“生活習慣病”も予防して! 介護は認知症だけじゃないんです

東城ゆず ライター・エディター
更新日:2019-10-16 06:00
投稿日:2019-10-16 06:00

生活習慣病を予防するためには

 生活習慣病を予防するためには、生活習慣病について詳しく知る必要があるでしょう。そして、できるだけ若い年齢で健康的に生活するために好ましくない習慣を少しずつ改善させることが大切です。そこで、生活習慣病を予防するために心がけたいことを紹介します。

“薬はよくない”という思い込みはやめる

「病気は早期発見することが重要」と言われても、病院に行かない人がいます。医師に怒られることを億劫に感じる人もいますが、筆者は個人的に「薬がよくない」と思い込んでいる人が多い印象を受けます。

 薬は適切な量を適切なタイミングで飲めば、悪さをすることはありません。医療の進歩は凄まじいので、「薬はよくない」というのは、今は昔の話になってきています。眠れないのに「癖になるから」と、睡眠薬を飲まない。「最近、人に会いたくない。人生が嫌だ」という状態なのに、心療内科にかからない人も多くいます。

 睡眠薬を飲まずに眠れなくなると、日中にうたた寝することになります。人に会うのが億劫だと外に出ることを控えるため、必然的に運動量は落ちるでしょう。肝心なのは、薬への間違った認識をやめること。医師から処方された正しい内服をして早めにトラブルを解決すれば、大ごとにならずに済む場合もあるのです。

食事はトータルバランスで見ること

 毎日徹底して食事を管理するのは大変です。オススメなのは、1週間のトータルバランスで管理すること。土曜日に飲み会に出かけたのであれば、日曜日はおかゆや湯豆腐、温野菜などでカロリーや塩分を控えたものにするなど。

 濃い味に慣れてしまえば、「さらに塩分が欲しい」と思うのが普通です。食べ過ぎた日やカロリーを多くとった日の翌日は、「うすい」と思うくらいの味付けや物足りない食事をしてみましょう。自ら意識して調整すれば、「こんな食事制限を強いられたくない」と、乱れた食生活に危機感を持つことができるはずです。

飲酒や喫煙をしたい理由を考える

 多くの人が、“飲酒や喫煙がよくない”と、頭では理解しています。しかし「酒とタバコが生きがい」という人もいます。そのような人に「なぜ喫煙と飲酒が生きがいなのか?」と尋ねても、答えることはできません。

 自分が飲酒や喫煙をしたい理由を、もう一度よく考えてみましょう。飲酒や喫煙を止める方法は、いくらでもあるのです。そして、ほかにもストレスを緩和させるスポーツや趣味など、楽しいことはたくさんあります。また、飲酒と喫煙をやめれば多くの場合は経済的にも“ゆとり”ができます。浮いたお金で旅行に行くことの方が、よっぽど健康的ですよね。

 依存状態は怖いものです。習慣化してやめられない場合は、医師や周囲の人に協力してもらう必要もあります。手遅れにならないように、まずは“悪習慣を繰り返してしまう理由”を見つめ直すべきでしょう。

認知症と同じくらい怖い生活習慣病

 若い時から生活習慣病と認知症を予防するよう心がけていれば、老後に困ることは少なくなるでしょう。それでも、すでに習慣となっていることをやめるのは辛いこと。だから、実際に困ることになるその時まで「やめなくてもいいかなぁ」と甘えが出てしまいます。

 今やめるのが辛いことは、きっと10年後も辛いです。50年後は、さらに習慣が根強く辛いことになっています。早めに負の連鎖に気づくことが、より良い老後を送る秘訣になるのではないでしょうか。

東城ゆず
記事一覧
ライター・エディター
1994年生まれ。11歳の頃からブログを運営。ライターやエディターとして、女性誌メディアや地元新聞のコラム枠まで幅広く活躍中。恋愛やママ友問題、介護士であった経験からリアルな介護問題まで幅広い知見がある。年子兄弟を連れ離婚の経験があり、現在は再婚に至る。

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


毎朝のメイクも満員電車も嫌! 出勤再開がつらい時の対処法
 コロナ禍でリモートワークが当たり前の働き方になり、ようやく慣れたと思ったら通勤再開! 何コレつらい! という人、集まれ...
窮屈な世の中になった?見た目の話って難しい 2023.4.2(日)
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
苦手な実母の新居訪問で事前に対策したこと 2023.4.1(土)
 コロナが落ち着いて、マスク着用も個人の判断になり、やっと日常が戻ってきた感じがしています。そして人の移動も……。  ...
家族愛がレべチ!子煩悩パパから届いた100点満点“神”LINE3選
 世の中には、星の数ほど男性がいるけれど、まだまだ男女差別の残る日本では、ママがメインで家事や育児をしている家庭が多いで...
心の鍵を開けるか締めるか 新しい季節の目標 2023.3.31(金)
 やっと待ちわびた春がやってきた。  新年に聞かれる「今年の目標」ではないが、年度明けにもちょっとした目標を立てて...
日本人は嫉妬心が強い?だからこそ「おめでとう」を伝えよう
 みなさんは、ちゃんと「ありがとう、ごめんね」を言える大人ですか? 私はなるべく気をつけて、意識的に言うようにしています...
予知できない?「富士山噴火」の可能性を専門家に聞いてみた
 近年、南海トラフの巨大地震や首都圏直下地震など大地震のリスクが指摘されるが、忘れてはいけないのが富士山の大噴火だ。 ...
義母からの“プレゼント攻撃”に困る…ギリギリセーフな断り方
 誰だって、義母とは良い関係を築きたいもの。義母も同じように思っているからあなたにプレゼントをくれるのですが、ありがた迷...
ぽちゃぽちゃ阻止! 小腹がすいた時の理想的な5つのお菓子
 年齢を重ねると、食べすぎているわけでもないのに太りやすくなるから不思議です。コロナ禍に自宅で過ごす時間が増え、サイズア...
にゃんたま島も春本番!「源平桃」と“たまたま”が夢の共演♡
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
ゴワついてるけど使えるし…タオルの「捨てどき」問題解決法
 毎日、キッチンや洗面所などで使っているタオル。あなたは、どんなタイミングで入れ替えをしていますか? 中には捨てどきが分...
コスパ最高ランク、“超満開”長っ! 開運花の「レウイシア・エリーゼ」
 猫店長「さぶ」率いる愛すべき我が花屋。お店の立地が神奈川のカントリー風情たっぷりな場所にあるせいか、周りには農家さんも...
Amazon1位「マグネットネイル」を購入 “磁石の魔術師”になれるのか?
 話題のコスメや、広告でよく見かける化粧品や日用品。「webでよく見るあの商品、本当にイイの?」「買ってみたいけれど、口...
「結婚しなくてもいい時代」に結婚する意味 2023.3.29(水)
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
口永良部に日が沈む 海を眺めながら考えた 2023.3.27(月)
 鹿児島県の口永良部島(くちのえらぶじま)に日が沈む。  この写真を撮影したのはいつだっけ。左に見えるのが屋久島だ...
モフモフ感がたまらない! アイドル“たまたま”にロックオン
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...