンクリに突き刺さった植木鉢どないすんねんw。しっかり根付いてくれました。

 では今までは枯れていたのに、なぜここまで大きくなったのかを考えてみました。

1. 置き場所が南向きの軒下

 風の通りがやわらかく、日差しのぬくもりが宿る“陽のエリア”でございます。日当たりが適度に良く、南だけど軒下だから真夏の直射日光も避けられたのでしょう。

2. 周りをほかの鉢で囲んでいた

 他の鉢物もたくさん置いているエリアに鎮座。鉢が重なることで冬の夜の冷気を防ぎ、植物同士が守り合う“小さな結界”ができていたのですな。

3. そもそもの苗がよかった

 細くて小さな苗はお安いけれど、大体冬になるまでに冬越しできるまでの大きさになるには届かない。戸外で育てるのなら最初からちょい高めでも太くて丈夫な幹の鉢を購入すべし。

「運は循環するもの」なのかもしれない

 南は、風水で“名声運・自己表現”を司る方角。

 デュランタ宝塚の華やかな紫は「高貴さ」と「精神の調和」を象徴し、置くだけで“魅せる力”と“内なる強さ”を引き出してくれる色。

 つまりワタクシはミラクルで“輝く運”のゾーンを整えていたわけでございます。南の軒先、サイコーよ。

 しかし今回はこの植物の生命力に驚かされました。

 剪定すればするほど芽吹き、枝を広げ、花を咲かせる。何度も生まれ変わる姿は「運は循環するもの」と教えてくれているようです。

 切って終わりではなく、手を入れれば入れるほど再生する運…それがこの花の真髄なのかもしれません。

 さらに、この花は夏の名残に咲き誇ることが多く、昨年は12月も咲いておりました。まさに恐るべし生命力!!

 その生命力シャワーを頭から浴びたいワタクシでございます。

 デュランタ宝塚の花言葉は「あなたを見守る」「しなやかな心」。

 その言葉どおり、あの紫の花は今も、風に揺れながら静かに見守ってくれております。

 どうか、みなさまにもコンクリートですら突き破るほどの“根づく運”が宿りますように。

 遠いお空の向こうから、お祈りしておりますよ〜。

斑目茂美
記事一覧
開運花師
半導体エンジニアを経て花業界に転身。イベント・ホテルなどの装飾も手がける生花店を営む傍ら、コンテストで優勝・入賞を重ね、雑誌・新聞等に作品を発表する。神奈川各所にて花教室を開催。障害者支援も花で実践。悩ましくも素敵なお客様を「花」で幸せへと導く道先案内人。ブサかわ猫店長「さぶ」ともに奮闘中。Facebookやってます。

ライフスタイル 新着一覧


「パパとりこんできる?」キュン死必至! 子供の可愛いLINE
 子供の言動って、素直で奇想天外でとても可愛いですよね! 最近では、子供の安全のために、小学校低学年からスマホを持たせる...
ザ・にゃんたま天♡ “たまたま”全開で無防備すぎるやろ~!
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
「15人のお侍さんが…」霊感のある女友達からのゾゾッとLINE
 あなたには、霊感のある友達はいますか? 彼女たちには、普通の人には見えないはずのものが見えるようです。そして、中には、...
すいかばかと呼ばれる男<3>「水果」でささやかな夏の贅沢を
 山梨県のすいかの生産量は全国で最下位の47位。その山梨県北杜市で、ひとりこだわりのすいかを作る男がいる。寿風土(ことぶ...
私、性格悪い?「シャーデンフロイデ」に気づいた時の処方箋
 みなさんは、シャーデンフロイデ(独:Schadenfreude)という言葉を聞いたことがありますか? 日本語に直訳する...
部長にサマるって“部長様”?カタカナでやらかした赤っ恥LINE
 いつの間にかすっかり私たちの日常に溶け込んだ「カタカナ語」。普段何気なく使っている人がほとんどだと思いますが、正しく覚...
“たまたま”様が本気のパトロール!まるで映画のワンシーン♡
 きょうは、高原にいらっしゃい!  山を望む雄大な景色の中、広大な縄張りを持つにゃんたま様に出逢いました。 ...
手間いらずでコスパすごっ!ルドベキアは見つけたら即買い!!
 職業病というか、なんというか。道端でハッとしちゃう植物を発見したら、どうにも気になるワタクシ。たとえ運転中でもどんなも...
【絶望】「夫の実家に帰省」要注意マナー&土産選びのまとめ
 夫の実家が遠方にあると、普段はあまりストレスを感じないかもしれません。しかし、問題は年に数回ある帰省時……。「気が重い...
愛してるぜ!意中のおんにゃの子に鼻チューしたい“たまたま”
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
クーラーいつ掃除する?在宅勤務の“上から夫”に怒り爆発LINE
 コロナ禍ですっかり定着した在宅ワーク。今まで、仕事に出ていた夫が家にいる日々に、ストレスが溜まっている妻はたくさんいる...
障子がビリビリに…子どもから家を守るには 2022.7.16(土)
 持ち家でも賃貸でも、家にはなるべく傷つけずに過ごしたいものですが、それは大人の都合のようです。悲しいかな、大切にしてい...
いつか来る日のため…知っておきたいペットロスの乗り越え方
 家の中でペットを飼うのが一般的となった近年、昔に比べてペットとの距離も近くなっているため、ペットロスに悩む人も増加傾向...
アッ、やられた! 豹変する先生に身の危険を感じる私
 書店員として本を売りながら、踊り子として舞台に立つ。エッセイも書く。“三足の草鞋をガチで履く”新井見枝香さんのこじらせ...
愛される「ちゃっかり者」の共通点 人気NO.1の瞬間を目撃!
 ”ちゃっかり者”って言葉を聞いた時、みなさんはどんな印象を持ちますか?  私はちょっと、ずるい印象がしてしまいます...
ちび“たまたま”が爪とぎコーナーで「お母さん、交代して~」
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...