更新日:2025-11-10 11:45
投稿日:2025-11-10 11:45
娘の孫には深く関わり、息子の孫には一歩引く――。家庭に潜む「実家びいき」と「孫差別」の背景とは?
実母の“娘びいき”に苦笑
「うちの母、完全に“娘びいき”なんだよね」
そう言って苦笑したのは、私の友人・ユカ(32歳・会社員)だった。彼女には2歳の娘がいて、産後は実家で世話になったという。
「最初の1カ月は本当に助かった。母が食事も洗濯も全部やってくれて、夜泣きのときも一緒に起きてくれて…」
そこまで話すユカの顔は、どこか安心しきった表情をしていた。
ところが続く言葉には、少しの苦笑いが混じっていた。
「でもね、同じ頃に弟の奥さんも出産したんだけど…母のテンション、全然違うの」
弟の妻にはどこか冷ややかで…
弟・リョウ(29歳)の奥さんナツミさん(28歳)はユカとも仲が良く、出産時期も近かった。
「ナツミちゃんが『里帰りして出産する』って言ったとき、母が“あら、そうなの? うちで見てあげればいいのに”って微妙な顔してたの。あの“残念そうなトーン”、私はすぐわかった」
ユカによれば、母には“娘=助けて当然”という感覚があるらしい。
「私のときは“母親なんだから支えるわ”って感じだったのに、弟の奥さんのときは“嫁が実家に頼るなんて”みたいな空気だったの」
結果、ナツミさんは自分の実家に里帰り。それを聞いた母はどこか納得いかない様子で言ったという。
「うちの孫なのに、向こう(嫁の実家)ばっかりに任せっきりで…」
関連記事
- 可愛いのは“実の娘”の子どもだけ…義母からの孫差別に苦悩する妻。なぜ「うちの孫」と言われない?
- 「どんな親なの?と笑われる」キラキラもシワシワも…名前が“生きづらさ”を生む現代。親からの愛にラベルを貼るな
- 私は“お義母さん”と結婚したんじゃない! 姑はまるで上司…「実家マウント」に妻がとった対抗策
- 義母vs実母の“初孫”バトル勃発! マウント合戦に巻き込まれた新妻の叫び「私たちは代理戦争の駒じゃない」
- 元芸能人「売れるため覚悟を決めた」“暗黙の関係”を選んだ女の後悔。スポットライトの裏で失ったもの
- 「私はペット代わりじゃない!」“犬ファースト”男が求める伴侶の条件。28歳女性が別れを決意した瞬間
ライフスタイル 新着一覧
仕事を辞めるのにはさまざまな理由がありますが、中には「あるLINEがきっかけで退職を決めた」なんて人もいるようです。い...
「おしゃれは自分のため」と言いつつも、パートナーから「きれいだね」なんて一言があれば、それだけで1日中気分がよくなるもの...
4月13日に大阪・夢洲で開幕し、連日にぎわいを見せている大阪・関西万博。累計入場者数も900万人を突破し(6月23日現...
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 2025年6月にご紹介したもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかし...
踊り子として全国各地の舞台に立つ新井見枝香さんの“こじらせ”エッセーです。いつでも、いついつまでも何かしら悩みは尽きな...
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
【連載第99回】
ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、「コクハク」に登場!
「しっぽのお...
上手く使えば人の心を鷲掴みにできるアイテム、香水。香りは人の記憶に強く残るので、相手に自分の印象を残したいときに役立ち...
恋は盲目。“彼氏”のときは見えなかったけど、“夫”になったら気になりまくる非常識なパートナーに頭を抱えている女性もいる...
知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「校閲婦人と学ぶ!意外と知らない女ことば」では、女性...
アラフィフ独女ライターのmirae.です。50代になり、「老後」や「終活」といった言葉が、少しずつ現実味を帯びてきまし...
少しでも生活を楽にしようと節約に挑戦している人はたくさんいるはず。独特な節約方法を編み出した強者もいるようです。
...
スナックというものに関わりはじめて十数年。働く側としてもお客さん側としても、いろんなことを知り、経験してきて、やっぱり...
あなたが「鬱陶しいわ」「なんかイライラする」と鼻につくのはどんな人ですか? きっとさまざまな意見が飛び交うでしょう。
...
セクハラ、モラハラ、カスハラ、マタハラ…。ハラスメントに厳しい昨今、次々と「これはハラスメントだ」といわれることが増え...
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
















