絶対安心の贈答花…幸せを呼ぶ「胡蝶蘭」の置き場所は?

斑目茂美 開運花師
更新日:2019-10-05 06:00
投稿日:2019-10-05 06:00

花言葉はズバリ幸せが飛んでくる!

 高級なイメージの胡蝶蘭は学名を「ファレノプシスアフロディーテ」と申します。アフロディーテはギリシャ神話の登場人物ご存知「花と美の女神」別名ビーナスのことですが、問題はファレノプシス。「蛾のような」という意味の、縁起が良いんだか悪いんだか、何だかよ〜という微妙な意味合いのお花でございますな。

 ですが、日本ではなんとなくイメージが低い蛾に比べると、何だか優雅に美しく見える蝶々が飛んでいるようにみえる花の形から「胡蝶」と名付け、日本では胡蝶蘭と申します。最近では「ファレノ」という略式での呼び名が浸透しております。

 お色は白がオーソドックスではございますが、ピンクや黄色、それこそまるで鮮やかな蛾のような模様や形もございますし、サイズも大きいものから小さいものまで、たくさん!

 そういえば、今は懐かしい……バブル時代。ファレノ1本1万円が定説だったようで、以前、伝説の六本木のクラブホステスの方がテレビのドキュメンタリー番組で、自身のバースデーに常連のお客様からファレノ100本のお祝い花がお店に届いた……だなんて、恐ろしいお話を笑いながらなさっているのを強烈に覚えております。

 それほど「贈答はファレノであれば大安心」という送り主には「絶対的安心贈答品」の筆頭である、ということなのでござんしょうな。

 最近ではお祝いどころか、昨今の異常なまでの暑い日本の夏のせいなのか、お悔やみでも本当によく売れます。故人がお好きということもあってか、先日の「ジャニー喜多川さんお別れ会」でも、すごい量のファレノ鉢が祭壇にならんでいたのは記憶に新しく、それをご覧になったあなた。「これ全部で一体おいくら万円するのかしら?」なんて思ったのではございませんか? ええ、もちろんワタクシもでございます。

ファレノの花言葉「幸せが飛んでくる」は割と最近では知られているやもしれません。何だか、お金持ちのお宅やお医者様のお宅の玄関には必ずといっていいほど、ファレノが飾られてございます。ワタクシのお店のご贔屓様もやはりファレノ信仰が強い方が多く、店内のファレノ鉢をザーッとお買い求めいただく奥方なんて、札束のあまりの厚みで、お財布を机に置くと立っていましたわ、そういえば(笑)。

斑目茂美
記事一覧
開運花師
半導体エンジニアを経て花業界に転身。イベント・ホテルなどの装飾も手がける生花店を営む傍ら、コンテストで優勝・入賞を重ね、雑誌・新聞等に作品を発表する。神奈川各所にて花教室を開催。障害者支援も花で実践。悩ましくも素敵なお客様を「花」で幸せへと導く道先案内人。ブサかわ猫店長「さぶ」ともに奮闘中。Facebookやってます。

ライフスタイル 新着一覧


猫が優勝! 鹿との“たまたま”脳内対決で「奇跡的可愛さ」を実感した報告
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
ガチとの線引きはどこ? 嫌われやすい「にわかファンあるある」6選
 スポーツ界やアイドル界には、多くのファンがいますよね。ファンについて最近よく言われるのが「にわかファン」の存在。ガチフ...
【花選びの新常識】高感度な人たちは「豪華すぎない切り花」が好き!?
 猛烈に暑い今夏。暑すぎて「切り花は日持ちがしない」という買い渋りの声はよく聞かれますが、それでも植物はなんだかよく売れ...
抱えきれない気持ちは外に出したほうがいい 2023.8.30(水)
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
メンタルと財布を死守! 大人女性の「心が荒まない」節約術
 物価が上がり続け、日々の生活にかかるお金が増えていることを意識しつつも、生活の満足度は下げたくないのが大人世代。過剰な...
初対面でも距離感ゼロ民! ズカズカと踏み込んでくる“クセ強”LINE3選
 人は千差万別でいろいろな性格がありますが、初対面で戸惑ってしまうのが「距離感ゼロで近づいてくる人」。普通は少しずつ仲良...
彩どりの中の暮らし 2023.8.28(月)
 モノトーンを身に着けた若い女性。  これからたくさんのことを経験して、いろんな色を取り込んでいくのだろう。 ...
カメラマンの珠玉の1枚!台風一過の純白“たまたま”を見て♡
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
30代40代からでも「褒め上手」になれる?円滑な人間関係を構築するコツ
 あなたは人を褒めることが得意ですか? 「すごい!」と思っていても、どう伝えたらよいのか分からず、スルーしてしまう人もい...
【セリア&ダイソー】人気定番3品でイライラ激減! 2023.8.27(土)
 引っ越しをして生活環境が変わり、顔を洗うだけでも無駄に時間がかかり、とにかく鈍くさい。なぜかって? 洗顔フォームの定位...
「ひとつ前の季節」を懐かしく思う不思議 2023.8.26(土)
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
ほっこりする動物漫画/第56回「散歩道 ワンが心とアキノソラ」
【連載第56回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、突然「コクハク」に登場! 生きものたち、...
あ~すっきり! 子供の習い事でマウントをとるママ友を一撃する言葉
 子供が小さい時は、保育園や幼稚園のママ友との付き合いを避けられません。特にやっかいなのが、自分の子供とほかの子供を比較...
「もしかして妊娠してる?」勘が鋭い人から届いたドキドキLINE3選
 世の中には、勘の鋭い人がいます。ほんの小さなことでも見透かされたように言い当てられるので、恐怖すら感じる時もありますよ...
路地裏にスタジアムの歓声が響く 2023.8.25(金)
 スポーツに夢中になる誰かの汗と涙に励まされる。  彼らの姿に僕らは何を見ているんだろう?  ちょっと凹んで...
人間関係は日々修業!「アシスト上手な大人」はやっぱり超かっこいい
 みなさんの周りには、「この人は目立たないけれど、いい仕事してるんだよな」と思える人はいますか?  もしいるなら、そ...