EXILE町田啓太の素顔に迫る「もう29歳」の真意と14の質問

内埜さくら 恋愛コラムニスト
更新日:2019-11-20 06:00
投稿日:2019-11-20 06:00
 役者道をまい進中の劇団EXILE・町田啓太さん(29)の1st写真集『BASIC』(光文社)が、11月20日にリリースされます。発売を記念して、撮影秘話やプライベート話をインタビュー。「コクハク」でしか読めない特別Q&Aでは、恋愛観などにも迫ります!

――何度も質問されていると思いますが、タイトル『BASIC』の由来は?

町田啓太(以下、町田) 今日、初めて質問されました(笑)。僕が発案したので聞いていただけてうれしいです。作品には僕が普段考えていることや好きなこと、興味があるものが詰め込まれているので、“根本”や“基本”という意味を持つ『BASIC』と名づけました。編集部さんからは『WILL』や『SEARCH』、『NOSTALSIE』、『REBORN』……いろんな案をいただき、僕からも提案させていただきましたが、最後のほうに出てきたこのタイトルが一番、自分の中でしっくりきたんです。かなり考え抜きましたが、みなさんにも賛成していただき、決めました。

――写真集は二部構成で、一部は新宿・ゴールデン街で撮影したそうですね。

町田 プライベートでも数回、行ったことがあるのですが、僕はああいった外国映画に出てくるような風景が好きなんです。そもそも僕自身が赤ちょうちん系の店や、アングラで昭和テイストが残っているような飲み屋街が好きですし。打ち合わせで話が出て全員の合意を経て臨みましたが、ゴールデン街ならではの風景で撮影できたことは、貴重な経験でした。

――写真集にはお酒を飲むカットもありますが、普段もお酒は飲みますか?

町田 お酒は好きではありますが、年齢を重ねるごとに酔うのが早くなっています(苦笑)。最近は一杯で酔ってしまい、すぐに眠くなります……(笑)。

――まだ29歳という若さなのに?

町田 20代前半の頃のように、何杯も飲みながら大騒ぎをするスタイルが合わなくなってきているんです。今は食事をしながら適度にお酒を楽しんで、早く解散して家に帰って寝るほうが、カラダに合っているような気がします。

 もともとはイケるクチだったんです。20歳で劇団EXILEに加入した当初は、朝まで飲む日もあったのですが、27歳頃から弱くなってきましたね(笑)。僕は自分の年齢を、“もう29歳”だととらえています。

時間が足りない

――“まだ”ではなく“もう”と感じている理由は。

町田 19歳の頃から今の事務所に所属しているので、そこから計算すると「もう10年経ったのか……」という感じなんです。過去を振り返ると、「もっといろいろできただろう」と思うと同時に、時間が足りないと感じてしまう自分がいます。僕が想像していた29歳には届いていないですし。

――以前はどんな29歳を想像していたのでしょうか。

町田 俳優としての作品の出演数と、海外へ行く回数がもっと増えているなど、幅広くお仕事をしているようなイメージを持っていました。性格も、今よりオトナになっているだろうと思っていたのに、小学生の頃からまったく変わっていません(笑)。残念でもあり、そういうものなのかなとも思いますが。

――その思いは、写真集に込められましたか?

町田 もちろんです。写真集という形にすることで、自分の人生の“点”を“線”に結びつけられたような気がしています。子どもの頃から乗り物が好きでパイロットに憧れて航空学校(現・日本航空高校石川)に入学し、その高校でダンス部に入部してキャプテンを務めました。

 その後、教員になりたいと思って日本体育大学に入学したのに、なぜ今、自分は俳優をしているのか。写真やインタビューを通じて思い出すことで、原点に戻ることができました。地元の群馬で恩師や幼馴染みと再会し、座談会をしたことも影響していると思っています。

好きだった子に…

――その座談会での秘話を、少しだけ教えていただきたいのですが。

町田 僕が中学生の頃に好きだった子の話になったんです。その子のために僕がある行動をしたのですが、旧友たちの間では笑い話になっていてるらしく(笑)。自分では覚えていなかったので驚きました。

 ほかには小学生時代の話もしました。「僕、そんなスポーツやっていましたっけ?」というエピソードでしたが(笑)。僕が覚えていない過去を、小学校時代の恩師と旧友たちが話していて最中は冷や汗をかきましたが(笑)、幼少期をみなさんに知っていただけるインタビューになっています。

――最後に、1万字インタビュー、プラス写真集の見どころもお願いします。

町田 インタビューでは過去や今の自分の心情を掲載させていただいていますが、写真集には20分ほどのDVDもついています。写真集をご覧になってからメイキングDVDをご鑑賞いただくと、より楽しめると思います。写真を先に、DVDは後でお願いします!(笑)

 そして、ご覧くださった方々が内容をどなたかに話したくなったら、口コミしていただけたらうれしいですね。

内埜さくら
記事一覧
恋愛コラムニスト
これまでのインタビュー人数は3500人以上。無料の恋愛相談は年間200人以上の男女が利用、リピーターも多い(現在休止中。準備中のため近日中にブログにて開始を告知予定)。恋愛コメンテーターとして「ZIP!」(日本テレビ系)、「スッキリ」(同)、「バラいろダンディ」(MX-TV)、「5時に夢中!」(同)などのテレビやラジオ、雑誌に多数出演。

URL: https://ameblo.jp/sakura-ment

関連キーワード

エンタメ 新着一覧


夕飯のカレーで描いた星家の“遠慮のない家族”への変化。入山法子の名場面を振り返り
 昭和37年1月、「原爆裁判」の原告のひとり、吉田ミキ(入山法子)が法廷に立つことを承諾。広島から上京してきたミキを、原...
桧山珠美 2024-09-05 17:30 エンタメ
虎に翼の脚本は朝ドラ特有の“中だるみ”なし!塚地出演「あさイチ」との連携プレイにも救われた
 昭和34年、優未(毎田暖乃)は高校1年生に。直明(三山凌輝)と玲美(菊池和澄)の間に子供が産まれ、猪爪家はますますにぎ...
桧山珠美 2024-09-02 17:30 エンタメ
東出昌大“狩猟系イケメン”面目躍如。通り過ぎていった女性たちは何を思う
 期待に応える男、東出昌大(36)がまたまたやってくれました。今度は“デキ婚”ですって。いつかやってくれるだろうとは思っ...
第110回感動のラストシーン! 余貴美子演じる百合さんの“ある台詞”がとっても可愛かった
 寅子(伊藤沙莉)たちとの同居がつらいと本心を語り、家を出ようとするのどか(尾碕真花)。そんな彼女に、優未(毎田暖乃)は...
桧山珠美 2024-08-31 06:00 エンタメ
【写真特集】10年前の初々しい東出昌大。オールバック、ナチュラル、横流し…髪型3変化
【この写真の本文に戻る⇒】杏との離婚から4年、東出昌大“デキ再婚”で話題の養育費問題。子のために前妻が即やるべき事【弁護...
虎に翼108回目でお見事だった2つのシーン。世の中の“普通人”の理不尽な思いを代弁させた
 稲垣(松川尚瑠輝)と小橋(名村辰)にも手伝ってもらい、裁判所で中学生向けの法律の勉強会を開いた寅子(伊藤沙莉)。だが話...
桧山珠美 2024-08-28 17:15 エンタメ
松本人志はいまや「憧れの芸人」ではない。若手芸人が話す3つの理由
「生きるお笑い界の伝説」ことダウンタウン松本。還暦を迎えた今も大人気の冠番組を複数抱え、お笑い界で最も大きな発言権を誇る...
帽子田 2024-08-28 09:38 エンタメ
なんて賢い子!“星家イチのオトナ”が優未だった件。27日あさイチに“料理男子”井上祐貴が降臨
 寅子(伊藤沙莉)と優未(毎田暖乃)は星家で暮らし始めるが、航一(岡田将生)の長男・朋一(井上祐貴)、長女・のどか(尾碕...
桧山珠美 2024-08-26 17:35 エンタメ
木戸大聖が世間に見つかってしまった!月9「海のはじまり」スピンオフでファン急増中
 めめ(目黒蓮)の体調不良が心配でなりません。現在、フジテレビ系月9「海のはじまり」に主演していますが、Snow Man...
寅子の「心が躍るような」結婚式。放送残り1カ月ちょっと、NHKにスピンオフで描いてほしいこと
 お互いそれぞれの名字を名乗ったうえで、「夫婦のようなもの」になることを決めた寅子(伊藤沙莉)と航一(岡田将生)。猪爪家...
桧山珠美 2024-08-24 06:00 エンタメ
平手友梨奈がHYBEと契約終了、2度目の退所で訪れる転機。神童が“本物”に返り咲く日
 平手友梨奈(23)が今月8日、韓国の大手芸能事務所「HYBE」日本本社のレーベル「NAECO」との専属契約を終了した。...
こじらぶ 2024-08-24 06:00 エンタメ
【写真特集】女子アナ時代、初々しい浴衣姿の田中みな実
【この写真の本文に戻る⇒】 なぜ田中みな実は「いらん一言」を放つのか。女優ヅラ発言の真意を考察
なぜ田中みな実は「いらん一言」を放つのか。女優ヅラ発言の真意を考察
 放送中のドラマ『ギークス〜警察署の変人たち〜』(フジテレビ系)にて、3人の主要キャラのうちの1人に抜擢されている田中み...
堺屋大地 2024-08-23 06:00 エンタメ
航一は本当に明治生まれなのか?「夫のようなもの」を許容できる男に疑惑
 航一(岡田将生)から、そこまで悩むのなら結婚をやめようと告げられた寅子(伊藤沙莉)。それは婚姻届を出す結婚をやめようと...
桧山珠美 2024-08-24 00:23 エンタメ
『ラヴィット!』に疑問の声。違和感たっぷりでもギャル曽根の「超ギャルル」を推すワケ
「日本でいちばん明るい朝番組」をコンセプトに、平日の朝に笑いと情報を届けている人気番組『ラヴィット!』(TBS系)。 ...
寅子版「自分会議」はユニークな演出だった! “ラスボス”百合さんに俄然注目
 結婚したら、自分か航一(岡田将生)のどちらかの名字が必ず変わることに、改めて気付いた寅子(伊藤沙莉)。  自分が...
桧山珠美 2024-08-20 15:30 エンタメ