広末涼子「165キロ事故」TBSネタ化騒動の意外な決着点…痛み分けどころか共倒れも指摘されるワケ
広末涼子(45)が運転する車が静岡県の新東名高速道路を走行中、大型トレーラーに追突した今年4月の事故をめぐり、TBS系が4日深夜放送の「オールスター後夜祭'25秋」でクイズのネタにしていた騒動で波紋が広がっている。
番組では「時速165キロを出したことがないのは誰でしょう」と問題を出し、メジャーリーガーに広末を加えた4択を提示。これに広末の事務所が公的機関から発表された時速ではないと否定した上で「他者の尊厳や人権を侵害する表現が許されるものではない」と強く非難すると、TBSは「捜査中の交通事故を題材として扱ったことは不適切でした」と謝罪。配信中の同番組から当該部分を削除し、これに広末側が「迅速かつ誠実なご対応に感謝申し上げます」とコメントしたことで収束をみた格好だ。
「しかし、双方痛み分けといいますか、後味の悪さが否めません」と、バラエティー番組に詳しい放送作家がこう言う。
「『オールスター後夜祭』のクイズは倫理やコンプラから見れば危うい出題が視聴者に受け、ブラックユーモアと一部で報じられたりしていました。広末さんの事故をネタにしたのも確信犯に近かったのではなかったでしょうか。ネットで『広末涼子さんイジり、申し訳ないけどめちゃくちゃ笑った』といった感想もあがり、してやったりだったと思いますよ。もちろん、事務所に確認を取らなかったのは問題ですし、広末さんからのクレームで騒動になったことで、そうした際どさをウリにする演出は今後再考を余儀なくされるかもしれませんね」
■これまでの「プッツン」や「奇行」報道とは違う痛手も
かたや広末サイドも、TBSの謝罪で名誉回復はしても、今後の芸能活動への影響を一部で懸念されている。
「4月の危険な事故が改めて世間に広く知れ渡ってしまっただけでなく、事故について、業界に箝口令を敷いたような展開になってしまった。芸能界への復帰を目指しているなか、扱いにくいタレントとして、テレビなどからオファーを敬遠されてしまう可能性も出てくると思います。これまで『奇行』や『プッツン女優』との見出しで報じられたりしてきましたが、今回の事故はそうしたエピソードのひとつではもはや見られない。バラエティーなど多少の『イジり』によって、笑いに転化するような落としどころも結果的に失ってしまったように見えます」(スポーツ紙芸能デスク)
広末は事故後に搬送された病院で看護師に暴行し軽傷を負わせたとして、傷害容疑で逮捕された。処分保留で釈放された後、5月に「双極性感情障害」と「甲状腺機能亢進(こうしん)症」であることを公表し、「通院を続けながら自宅療養を行ってまいります」といったメッセージを出していた。
正式な復帰時期は未定ながら、水面下で準備が進められていると見られていた。その久々のメッセージが今回の騒動になってしまったことはファンにとっても想定外だったはず。広末の復帰にどんな影響を与えるのだろうか。
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