妻は毎日イライラ…“意識低い系の夫”の呆れた感染症対策3選

並木まき ライター・エディター
更新日:2020-02-26 17:14
投稿日:2020-02-18 06:00
 例年の恐怖であるインフルエンザだけでなく、新型コロナウィルスも脅威となっている今は、しっかりとした感染症対策が求められています。
 ところが、“意識低い系の夫”の行動によって、毎日イライラが募っている女性も…。
 魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様分析を得意とする並木まきが、残念な夫の残念すぎる感染症対策に迫ります。

1:たった10秒で手洗い完了⁉︎

「ウチの夫は、40代半ばにもなって驚くほどガサツな性格なんですが、外回りの仕事だし新型コロナウィルスが怖いので、帰宅後にはきちんと手洗いとうがいをしてもらうことにしました。

 ところが、うがいは3秒、手洗いはわずか5秒で終わり……という信じられない行動をしていて、見ていた私が唖然。

 手洗いは指先や指の間だけでなく、爪先や手首までしっかり洗うこと、と何かの記事で読んだので、夫にもそう伝えたところ『最近のは殺菌力のある石けんなんだから、5秒で大丈夫だろ。仕事で疲れてるのに、チマチマと手洗いなんてできない』と逆ギレされました。

 あんなのは手洗いって言えないはず。夫がウィルスを運んできそうで、怖くて近づきたくないのがホンネです……」(35歳女性/パート)

 ◇  ◇  ◇

 うがいは数回、手洗いも手の甲や指の間、手首まで丁寧に行うよう推奨されています。雑に済ませた場合、その効果が薄れると言われますので、妻としては不安が募りますよね……。

2:ドアや壁にベタベタと触れてから!?

「夫は、帰宅後には手洗いやうがいをしてはくれるのですが、帰宅後すぐではなく、家の中を歩き回ったあとなんです。バッグをクローゼットにしまい、冷蔵庫にある飲み物を飲んで、部屋着に着替えをした後に洗面所に行くので、それじゃあ意味がないんじゃないのって感じです。

 帰ってきてから家のドアや家具をベタベタ触っているわけだから、ウィルスを持っていたら、すぐ家族にも移りそうじゃないですか⁉︎

 あまりに怖いので、夫に指摘したんですけど『なら、俺が歩いたところと触ったところに、除菌スプレーしてよ』と言われて終わり。

 せっかくちゃんと対策するなら、タイミングも考えてほしい……」(40歳女性/音楽関係)

 ◇  ◇  ◇

 手洗いやうがいによって、ウィルスを家庭内に持ち込まない効果が見込めると言われますよね。帰宅後すぐが鉄則ながら、意識低い系の夫ほど「自分がやりたいこと」を優先させがちかもしれません。

3:使い回しマスクのマイルール!?

「マスクが品薄なことに、頭を悩ませています。

 それで、我が家の買い置きマスクにも限りがあるので、夫は勝手にマスクの使い回しを始めたんですが、見ていたら、表裏を1日ずつ使って捨てているみたい。

 それだけでなく、1日使ったマスクを新品が入っている箱に戻して、翌日また使っているのを目撃してしまいました…。

 使い捨てマスクは、清潔なものを使わなくては意味がないと思うし、表裏で使い回すだけでも気持ち悪いのに、使用済みのものを箱に戻す神経がわかりません。

 モラハラ夫なので面と向かっては言いにくいために、やんわり指摘したら『そんなこと言うなら、君が駆け回ってマスクを買ってこいよ!』と怒られました」(38歳女性/専業主婦)

 ◇  ◇  ◇

 感染症対策は、正しくおこなってこそ効果があるもの。意識が低い上にモラハラな夫がいると、とんでもないマイルールに巻き込まれる場合もあるようですね…。

まとめ

 きちんとした感染症対策が求められている今は、正しい情報をもとに一人ひとりが適切に予防する心がけが大切。しかし意識の低い夫がいることで、毎日密かに頭を抱えている妻も存在します。こんな夫たちの意識改革をするのは、なかなか難しいのも、また現実なのかもしれません。

並木まき
記事一覧
ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

関連キーワード

ラブ 新着一覧


耐えられる境界線は?「毒舌な彼氏」に悩む女性たちと“吐く”人の心理
 好きな彼氏から言われる一言には、大きく気持ちが揺さぶられるでしょう。ただその一言は、必ずしも嬉しい言葉とは限りませんよ...
恋バナ調査隊 2023-09-03 06:00 ラブ
妻よ、許してくれてありがとう!3年越しのレス解禁を望む不倫夫の大甘思考
「冷酷と激情のあいだvol.158〜女性編〜」では、コロナ禍に入る直前に夫・ユウスケさん(43歳・仮名)の浮気が発覚し、...
並木まき 2023-09-02 06:00 ラブ
私が不倫を許したと思った? 制裁離婚の好機を3年待った45歳女性の執念
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2023-09-02 06:00 ラブ
恋多きハンター「肉食女子」は結婚後どうなる? 4つのパターンを考察
 狙った獲物(男)は逃さない、恋愛テクニシャンの肉食女子。独身時代にあらゆる男をかっさらっていた肉食女子って、パートナー...
40代女性の「デートの割り勘」問題は何が正解?男性の意外な本音もアリ
 20代、30代の時は男性とのデート食事で奢られるのが当たり前だった女性も、40代になると「あれ? これって割り勘にすべ...
恋バナ調査隊 2023-09-02 06:00 ラブ
“俺から誘うね”LINEは鵜呑みNG!その気がない女性に送る男の社交辞令
 気になる男性からのLINEには、一喜一憂しますよね。「これはイケる!」と可能性を感じたら、一気に距離を縮めたくなるでし...
恋バナ調査隊 2023-09-02 06:00 ラブ
40代ほぼ童貞彼氏ってアリかも? メリット3つと幸せなお付き合いの心得
 恋愛経験の少ない男性の中には、40代でほぼ童貞の人もいます。童貞の彼氏は、恋愛経験が豊富な男性と比べて物足りないところ...
恋バナ調査隊 2023-08-31 06:00 ラブ
コロナで途切れたのに…女性から望む「復活不倫」が密やかに増え始めた
 コロナが5類に移行してから、少しずつ復活の兆しを見せはじめている関係があります。それは、不倫。コロナ以前の不倫関係が再...
内藤みか 2023-08-31 06:00 ラブ
恋愛がうまくいかない本当の理由とたった3分でできる解決法
「出会いの場に行っても、誰も私に興味を持ってくれない」 「関係がまだ浅い人とのデートが緊張してうまくいかない」 「な...
若林杏樹 2023-08-30 06:00 ラブ
彼の脳内で一体なにが? 一度じゃない、いっぱいキスする男性の心理5選
 好きな彼にいっぱいキスされたら嬉しいですよね。でもあまりに多いと「どうしたの?」「なにかあるのかな……」と、違和感を覚...
恋バナ調査隊 2023-08-30 06:00 ラブ
専業主婦をなめんなよ!「家事しないグータラ夫」3つの操縦法を試して
 専業主婦は家にいるからといって、決して暇なわけではありません。家事には終わりがありませんから、休みなく働いている人もい...
恋バナ調査隊 2023-08-29 06:00 ラブ
夫とのセックスしかダメ、その夫に拒否される私はどうしたらいいの?
 不倫や浮気の原因の一つとしてあげられるのが「セックスレス」です。  筆者も既にセックスレス状態になって9年ほど経...
豆木メイ 2023-08-29 06:00 ラブ
ビール買うの、彼氏は毎日コンビニ、私はネット…ツボが合わないけど!
 彼氏と一緒にいて「あれ? ちょっとツボが合わないな」と気になる時ってありますよね。わざわざ伝えるほどでもないささいなツ...
恋バナ調査隊 2023-08-29 06:00 ラブ
デニムという名の家事作業着を脱ぎ…セックスレス解消したきっかけ5選
 夫や彼氏とセックスレスになり、悩んでいる女性もいるでしょう。彼への気持ちが冷めているわけでないなら「なんとかしたい」「...
恋バナ調査隊 2023-08-29 06:00 ラブ
節約してくれない夫に言ってはいけない! あとで“泣きを見る”NG文言3つ
 節約してくれない夫に、「何でこんなに使ってるの!? もっと節約してよ!」とモヤモヤ……。浪費癖のある夫に悩む女性も少な...
恋バナ調査隊 2023-08-29 06:00 ラブ
アプリに潜む「既婚者ダメ男」を見抜く!チェックポイント5つと対策法
 出会いを求め、マッチングアプリを利用している人もいるでしょう。最近では、アプリを通した出会いは当たり前。しかし、中には...
恋バナ調査隊 2023-08-28 06:00 ラブ