秋の香り「金木犀」は女性の味方!エイジングケアにも期待

斑目茂美 開運花師
更新日:2021-12-21 16:22
投稿日:2019-09-28 06:00

「肥満」と「老い」に効果あり?

 秋のほんの短い期間、どこからともなく金木犀の香りが辺りに漂ってくると、夏の疲れとお彼岸商戦の疲れが吹っ飛ぶような気がいたします。

 花の姿は見えずとも、強く放つ芳香をたどって行けば、その香りの正体とは思えないほどの可愛らしいオレンジ色の小さな花が大木いっぱいに咲いております。

 濃厚だけども爽やかなこの香りが子供の頃からワタクシ大好きで、小学校の頃、学校の校庭にあった金木犀の大木周辺の掃除当番のときは思わずガッツポーズ。お掃除そっちのけで儚く落下しているたくさんの花殻をしゃがんで拾い集めていた記憶がございます。

 手のひら一杯にのせた小さな花を思い切り吸い込むと、芳しい香りと共に、鼻から入る大量の花殻で毎回むせる……という学習能力の無さは、ワタクシの頭の悪さゆえなのか、或いは、その香りがワタクシを陶酔させるのか……。

 金木犀は雨に一度でも濡れると散り落ちる潔さから「気高い」や、強い香りの割にはお花が小さいことから「謙遜」など、イメージ通りの花言葉でございます。

 金木犀の特徴はなんといってもその香り。香水やアロマオイルなどの原料にもなる香りは、ラベンダー同様イライラを抑える「癒し」効果はもちろんでございますが、意外と知られていないのがダイエットに効くかもしれませんな、ということ。金木犀の香りが視床下部から分泌される食欲増進タンパク質「オレキシン」の分泌を抑えてくれるようでございます。

 お食事の前に金木犀のアロマオイルなんぞをチョイと嗅いでみるとか、金木犀のお花を使った桂花茶を食前に飲む…なんていうのもアリかもしれませんな。古くから漢方としても利用されておりました金木犀は、お薬としてだけではなく、お茶にお菓子にお酒にと用途はさまざま。

 本当かどうかは本人を見てみないことには分かりかねますが、世界の三大美女「楊貴妃」もこの金木犀を漬け込んだお酒「桂花陳酒」を愛飲していたとのことでございます。桂花(金木犀)を体に取り込むことは体内の抗酸化作用にも良いとされ、エイジングケアに効くとされているようでございます。

 金木犀はいわば「女性の味方」のようなお花でございます。

斑目茂美
記事一覧
開運花師
半導体エンジニアを経て花業界に転身。イベント・ホテルなどの装飾も手がける生花店を営む傍ら、コンテストで優勝・入賞を重ね、雑誌・新聞等に作品を発表する。神奈川各所にて花教室を開催。障害者支援も花で実践。悩ましくも素敵なお客様を「花」で幸せへと導く道先案内人。ブサかわ猫店長「さぶ」ともに奮闘中。Facebookやってます。

ライフスタイル 新着一覧


45歳、いつになれば楽になる? 自由に生きてるはずの私が、定食屋の秋刀魚で涙を滲ませた理由
 踊り子として全国各地の舞台に立つ新井見枝香さんの“こじらせ”エッセーです。いつでも、いついつまでも何かしら悩みは尽きな...
月経不調はストレスで悪化する? “脳疲労”と生理痛を軽くするセルフケア【専門医監修】
「生理痛はいつものこと、仕方ない」「PMSは気のせい」--などとガマンしてそのままにしていたり、鎮痛薬でやり過ごしたりし...
“推し”は最初から決まっていた…元芸能人が明かす「オーディション番組」の過酷な裏側と選ばれる子の共通点
 世間を揺るがす芸能界のさまざまな噂。ニュースとして報じられ、真実が明らかになることも増えました。現在は清浄化が行われて...
「お尻トントン、もっと~!」可愛すぎる“にゃんたま”の甘えに抗えない♡
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
「寝てるカナ!」「ぁりがとぅ」それ、なんとかならん? Z世代が震えた“大人のクセ強”LINE6選
 流行り言葉は目まぐるしく移り変わりますが、やっぱり受け入れられない言葉はあるもの。今回は、どうしてもモヤモヤしてしまう...
「生理痛で婦人科に行くなんて大げさ」は間違い。月経不調の陰に潜む病気のリスク【専門医監修】
「月経前や月経中の腹痛がひどい」「頭痛や気持ちがわるくなったりする」「イライラが止まらない」…そんな月経にまつわる不調を...
【動物&飼い主ほっこり漫画】第103回「みんなで百物語ニャーン!」
【連載第103回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、「コクハク」に登場! 「しっぽの...
【漢字探し】「鎌(カマ)」の中に隠れた一文字は?(難易度★★☆☆☆)
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「校閲婦人と学ぶ!意外と知らない女ことば」では、女性...
40代、気づいたらぼっち…まぁ、仕方がない3つの理由と“新しいつながり”の見つけ方
 40代を過ぎてから「友達が減った」と感じていませんか? 学生時代に親友と呼べるほど仲の良かった友達でも、気がつけば年賀...
メン地下「推し活」でメンタル崩壊、ストーカー寸前…沼りすぎた女たちの壮絶リアルな体験談
 いろんな意味で話題の「メン地下(=メンズ地下アイドル)」は、激しいハマり方をする女性ファンが多いことでも有名です。 ...
義母からの過干渉が「上司より怖い…」30歳新妻を追い詰めた“凶器”のようなLINE
 私の友人ユリ(30歳・事務職)が結婚して半年。幸せいっぱいの新婚生活を想像していた彼女を待っていたのは、思わぬ“監視網...
やってもた! 買って後悔した“便利グッズと家電”無駄遣いエピソード。バナナケースってマジで何で買った?
 今日も日本中で便利グッズや便利家電が生み出されています。でも、中には便利なはずなのに使ってみると「絶対いらないわ…」と...
マイメロがちょこん♡ 100均の“ワッペン”で服がめちゃ可愛くなった! 芸能人もハマる、手芸が密かなブーム?
 もともと裁縫が好きで洋服や小物を作るのを趣味としていたのですが、引越しのタイミングでミシンを仕舞い込んでから、すっかり...
おばば軍団から聞いた不思議な話。植物のパワーって本当にある? 花屋おすすめの“魔除けになる”飾り方
 ワタクシはいわゆる「スピなお話」が「都市伝説」関連と合わせて大好物でございます。  仕事柄、葬祭や宗教関係の方々...
姑の「無事でよかった」にウルッ…。義母からの“心に染みた一言”4つ。「うちの宝よ」って照れくさいなあ!
“姑”と聞くと「うわぁ…」とマイナスなイメージが浮かぶ人もいるかもしれませんが、素敵な姑も存在するもの。そんな姑をもつ女...
猫さま「ただ受け止めよ…」風に身を任せる“にゃんたま”のありがた~い説法が聞こえる?
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...