思わぬ不仲の原因に…ウイルス対策で亀裂が入った夫婦仲3選

並木まき ライター・エディター
更新日:2020-03-01 06:00
投稿日:2020-03-01 06:00
 新型コロナウイルスへの警戒が強まっている今、夫婦で対策への温度差があると、思わぬ不仲への原因ともなっているようです。
 魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様分析を得意とする並木まきが、そんな残念なエピソードをご紹介します。

1:不十分な対策を指摘するたび逆ギレ

「私は持病があるため、新型コロナにかかったら重症になるのでは……と強い不安があります。

 もともと仕事はしていないし子どももいないので、最近では家に篭る毎日。けれど夫が会社員で、毎日混雑する通勤電車に乗って職場に行っています。

 それで、家にウイルスを持ち込まれたくないし、夫自身が発症しても困るので、手洗いや除菌、消毒をするようお願いしているのですが……。夫の対策は本当に雑で、見ているとヒヤヒヤします。

 あまりにも不安なので、きちんとやるよう話したところ逆ギレ。健康な人には持病がある人の気持ちはわからないんだろうな……と悲しくなりました。

 賃貸アパート暮らしで逃げ場がなく、このままじゃ家にいても不安なので、しばらく実家に帰ろうか、マジメに悩んでいます。ツライです」(39歳女性/専業主婦)

 ◇  ◇  ◇

 持病がある場合、感染症への不安は大きくなりがち。理由を説明しても改善されない場合には、家にいても気が休まらないでしょうし、心配が増しますよね……。

2:不安な気持ちに寄り添えない発言

「子どもを民間の保育園に預けていますが、最近、学校関係者も感染していたのをニュースで知り、しばらく保育園を休ませようと考え、夫に相談したんです。

 私は小さいながらも自分のお店を経営していて、事態が収まるまでは、子連れでお店に行こうかなと。

 ところが夫は、この提案に猛反対。『そうやって過剰に反応する人が出てくるから、世の中にパニックが起こるんだ!』と言われ、さらには『お前の店に感染者がきたら、子どもが感染するだろ! 保育園のほうが安全だ!』とパニック気味にキレられました。

 心配だから対策したいだけなのに、こんな言い方をされ、イライラが止まりません。もう夫には内緒で、保育園は休ませ、私の店も通販中心へと営業を縮小していますが、夫がこんなに頼りにならない男だとは思いませんでしたね」(38歳女性/雑貨店経営)

 ◇  ◇  ◇

 なにが最善なのかの答えが出にくいテーマには、夫婦間でも意見相違が生まれがち。しかし不安があるときに、気持ちに寄り添ってもらえない態度をされれば、夫の度量の小ささを知り、ショックを感じても無理はありません。

並木まき
記事一覧
ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

関連キーワード

ラブ 新着一覧


「私は一生雑用係なの?」“名もなき家事”にキレた40歳妻。分担しない夫に怒りの反乱!
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2025-09-27 11:45 ラブ
「逃げるんだ~」のLINEにゾッ…。僕が別れを意識した“彼女からの怖い”文面3つ。ガン詰めは勘弁して…
 3人の男性に、彼女と別れたくなった怖いLINEを見せてもらいました。今の彼氏と別れたくないのであれば、このようなLIN...
恋バナ調査隊 2025-09-27 08:00 ラブ
「土下座してでもやり直したい」妻との昇進レースに負けた夫、33歳で無職に。女性部下との“関係”に逃げた顛末
 世の中、不倫の話題で持ちきりだ。2024年に実施された調査によると、既婚男性の約2人に1人、既婚女性の約3人に1人が婚...
蒼井凜花 2025-09-26 11:45 ラブ
「もっとチヤホヤされたい」芸能界を夢見た25歳の現実。売れないホスト→ヒモ生活…東京での夢は叶った?
 東京一極集中などと言われるなか、近ごろ増えているのは「東京に行きたい」という若い男性たちです。なかには、特に当てもない...
内藤みか 2025-09-26 11:45 ラブ
それ元カノの影響じゃん! 言えないけど…今でも残る「元恋人の影響」エピソード。元ギャル→清楚な姿の真実
 人は好意を持っている相手人や長く一緒にいる人から影響を受ける傾向にあるため、「好きな人の口癖がうつっちゃった」なんて経...
恋バナ調査隊 2025-09-24 08:00 ラブ
ぽっちゃり30女、地方街コンでまさかのモテ期到来!? ガッキー似の美人よりもチヤホヤされた納得の理由
 世田谷乃たらこと申します。30歳でフリーランス(とは名ばかりのフリーター寄り)ですが、この度婚活を始めることにしました...
結婚生活、思ってたんと違~う! 夫婦の“生活習慣のズレ”あるあるTOP6。気づけば自分ばかり…
 大好きなパートナーでも、結婚生活を送っていると「え、なんで…?」とイラッとしてしまうことはありますよね。恋人時代には気...
恋バナ調査隊 2025-09-23 08:00 ラブ
年収?顔?いや違う! 40代が“今いちばん惹かれる男”の条件6つ。41歳女性「いい意味で“無”の人がいい」
 今回は40代独女が理想の彼氏像をぶっちゃけます! 「夢見すぎだと思うけど…」「アラフォーがなに言ってんだと思われそう」...
恋バナ調査隊 2025-09-22 11:45 ラブ
大変なのは私だけじゃん! 夫婦喧嘩の元「妻ばっかり家事負担」を賢く解決する4つの方法
 家事って、細かいものを挙げたら本当にキリがないほどたくさんありますよね。最近では共働きの家庭も増えているので、今までの...
「妻は図々しいんですよ」連れ子の教育費を断固拒否。娘より母を優先する50代夫の不満
「冷酷と激情のあいだvol.264〜女性編〜」では、夫が黙って収入の1/5を毎月実母に送金している事実を知った、妻・絵里...
並木まき 2025-09-20 11:45 ラブ
消える10万円はどこに…夫の“秘密”を知った42歳妻の叫び「どう使おうが自由」じゃない!
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2025-09-20 11:45 ラブ
これ、ベタ惚れ確定♡ 彼女が大好きすぎる彼氏が送る“激甘LINE”3選「邪魔じゃないなら会いたい」にキュン!
「彼氏が彼女にベタ惚れしているカップルはうまくいく」といわれますが、あなた皆さんの彼氏はどうですか? あなたを溺愛してい...
恋バナ調査隊 2025-09-20 08:00 ラブ
妊娠、略奪…彼女を捨てた劇団員、地獄の“愛憎劇”の行く末は。衝撃的な知らせに「悔やんでも悔やみきれない」
 世の中、不倫の話題で持ちきりだ。2024年に実施された調査によると、既婚男性の約2人に1人、既婚女性の約3人に1人が婚...
蒼井凜花 2025-09-19 11:45 ラブ
結婚する気あるの!? ないかも…「僕が結婚に踏み切れない理由」を聞いた。男のリアルな葛藤6つ
「長く交際しているのにプロポーズしてもらえない」「好き好き言ってくるわりには結婚の話をされない」と悩んでいる女性は必見!...
恋バナ調査隊 2025-09-19 08:00 ラブ
話題の「オープンマリッジ」関係、“セカンドパートナー”と何が違うの? 特殊な結婚観に世間の風当たりが強いわけ
 YouTuberのヒカルさんが、突然「オープンマリッジ」を宣言し、彼のフォロワーが10万人以上も激減するという事態に陥...
内藤みか 2025-09-18 11:45 ラブ
恋してないけど…結婚アリ?「恋愛感情ナシ婚」を選んだ人たちのリアルな本音と意外なメリット
 近年、「結婚に恋愛感情はいらない」といった考え方が広まりつつあります。特に婚活中の女性からすると、紹介された男性に短い...
恋バナ調査隊 2025-09-18 08:00 ラブ