泣き虫・田村の自覚が芽生えた平手の言葉
元来緊張しいの泣き虫な田村が、大舞台においてとっさに先輩のために予定にない行動をし、それが人々の心を動かす。アイドル歴1年そこらの経験にして、平手からチーム欅坂46の真髄をしっかりと受け継いでいた。
18年以降、相次ぐ初期人気メンバーの卒業と入れ替わるように加入した二期生。田村は自分たち二期が欅坂46の足手まといになっているのではと感じていた時に、全メンバーで話し合う機会を作った平手の「一期生とか二期生とか関係なくて、みんなで欅なんだよ」との言葉で、欅坂46の一員である自覚を持てたと語っている(19年4月発売の「blt graph. vol.42」より)。
また紅白放送後、年を明けての「CDTVスペシャル!年越しプレミアライブ2019→2020」(TBS系)で平手不在の中、代わって「黒い羊」のセンターを務め、昨年発売されるはずだったが、幻となった9thシングルで平手の真後ろの“裏センター”ポジションに抜擢されていた二期生・森田ひかる(18)も、「anan」(no.2157/19年7月3日売)のインタビューで、こう語っている。
~平手(友梨奈)さんが『みんなの意見を聞きたいから』と全員で今の欅坂46について話し合う場を作ってくださったんです。そのときに『1期も2期も関係なく一つのグループ。遠慮されたら逆に困るからね』と平手さんが言われたことに同期(二期生)全員感激して…。~
もともと欅坂46のファンだった森田だからこそ、一期生が造り上げた“聖域”に入ることには葛藤もあったが、「その一言で迷いは消えました」と、田村と同じくすでに出来上がっていた欅坂46の世界観を壊してしまうのではという不安を、平手が払拭してくれたと述懐している。
実際、二期生加入の発表がなされた時、多くのファンが結成当初の一期生21人への思い入れが強いこともあり、二期生を受け入れられないという反応を見せていた。
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