30代女性がお正月に“老い”を実感する理由。若さの代わりに何を得た?

おがわん ライター
更新日:2026-01-08 11:45
投稿日:2026-01-08 11:45

いつのまにか“懐かしい側”になっていた

 テレビをつければ、懐かし番組ばかりだ。昭和の名曲、平成の名シーン。

「これ、リアルタイムで見てたやつだよね」

 そう気づいた瞬間、背中にひんやりしたものが走る。“懐かしい”側に、完全に分類されている自分。

 昔は、若者向けの新番組を見ていたはずなのに、今は「この頃のテレビ、面白かったよね」と言う側だ。

 そして何より、正月は身体の変化が隠しきれない。夜更かしができない。昼まで寝ると、逆にだるい。暴飲暴食のツケが、翌日に確実に来る。

「まだ若いと思ってたんだけどな」

 沙織はそう言いながら、湿布を貼っていた。その姿は、もはや“実家の親世代”と何ら変わらない。

こんな正月も悪くない?

 でも、彼女は少し笑ってこう続けた。

「でもさ、正月にこういう現実を感じるって、悪くないかも」

 若い頃は、無理がきいた。気合いで乗り切れた。でも今は、ちゃんと疲れるし、ちゃんと休まないと戻らない。

 それは衰えでもあるけれど、同時に「自分の限界を知っている」ということでもある。

 正月三が日は、強制的に立ち止まらされる時間だ。何も生産しなくていい。頑張らなくていい。その代わり、体も心も、正直な反応を返してくる。

 胃もたれも、腰痛も、懐かしさに胸がきゅっとする感覚も、全部「今の自分」を教えてくれるサインなのかもしれない。

おがわん
記事一覧
ライター
かつてちょっとだけ芸能の世界に所属。現在は縁あって、雑誌やWebメディアなどでライターとして活動中。エンタメ系から日常ネタまで、気になるあれこれを取材。楽しく読んでもらえる文章を目指して、日々ゆるっと執筆中です。

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


焦りは禁物…猫が心を開いた時に“にゃんたま”もコンニチハ
 ニャンタマニアのみなさんはご存知と思いますが、にゃんたまを見ることができるのは猫がこちらに気を許している時。焦って見せ...
保育者たちが夢を熱く語る「保育ドリプラ」に感動しました
 こんにちは、小阪有花です。  前回のコラムで、保育業界にかかわる方々が夢や実現したいことを熱く語るイベント「保育...
若い男の子のプリプリ“にゃんたま”は歴代5本指に入る魅力
 近年、希少価値ナンバー1部位となった天然「にゃんたま」。  きょうのにゃんたまは、爽やかな海風の吹く猫の溜まり場...
天然モノは貴重…思わずモフモフしたくなる“にゃんたま”
 私が天然の「にゃんたま」と呼ぶのは…地域猫、保護猫活動が広まる今、去勢手術をしていない、自然の、ありのままの「にゃんた...
お酒好き女子にオススメ とっておきの「二日酔い対策」4選
 二日酔いって本当にツラいですよね。吐き気、頭痛、胸焼けの症状に苦しみながら出勤とか、考えただけでもぐったりです。でも、...
まるくて、ふわふわ…“にゃんたま”を愛でて幸せな気持ちに
「にゃんたま」に、ひたすらロックオン!猫フェチカメラマンの芳澤です。  肉球、ふぐふぐ、尻尾…と、どのパーツを見て...
1滴で1週間のストレス解消? 強い女性こそ“涙活”のススメ
 大人になればなるほど、泣けなくなるのが世の常。たとえ失恋したってグッと堪え、仕事や次の恋愛に向かえるパワーを身に付けて...
子供は無条件にかわいい…でも保育園の現場は大変なんです
 こんにちは、小阪有花です。ご存じの方もいるかと思いますが、私は2009年に芸能界(旧芸名:小阪由佳)を引退後、引きこも...