和田アキ子が「アッコにおまかせ!」終了を自ら発表した内幕と関係者の拍手…連発の“炎上”を最後に火消しできたワケ

更新日:2025-11-04 17:03
投稿日:2025-11-04 17:00

 和田アキ子(75)が11月2日放送のTBS系「アッコにおまかせ!」で、来年3月をもっての番組終了を発表した。10月に40周年を迎えたことで自ら幕引きを決めたそうで、「今までやってこれたのはスタッフ、出演者、そして視聴者の皆さんのおかげです」と目を潤ませた。

「ここ数年は生放送での失言で炎上騒ぎになることが少なくなく、打ち切り説が出ていましたけど、いざ終了となると視聴者から《毎週日曜の楽しみがなくなる》とか《和田さんの率直なトークが好きだった》などと惜しまれ、苦楽を共にした番組スタッフも公式SNSで視聴者への感謝と共に《最後まで明るく楽しくお送りしたい》としています。和田さんは日曜お昼のお茶の間の顔だったということでしょう」

 とはスポーツ紙芸能デスク。

「これで来春からのレギュラーはニッポン放送『ゴッドアフタヌーン アッコのいいかげんに1000回』だけになりますが、歌手としても感謝の念を伝え続け、このほどオールタイムベストをリリースし、12月8日と9日にはブルーノート東京でスペシャルライブのステージに立ちます。2017年の50周年の時に『いろんな世代の方に見に来ていただき、私の歌で勇気がわくと言っていただけるように精いっぱい、魂込めて歌います』と言っていたのと同様、志は変わらないのでしょうね」(同)

■感謝と気遣いで構築した信頼関係の力

 ベテラン芸能リポーターの平野早苗さんはこう振り返る。

「もう30年以上前の、和田さんが『ご意見番』と呼ばれる少し前にさかのぼりますが、密着取材をさせてもらった時の最終日、箱入りのケーキを準備して、取材スタッフ全員を労ってくれたのを覚えています。《わー、なんて気遣いの人なんだろう》と感激しました。『アッコにおまかせ!』がこれほどの長寿番組となったのも、そうした和田さんの人柄、スタッフらとの信頼関係を構築していたからだと思います。40年にわたって番組を続けるには、世の中の情報にもアンテナを張っていなければなりませんし、体力も気力も整えていないといけません。最近はコメントに批判が出たりしていましたけど、今回は、ご自分の立ち位置や引き際をきちんと考えて、結論を導き出したのだと思います。視聴者や関係者から惜しまれているというのは、まさに“あっぱれ”だと思います」

 昨今は股関節や腰に痛みを抱え、歩行が困難な日もあったり、過去に両目の手術やリウマチの発症も経験していることも明らかにしている。それでもステージに立ち続けようというのだから、ファンは応援するだろう。

  ◇  ◇  ◇

 関連記事「和田アキ子が明かした『57年間給料制』の内訳と若手タレントたちが仰天した“特別待遇”列伝」なども必読だ。

エンタメ 新着一覧


和田勉が転生したら中村倫也に!? 強烈インパクトで霞んだ礼子娘の初登場
 東京ブギウギのヒットから9年、ブギブームも下火になってきつつある中、スズ子(趣里)や羽鳥善一(草彅剛)のブギは古いとい...
桧山珠美 2024-03-18 14:30 エンタメ
「光る君へ」主人公バージン喪失!大石静氏が描く平安エロ&バイオレンス
 NHK大河ドラマ「光る君へ」は、平安中期の貴族社会を舞台に、吉高由里子演じる主人公のまひろ(紫式部)の生涯を描くもので...
沢尻エリカ不死鳥の如く女優復帰!大衆は真似できぬ人生転落リアルショー
 2月25日、沢尻エリカの女優復帰作となった主演舞台『欲望という名の電車』が千秋楽を迎えました。  「『残念プロフ...
堺屋大地 2024-03-16 06:00 エンタメ
NHK大阪が誘拐未遂事件をぶち込んだのなぁぜなぁぜ? かつ丼コント?
 誘拐犯が捕まってから、愛子(このか)は3日間も学校を休んでいた。スズ子(趣里)は、学校に行くようにと言うが、愛子は友達...
桧山珠美 2024-03-15 14:30 エンタメ
“テレ朝ドラマ”常連・ホンモノの刑事よりも刑事な内藤剛志、降臨!
 大野(木野花)が受けた電話は、3万円払わなければ、愛子(このか)を誘拐するという脅しの電話だった。そして、警察には伝え...
桧山珠美 2024-03-13 14:30 エンタメ
りつ子スパークのラインダンス必見!ワクワクズキズキと笑顔が溢れる回
 羽鳥善一(草彅剛)作曲二千曲記念ビッグパーティーの日が近づいてくる。羽鳥はスズ子(趣里)たちに、パーティーで余興をして...
桧山珠美 2024-03-11 15:30 エンタメ
“ユーミンドラマ”で見せたクソ女の夏帆、そして金子大地と中島歩に注目!
この投稿をInstagramで見る 【公式】「ユーミンストーリーズ」オムニバス夜ド...
真木よう子“まっけんセクハラ発言”はわざと?昭和の価値観をエンタメ化説
 ドラマ『SP 警視庁警備部警護課第四係』(2007年/フジテレビ系)や『最高の離婚』(2013年/同)などでの演技が好...
堺屋大地 2024-03-09 06:00 エンタメ
第111回ブギウギの“三大なぁぜなぁぜ”…畑仕事する農家の手じゃない!
 梅吉(柳葉敏郎)が亡くなった。葬儀では松吉(木内義一)が号泣しながら、遺影の自慢をする。  そんな中、スズ子(趣...
桧山珠美 2024-03-08 15:50 エンタメ
死の間際までユーモア忘れず、父娘で歌った「父ちゃんブギ」
 久しぶりに香川に戻ったスズ子(趣里)は、梅吉(柳葉敏郎)が写真館を切り盛りし、繁盛していた話を聞く。梅吉が大切にしてい...
桧山珠美 2024-03-07 15:40 エンタメ
NHKさん、経費削減のあおりですか?スズ子の米公演シーンは写真だけ
 アメリカ行きを決めたスズ子(趣里)だったが、愛子(小野美音)は置いていかれることにすねてしまう。  旅立ちの直前...
桧山珠美 2024-03-05 15:35 エンタメ
“電撃婚”大谷翔平の心を射止めた妻はプロ中のプロ彼女。目標はダル夫婦?
 2月29日16時42分のことでした。NHKで衆院政治倫理審査会(政倫審)の中継を見ていたら、<大リーグ・大谷翔平選手 ...
【台湾ルポ】台湾人の祈り方「拜拜」が酔狂的でエキセントリックすぎる!
 日本からのアクセスも良く、週末や連休を利用して旅行が楽しめる海外として人気の「台湾」。台湾グルメを満喫したり、観光スポ...
2024-03-07 18:24 エンタメ
「買い物ブギ」圧巻のステージ!“キングカズ長男”覚醒、スズ子の虜に
 ワンマンショーに向けて稽古や衣装合わせが続く中、スズ子(趣里)は新しいマネージャーのタケシ(三浦獠太)の様子を見て不安...
桧山珠美 2024-03-01 14:30 エンタメ
タナケン「業界」発言に違和感 喜劇界でも演劇界でもないワードチョイス
 タナケン(生瀬勝久)が入院したと聞き、山下(近藤芳正)とスズ子(趣里)は、タナケンの見舞いに行くことにする。  ...
桧山珠美 2024-02-27 15:05 エンタメ
NHKさん、スーパー家政婦・大野さんのレシピ本出版のご予定は?
 大野(木野花)が家政婦としてスズ子(趣里)の家に来て半年、愛子(小野美音)はニンジンを食べられずにスズ子を困らせていた...
桧山珠美 2024-02-26 16:00 エンタメ