ピルのメリット「将来的に妊娠しやすくなる」って本当なの?

西史織 卵子凍結コンシェルジュ
更新日:2023-01-26 21:13
投稿日:2020-01-12 06:00

ピルのあまり知られていない注意点

目的を明確にして正しく使用しよう(写真:iStock)
目的を明確にして正しく使用しよう (写真:iStock)

 ピルを飲むとコンドームの避妊よりも確実だとされ、避妊率が上がったり、月経困難症(PMS)のリスクや生理痛が軽減されるのはよく知られた話。ですが、メリットがあるのと同時にデメリットや注意しなければならないこともあります。

 それは、血栓症という副作用です。血栓症は、血液中にできた血栓が血管を詰まらせることにより引き起こされる病気のこと。

 ピルのリスクとして血栓症になる可能性が上がるというのはたびたび指摘されますが、実際は飲み続けるよりも、飲んだり飲み止めたりといった中断期間を間に挟む方が血栓症のリスクが上がりやすいと言われています。

 もしも避妊や生理痛緩和、将来の妊娠のためにピルを飲む場合は、あまり中断期間を挟まない方が良いでしょう。

西史織
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卵子凍結コンシェルジュ
金融業界で営業、IT業界で事業開発に従事後、27歳のときに将来のことを考え卵子凍結をする。その経験から、女性のライフステージと仕事の両立についてをライフテーマに活動。妊活をしている方や卵子凍結をしたい方へ向けたクリニック検索サイト「婦人科ラボ
」を運営。Xでの情報発信や、日刊ゲンダイ、日経xWOMANでの執筆も行う。

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