初詣は神社とお寺どっちが良いの? ご利益アップの方法♪

コクハク編集部
更新日:2020-01-11 06:37
投稿日:2019-12-31 06:00
 普段は神社やお寺に行かない人でも、新年の始まりに「初詣」に向かう方は多いでしょう。でも、「初詣は神社とお寺どちらが正しいのか?」を、知っている方は少ないかも? そこで、今さら聞けない初詣の参拝方法を今回はお伝えします。

そもそも初詣とは?なんのために行くの?

 お正月というと「初詣」というイメージがありますよね。でも、そもそも初詣には、どんな意味があるのでしょうか?

初詣の意味

 初詣の「詣」とは、“自らの意思で社寺に参拝する”という意味があるそうです。その言葉の通り「初詣」とは、“年が明けて初めて社寺に参拝する”ことを指します。

初詣をする目的

 初詣をする目的は、神仏に対して旧年の感謝を伝えると同時に、「新年を平穏に過ごせるように」など、お願いごとをするという目的があります。

「今年はこんな年にしたい」など抱負を伝えたり、絵馬に願いごとを書いたりすることで、願掛けをするのです。

昔は「氏神様」or恵方の方角にある社寺に参拝していた

 昔の初詣は、自分が住む土地の神社や菩提寺にお参りをする、もしくは、その年の恵方の方角にある社寺に参拝するのが一般的でした。

 でも、近年では交通の便が良くなったことから、有名な社寺への参拝がされるようになったようです。

初詣は神社とお寺どっちが良い?

 初詣についての基礎知識が分かったところで、初詣は神社とお寺どっちに行けば良いのか、ご利益アップ方法をチェックしていきましょう。

神社でもお寺でもどちらもOK!

「初詣」というと神社に行くものと思っている方が多いかもしれませんね。でも、結論からいうと、初詣は神社でもお寺でもどちらでもOK!

 実は明治時代以前には「神や仏は区別がなく信仰される」という“神仏習合”という風習がありました。信仰上の理由があるなど特別な理由がなければ、初詣に行くのはどちらでも良いのです。

お願いごとをする対象が違う

 より詳しく掘り下げると、神社には「神」、お寺には「仏」がいると言われています。つまり、お願いごとをする対象が違うということ。

 社寺を選ばずに参拝するというのも、日本独自の考え方がベースとなっています。したがって、神社でもお寺でも、自分が参拝したい場所に行けば良いのです。

ただし、参拝の作法は違うので注意が必要!

 神社・お寺どちらでも良いとはいえ、参拝の作法が違うということは頭に入れておきましょう。そこで、併せて正しい参拝の作法をお伝えします。

【神社での参拝方法】

1. 鳥居の前で一礼をして、右端か左端を通って境内を歩きます。
2. 手水舎で手を清めます。
3. 本殿の前で一礼をして、お賽銭を入れます。(金がある場合には鳴らします)
4. 二例二拍手一礼をして、手を合わせて祈ります。
5. 最後に、一礼をします。

【お寺での参拝方法】

1. 山門の前で一礼をして、敷居を踏まずに入ります。
2. 手水舎で手を清めます。(お線香があれば煙で体を清めます)
3. 本堂の前で一礼をして、鐘を鳴らします。
4. お賽銭を入れ、胸の前で合掌をして祈ります。(柏手は打ちません)
5. 最後に、一礼をします。

【あわせて読みたい】縁結び神社のマナー知ってますか?神頼み効果を上げる方法

今さら聞けない初詣のルール!ご利益アップの方法とは?

 最後に、今さら聞けない初詣のQ&Aを見ていきましょう! ご利益アップに一役買ってくれますよ。

まずは氏神or菩提寺に参拝するのが◎

 有名な社寺に初詣に行く方は増えていますが、実は大きな社寺に行く前に地元の守り神である氏神様or菩提寺にお参りしてからにするのが◎!

 神様同士は繋がりがあるとも言われているため、事前に地元の社寺で「◯◯神社or◯◯寺に行きます」ということを伝えておくと良いですよ。

できれば1/7までに行く

 正月三が日のどこかで初詣に行かなければいけないと考える方は多いですが、初詣をする期間は実は元旦〜できれば1/7まで。

 もしも、その間に初詣に行けない場合には、旧正月である節分までに参拝をするようにしましょう。

お賽銭やお布施の額は気持ちで

 お賽銭やお布施を、どのくらいの額にするかで迷ってしまう方は多いでしょう。でも、お賽銭は高い安いの問題ではありません。

 あくまで無理なく、自分の気持ちを込めて納めるようにしましょう。

お願いごとは基本的には1つ

 いくつもお願いごとをしたくなる気持ちは分かりますが、お願いごとは基本的には1つだそうです。まずは、旧年無事に過ごせたことへの感謝を捧げた後に、新年のお願いごとを伝えるようにしましょう。

初詣で良い新年の幕開けを♪

 令和を迎えて初めてのお正月。いつもよりも身が引き締まる思いで、新年を迎える方も多いのではないでしょうか?

 毎年なんとなくの恒例行事として初詣へと向かっていた方も多いと思いますが、初詣の意味や参拝方法を知ることで、ご利益が変わってくるかもしれません!

 旧年の感謝と、そして、新年の抱負を胸に、ぜひ社寺へと足を運んでみてくださいね。良い1年になりますよう!

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

ライフスタイル 新着一覧


買い物と恋愛は似てる? 人はなかなか手に入らない物が好き
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
仏人男性が「仏花」を彼女に贈ってしまった…仏壇に供える花の定義とは?
 少し前にフランス人男性が、お仏壇に供える花束だと知らずに日本人のガールフレンドにプレゼントした話がSNSで話題になって...
自虐戦略に乗っかる? ドンキ新業態「ドミセ」のドすべりはなぜ不発だった
 ドン・キホーテ(以下「ドンキ」)の新業態「ドミセ」が話題です。売れると踏んで売り出したオリジナル商品の中で、目標売上額...
ぐにょっとした虫の感触が恐怖! トラウマ級エピと嫌いを克服する方法
 この季節、頭を悩ませるのが「虫」です。特に虫嫌いの人にとっては、生活するのに支障が出るくらい虫の存在は恐怖そのもの……...
猫のたまり場でパチリ! 憧れの茶トラ兄貴の立派な“たまたま”
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
街の「表と裏」 バックヤードからしか見えない風景がある
 人が行き交う華やかな表通りの裏の顔。  すべてがピカピカってわけじゃないけれど、人も街も一面的ではないからね。 ...
子育てしながら“がっつり”働く最適なタイミングは「年長さん」の結論
 ステップファミリー6年目になる占い師ライターtumugiです。私は10代でデキ婚→子ども2人連れて離婚→シングルマザー...
「色の白いは七難隠す」の「七難」は何を指すの?
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や表現、地名など...
お嬢様、「ニーゼルミューカス」って何ですの? 上品すぎる“おLINE”3選
 育ちのいい女性は、言葉遣いも上品ですよね。特に、裕福な家庭のお嬢様は異次元に上品すぎる言葉遣いをしているもの……。  ...
何歳で片付ける? リビングに置いたベビーゲートを撤去した
 5歳と2歳半の子どもを育てています。先日、子どもが生まれてから設置していたベビーゲートをついに撤去した我が家。きっかけ...
ぽっちゃり体型見て妊娠と断言するなんて…ドン引きした「親戚エピ」5選
 非常識な人を見ると「あんな風にはなりたくないな」と距離を置いたりするものですが、非常識なのが親戚となると話は別。身内と...
耳がちょっぴり痛いかも?「世間知らずの大人」がたどる怖~い末路
「自分は世間知らずだな」と最後に思ったのはいつですか? もしも思い出せないくらい昔なら、ちょっと自分の住む世界が狭くなっ...
最後に乗ったのは誰? 観覧車の思い出と窓の中に見えた夢
 最後に観覧車に乗ったのはいつだったろう?  かつては親にせがんだものだけれど、いつの間にか自分がその立場になって...
共働きなのに不公平! 妻の不満が爆発する「育児の負担割合」問題
 近年では、夫婦共働きの家庭が増えています。実際に、夫の稼ぎだけで生きていくのは難しい時代になったと感じる人は多いはず。...
もうプレゼント選びに迷わない! 40代女性が欲しいものテッパン5選
 欲しいものは、年齢によって変化するものです。だからこそ、プレゼントを贈る時には、年齢に合わせた好みがわからないと迷って...
「ChargeSPOT」活用で充電忘れてもブルー回避! 2023.8.31(木)
 外出先でスマホのバッテリーが切れそうでピンチ! だからと言ってモバイルバッテリーを常に持ち歩くのも重いし、荷物になりま...