1滴で1週間のストレス解消? 強い女性こそ“涙活”のススメ

孔井嘉乃 作詞作曲家・ライター
更新日:2019-09-08 05:58
投稿日:2019-02-18 06:00
 大人になればなるほど、泣けなくなるのが世の常。たとえ失恋したってグッと堪え、仕事や次の恋愛に向かえるパワーを身に付けてしまった強い女性達は、「泣いても何も変わらない」と知っているので無駄に涙を流しません。
 でも、そんな方にこそおすすめしたいのが、「涙活」です。そこで今回は、涙で得られる効果について詳しくお伝えしていきます。

涙を流すことで得られるおもなメリット

 まずは、涙を流すとどんな効果が得られるのかを見ていきましょう。

ストレス解消効果

 涙を流すと、ストレスホルモンのACTHやコルチゾールなどのストレス物質が一緒に流れ出ます。

 緊張を促す交感神経の働きが弱まり、リラックスを感じた時に優位に働く副交感神経の働きがアップするため、ストレス解消効果を得ることができます。

安眠効果

 思い切り泣くと、どっと疲れますよね。これは、泣くことでセロトニンというホルモンの分泌が多くなり、体を強制的にリラックスさせてくれるからなのです。

 質の良い睡眠にも繋がり、美容面や健康面にもプラスの効果を与えてくれますよ。

涙の種類がポイント!ポジティブな感情で流す涙が1番良い

 涙活といっても、ただ涙を流せば良いということではありません。そこで、涙活のポイントを詳しく見ていきましょう。

涙の種類によっては意味がない

 玉ねぎを切った時や目にゴミが入った時にも涙は流れますが、このような反射的に流れる涙や目を保護するための涙にストレス物質は含まれていないそうです。

 肝心なリラックス効果を得られないので、これこそただの無駄泣きです。

ポジティブな涙が心のデトックスになる

 では、どんな涙が良いのかというと、「嬉しい」「悲しい」「悔しい」など、感情が動くことで出てくる涙が最適なんです。

 特に、他人の体験で感動を覚えた時、共感した時に出るポジティブな涙が一番良いです。なんと、涙1滴で1週間分のストレスを解消させる効果を得られるそうですよ。

 少しでも涙が流れた瞬間、副交感神経が優位に立ったことを意味します。嗚咽するほど号泣しなくても良いので、あまり考えすぎずに気楽に涙活を始めてみましょう。

涙活におすすめのシチュエーション例!

 涙活パーティーまで登場するほど盛り上がりを見せる涙活市場ですが、「とてもじゃないけど人前なんかで泣けない!」と思う女性は多いはず。

 そんな女性におすすめできるシチュエーション例を用意しました。

次の日が休日の夜

 涙活をするなら、次の日が休日の夜がおすすめです。ストレスや疲れが溜まりがちな金曜日の夜が最適かもしれませんね。
また、リラックスしやすくなるのは夕方〜夜にかけての時間帯ですので、この時間が狙い目ですよ。

1人の時

 涙活パーティーを楽しむのも良いですが、入浴時など、1人の時に涙活を行うとよりリラックスできるでしょう。

 部屋を暗くして好みのアロマを焚き、泣けるDVDを用意するなど、快適な「涙活環境」を作るようにするのも良いですね。 

泣けない大人になっていませんか?

「あれ、最近いつ泣いたっけ?涙腺枯れたかな?」なんて思いながら、この記事を書いています。涙活にチャレンジしてみたい気持ちはあるものの、気恥ずかしさが先に立ちますね。

 そんな私のようなタイプは、タスクにするのが一番かもしれません!

「涙活」を自分だけの密かなミッションにして、試しに次の休みの前日に取り組んでみてはいかがでしょうか?意外とハマってしまうかもしれませんよ。

孔井嘉乃
記事一覧
作詞作曲家・ライター
3歳からピアノを始め、現在は作詞作曲家&シンガーソングライターとして活動中。2014年からウェブライターとしての活動を開始。得意ジャンルは美容、恋愛、ライフスタイル。コスメコンシェルジュ、日本化粧品検定1級、ベビーマッサージ資格、乳児心理+児童心理資格取得。
2016年、ママユニット「mamakanon」を結成。活動5年目にして、YouTube再生回数1,200万回達成。2020年、フレンチシンガーバイオリニストソングライターとのDuo「ellipsis」を結成。両者の絶対音感を活かしてカバー演奏などを行う。
1児のママ。特技は早起き。ウィスキーが好き。

◇孔井嘉乃公式サイトmamakanon公式 YouTubeチャンネルellipsis公式 YouTubeチャンネル

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


年末年始は孤独? いいえ、自由です! 独身の“羨ましい”過ごし方6選「レンタル彼氏とエンジョイします♡」
 長期休暇を一人で過ごす独身女性は寂しいに違いない…なんて偏見はもう時代遅れかも! 意外とハッピーな年末年始を迎える人も...
親の「老い」がツラい!帰省で実感した切ない瞬間9つ。オシャレな母の服装が部屋着に…
 年末年始、久しぶりに実家に帰省する人も多いでしょう。両親と久しぶりに対面し、変化にびっくりすることも。今回は帰省をした...
3COINSのデバイス、予想以上に使えるじゃん!メモパッドにタッチペン…3000円以下で3つも買えた♡
 コスパが良いだけだと正直ナメてた…。安いけど、 デバイス関係は使い勝手が悪いのではないかと。今回3COINSで買ったも...
あどけない“にゃんたま”にメロメロ♡ アイドル猫、一生推し続けます!
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
それ本気? 私たちの“ガラスの天井”体験談。「子どもがいたら無理でしょ」の言葉が悔しい
 女性初の総理誕生という歴史的なニュース。「ガラスの天井」が破られたのかと希望を持った女性もいる一方で、「いやいや、実際...
2025年、我が家の“衝撃”事件簿5連発! 隠し子騒動に反抗期の息子…もう勘弁して~
 2025年、あなたにとってどんな年だったでしょうか? 中には「大きな事件があった」なんて家庭もあるでしょう。今回はそん...
私の生理、山口百恵なみに華々しく引退? 男性に知ってほしい“女のつらさ”
 女性なら誰でも通る茨の道、更年期。今、まさに更年期障害進行形の小林久乃さんが、自らの身に起きた症状や、40代から始まっ...
「ここ、モザイク入るの!?」昔のドラマに思わず苦笑…消える昭和・平成の表現。その配慮、過剰じゃない?
 テレビ業界コンプライアンス問題が拡大して久しい。差別的表現の規制や、出演者の人権など留意しなければならないことが多くあ...
しんみり…年末に急増する、人やペットの「お別れ花」。物価高でも後悔しない“花屋へ上手な頼み方”
 あっという間に残りもあとわずかになりました。猫店長「さぶ」率いる我が愛すべきお花屋の店内は、年末ならではの商品が並んで...
どこにも売ってな~い!親が泣いた「子どものクリスマスプレゼント」苦労エピ5選。仕事終わりでサンタに…
 クリスマスに子どもを喜ばせようと、プレゼントの準備に燃えている親御さんも多いでしょう。そこで今回は“クリスマスプレゼン...
大阪万博ロス民から熱い視線も…地元民が「横浜花博」に“不安”を覚える3つの理由
 去る10月13日に大好評のまま閉幕したEXPO 2025 大阪・関西万博。マスコットキャラクターのミャクミャクはまさに...
2025年、私が選ぶ“今年の漢字”を大発表! 太、離、粉…え、なんでそれ?
 いよいよ今年も残りわずか。2025年の漢字には「熊」が選ばれましたが、あなたの一年を漢字で表現するならなにを選びますか...
【漢字探し】「姉(アネ)」の中に隠れた一文字は?(難易度★★☆☆☆)
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「校閲婦人と学ぶ!意外と知らない女ことば」では、女性...
“にゃんたま”は青い空がよく似合う♪ 寒い冬でも心ぽかぽかになる癒しパワー
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
やべっ!忘年会の“やらかし”エピソード4選。「ホテル街で見かけたよ」で修羅場、契約破棄で大損害…
 職場や友達、趣味仲間や親の会など、さまざまな忘年会が開催されるこの時期。そこで気をつけたいのは“やらかし”ではないでし...
【動物&飼い主ほっこり漫画】第108回「ぬくぬく温活ニャン」
【連載第108回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、「コクハク」に登場! 「しっぽの...