「キラキラネームは非常識」偏見で判断する人の正体。 “分かりやすさ”に流されるのが一番ダサい

おがわん ライター
更新日:2026-01-27 11:45
投稿日:2026-01-27 11:45

名前は人生の答えじゃない

 名前を笑うのは簡単だ。でも、笑っている側は気づいていない。その瞬間、自分がどれだけ雑な判断をしているかを。

「キラキラネームだから非常識そう」「古い名前だから地味そう」

 そんな決めつけは、実はとても怠惰だ。人を見る努力を放棄して、ラベルだけで理解した気になっているに過ぎない。

 Mさんは、ある時ふと思ったという。名前で人を測る社会は、名前以上に幼稚なんじゃないか、と。

 名前は、人生の一部ではあっても、答えではない。どんな名前でも、どう生きるかは本人次第だ。

 仕事で信頼を積み重ねる人もいれば、誰かを大切にし続ける人もいる。そこに、読みやすさも、流行も、本来は関係ないはずだった。

 それでも社会は、分かりやすいものを好む。だから今日も、名前は勝手に評価され、消費され、笑われる。

名前を超えて人を見る目を

「でもね」とMさんは最後に言った。

「名前で笑う人ほど、自分の中身を見られるのを怖がってる気がするんです」

 誰かの名前を笑うことで、自分が安全な側にいると錯覚する。その行為こそが、いちばんダサい。キラキラでも、シワシワでも、普通でも。名前はただの入り口でしかない。

 本当に問われるのは、その名前を背負って、どう振る舞ってきたかだ。それに気づけない社会のほうが、きっとまだ成長途中なのだろう。

 名前を笑うより、人を見ようとすること。それができるようになったとき、この社会は少しだけ大人になるのかもしれない。

 名前は、本来なら祝福の象徴のはずだった。生まれてきたことを喜び、これからの人生に願いを込めて贈られた、最初のプレゼントだ。

 それを笑いのネタや優劣の材料にしてしまう社会は、どこか大切な感覚を取りこぼしている気がする。

 名前で人を分類するより、その人の言葉や行動に耳を傾けること。それは少し面倒で、時間もかかる。

 でも、本当はその遠回りこそが、人と人がちゃんと向き合うために必要なことなのだろう。

 名前を超えて人を見る目を、私たちはまだ学び途中なのかもしれない。

おがわん
記事一覧
ライター
かつてちょっとだけ芸能の世界に所属。現在は縁あって、雑誌やWebメディアなどでライターとして活動中。エンタメ系から日常ネタまで、気になるあれこれを取材。楽しく読んでもらえる文章を目指して、日々ゆるっと執筆中です。

ライフスタイル 新着一覧


「秋植え植物」球根やポット苗はいつ植えるのが正解? 涼しくない、まだまだ暑いから迷う!
 暑かった8月が終わろうとしています。猫店長「さぶ」率いる我がお花屋は、古い建屋なので夏は暑くて冬は寒い。  酷使にも...
子どもの夏休みの宿題が終わらない!まだ間に合う自由研究5選と“やる気スイッチ”体験談
 夏休みもそろそろ終わる頃…。もしかしたら、宿題がまだ終わっていない子どももいるかもしれませんね。特に自由研究は頭を悩ま...
2024-08-28 06:00 ライフスタイル
なんてこと! レスポのポーチが980円で買えるなんて「マキア」史上最高級の満足度
 レスポートサックと集英社ファッション&ビューティ4誌とのコラボ第4弾の一環として、レスポートサックのポーチが「MAQU...
女性のパンツだって黄ばみます! 厄介な下着の黄ばみ原因と真っ白に戻す方法3つ
 女性のパンツにまつわる悩みの一つに「黄ばみ」があります。普段から清潔にしているのにどうしてパンツは黄ばんでしまうのでし...
暑い暑い東京の夏の思い出
 一緒に連れて来てもらったんだ。  いいね、こういうの。
ゆらゆら尻尾がたまらにゃい! “たまたま”のほのぼのツーショット
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
「麻婆豆腐」の由来は?
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
波動、引き寄せ、前世はフランスの作家⁉ スピリチュアルにハマったの人のトンデモLINE3選
 スピリチュアルにハマった人からのLINEに心がざわついた経験はありませんか?  何を信じても本人の人生なので自...
ほっこり癒し漫画/第80回「るーるールルルー」
【連載第80回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、「コクハク」に登場! 「しっぽのお...
女子のダラダラLINEを終わらせたい時はこれよこれ。既読スルー前に遂行する鉄板テク3つ
 女友達とLINEのやりとりをしていてありがちなのが、目的のないダラダラした会話になること…。  自分は楽しく会話...
非常識な「子持ち様」にイライラが止まらない。子持ちじゃない勢“心の中”の攻防
 最近よく耳にするワード「子持ち様」。「特別扱いされて当たり前」「子持ちの方が偉いでしょ」と勘違いした態度を取っている親...
癒しと勇気を与えるにゃ! 天使みたいな“たまたま”にロックオン
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
炎天下の植え込みで元気に咲き続けた花とは? 暑すぎる夏でも「優勝した植物」答え合わせ 
 猫店長「さぶ」率いる愛すべき我がお花屋の日常業務として、「公共の仕事」なんてものもございます。近隣地域の公園や道路の植...
“幽霊商店会”から「相談がある」と突然言われ、会合に出てみると…何!ナニ!!なにー!!!
 東京下町育ちの私、ここ35年以上都心(港区、渋谷区、目黒区周辺)暮らしをしている。現在は、とある人気神社周辺、そこそこ...
SNSの闇だよね…承認欲求がダダ漏れのウザい投稿あるある5選
 SNSで知人や友人と繋がるのが普通の時代。みんなのプライベートを垣間見れる一方で、「あ〜またやってるよ…」とゲンナリし...
【調香師が推す】夏疲れを絶つ!アルガンオイルで作る簡単アロマ化粧水。フェロモンタイプ別に解説
 夏の疲れが一気に出やすいこの時期は、いつもよりていねいなスキンケアで肌を労(いた)わってあげましょう。今回は、フローラ...