生田絵梨花は中学校まで文京区の公立で学び、東京音大付属に進学 高3で乃木坂46を一時活動休止の背景
【続続・あの有名人の意外な学歴】#8
生田絵梨花
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ミュージカル女優として活躍する乃木坂46第1期生の生田絵梨花(28)。グループを卒業して4年近くたつ今も、現役を含めた歴代人気投票でトップ3の一角を占めている。その人気の高さを見せつけたのは2016年1月、初のソロ写真集「転調」(集英社)を出した時だ。7万部近くを売り上げ、オリコン16年上半期“本”ランキングで写真集部門の1位に輝いた。撮影はドイツで行われた。生田が生まれた場所である。
父は大手通信企業に勤めるエリートだった。90年代半ば、ドイツ・デュッセルドルフに出向。現地で新規事業の立ち上げに尽力した。同地で6年間滞在する間に生田が誕生した。その後、父はネットワーク機器のグローバル企業に転職。東京五輪では社内に「TEAM Kasumi」が結成され、卓球の石川佳純選手をサポート。責任者としてIT技術を駆使しながらシングルス5位入賞、女子団体銀メダル獲得につなげた。
生田が5歳の時、帰国。一家は東京・文京区に住み、生田は区内の公立小学校に通った。「見るからに育ちの良さを感じさせる彼女ですが、かなり裕福な家だった」と話すのはアイドル事情にくわしい女性誌記者だ。
「1歳上の姉がピアノを習っていたので、生田もドイツ時代に始めた。文京区の家には防音設備が備わった部屋があるそうです」
そのリッチぶりが伝わってくるのは公立中学3年の時のエピソード。父がグランドピアノを購入してくれたというのである。縦長のアップライトピアノならともかく、グランドピアノとなると、置ける部屋があるだけでも、自宅は相当な広さであることがうかがえる。
「裕福なのは間違いないものの、金持ちと思われるのはイヤだったのでしょう。姉と2人で1部屋だったため、ベッドを置くスペースがなく、布団を敷いていたといったエピソードを明かし、庶民的なところもアピールしています」(同)
中3の8月、乃木坂46のオーディションに合格。急に忙しくなったが、CD制作の合間に受験勉強に励み、東京音楽大付属高校に進学した。同校には天才ピアニストの辻井伸行(37)も在籍していた。
高3の10月、「虹のプレリュード」でミュージカル初主演。12月には映画「超能力研究部の3人」で乃木坂46メンバーの秋元真夏、橋本奈々未とともにトリプル主演を果たした。ところが、その年の6月に「進学準備に集中したい」として、乃木坂46の活動を一時休止している。
「東京音楽大にはそのまま内部進学できたわけですが、目まぐるしいほどの忙しさに戸惑い、少し充電期間を置きたいというのが本音だったようです」(前出の女性誌記者)
3カ月後に無事、乃木坂46に復帰。翌年には東京音楽大ピアノ学科に進学した。
(田中幾太郎/ジャーナリスト)
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