女優平手友梨奈が爆誕!西田敏行絶賛で世界進出が可能なワケ

こじらぶ ライター
更新日:2020-03-07 06:00
投稿日:2020-03-07 06:00

再始動第一報は映画のヒロイン

 3月4日、欅坂46から脱退した平手友梨奈(18)が、岡田将生(30)と志尊淳(24)ダブル主演の映画「さんかく窓の外側は夜」(10月30日公開、松竹配給)に、呪いを操る女子高生のヒロイン非浦英莉可(ヒウラエリカ)役で出演することが発表された。また、自身の公式サイトも同日オープン。同映画への出演情報や新しいビジュアルショットも掲載された。

 脱退後の進退が不明だった平手のこの2つの同時正式発表に、ファンからは「夢のようだ」、「ずっと待ってました!」、「公式サイトも出来てこれからも応援できるってことだよね」と歓喜の声が上がった。

所属先やスタッフは欅坂46時代と変わらず

 また“脱退”以後、その言葉尻りをとらえ様々な憶測が飛んでいたが、同公式サイトは欅坂46が所属するSeed & Flower合同会社により設立されていたことで「解雇とか辞めさせられたわけじゃなかったんだ」という安堵の声も多く見られた。

 それもそのはずで平手は欅坂46を“卒業”していない。自身の口からは「欅坂46から“離れる”ことになりました」としか語っていないのだ。同サイト画像の撮影は神藤剛氏、ヘアメイクはMao氏。欅坂46時代から変わっていない。

「友梨奈さん、僕はあなたのお芝居が好きだったんですよ」

 ともあれグループから離れ、個人としての活動を女優としてスタートさせる平手。欅坂46時代、18年9月に自身初出演にして初主演の映画「響 -Hibiki-」では第42回日本アカデミー賞新人俳優賞、第31回日刊スポーツ映画大賞新人賞、第28回日本映画批評家大賞新人女優賞など数々の賞を受賞している。

 日本アカデミー賞授賞式の模様が日本テレビにて放送された際には、番組MCで辛口のベテラン俳優・坂上忍が「僕は平手さんの独特の空気感に驚いて……」と称賛。授賞式司会の大御所俳優・西田敏行からも「友梨奈さん、僕はあなたのお芝居が好きだったんですよ。心の中に青白い光がグッと炎が燃えていて、ものすごい燃焼量を感じました。すばらしいです」と絶賛されていた。

 そんな平手だが、演技経験は浅い。同作品まで映画の出演歴が無いだけでなく、ドラマも17年に欅坂46総出演(いわば身内ばかりの“村内ドラマ”)の「徳山大五郎を誰が殺したか?」(テレビ東京系列)、「残酷な観客達」(日本テレビ系)で主演を務めたのみだ。

演技派・松岡茉優も羨む“あっち側”の人

 数々の賞を受賞している女優の松岡茉優(25)は19年4月、ラジオ「アフター6ジャンクション」(TBSラジオ)で平手について“天才”、“最初っから出来る人”の例として、「響で平手さんを見た時に、うわっ! 何の躊躇もない! と思って。瞬きの数とかアップで映されても何も動かないとか」「やっぱりいるんですよね、あっち側の人って!」と興奮気味にその凄さを語っていた。

 以後数々の映画オファーを受けた中でも、「さんかく窓の外側は夜」への出演を決めた平手に感謝した同映画監督の森ガキ侑大氏。平手はインタビュー映像で「エリカの孤独さとか虚無感とか、なかなか人に心を開けないとか、自分にもリンクする部分があった」と言い、映画公式サイトでは「ヒウラエリカが抱える“想い”と、純粋にこの素敵な作品を届けたいと思いました」と出演オファーを受けた理由を語っている。

こじらぶ
記事一覧
ライター
STARTO ENTERTAINMENT、秋元康系女性アイドル、ローカル、地下アイドル等数々の現場を経験。Xでもご意見を募集しております。

関連キーワード

エンタメ 新着一覧


「虎に翼」語りは尾野真千子 NHKアナと俳優のナレーションの違いは?
 寅子(伊藤沙莉)がお見合いに苦戦する中、親友の花江(森田望智)は寅子の兄・直道(上川周作)との結婚準備を順調に進めてい...
桧山珠美 2024-04-05 15:14 エンタメ
「虎に翼」シン・朝ドラの予感!わずか1話、たった15分で心つかんだ描写
 昭和6年・東京。女学校に通う猪爪寅子(伊藤沙莉)は父・直言(岡部たかし)、母・はる(石田ゆり子)から次々とお見合いを勧...
桧山珠美 2024-04-01 22:28 エンタメ
僥倖!世界に挑む赤西仁ほど「サムライマック」のCM向きな俳優はいない
 マクドナルドのCMにイケメンあり!  そんな声をちらほら耳にするようになりました。たとえば4月2日から全国放送さ...
平野らTOBEがドーム公演大成功の一方、暗雲立ち込める旧ジャニの逆転は
 3月14日から17日にかけて、滝沢秀明氏創設のTOBE所属アーティストによる東京ドーム公演「to HEROes ~TO...
こじらぶ 2024-03-30 06:00 エンタメ
ブギウギ最終回、水を差すようでスンマセン! 残念すぎる4つの演出と描写
 スズ子(趣里)のさよならコンサートが始まる。客席には懐かしい多くの面々がかけつけている。茨田りつ子(菊地凛子)、愛子(...
桧山珠美 2024-03-30 11:41 エンタメ
スズ子引退会見、“天敵の文屋”鮫島の「シャッポを脱ぐ」演出を読む
 歌手・福来スズ子(趣里)の引退会見の当日。スズ子は結局、羽鳥善一(草彅剛)とは話ができないまま会見に臨むことになってし...
桧山珠美 2024-03-27 14:30 エンタメ
超鈍感力! 羽鳥の絶縁宣言を屁とも思わないスズ子とタケシは似た者同士
 歌手引退――。スズ子(趣里)はその決断を、愛子(このか)や大野(木野花)に伝えた。  羽鳥善一(草彅剛)に絶縁す...
桧山珠美 2024-03-26 15:40 エンタメ
「GTOリバイバル」注目の新人イケメンは?松嶋菜々子は本当に出るのか
 反町隆史主演「GTO」が26年ぶりに帰ってきます。反町演じる元ヤン教師・鬼塚英吉がさまざまな問題を解決する学園モノで、...
ドヤ顔のアユミとヘイヘイブギー歌唱シーン温存の理由がわかる回だった
 昭和31年、大みそか。第7回オールスター男女歌合戦当日。スズ子(趣里)は、楽しみに会場へと向かう。スズ子が楽屋で支度を...
桧山珠美 2024-03-22 14:30 エンタメ
最終回秒読み…スズ子はブレずにお人よし、NHKと沼袋勉の手腕いかに!?
 愛子(このか)は、翌日の体育の時間に足の早い転校生と競争することになっていた。しかし、勝てる見込みがなく、愛子は学校を...
桧山珠美 2024-03-21 16:07 エンタメ
和田勉が転生したら中村倫也に!? 強烈インパクトで霞んだ礼子娘の初登場
 東京ブギウギのヒットから9年、ブギブームも下火になってきつつある中、スズ子(趣里)や羽鳥善一(草彅剛)のブギは古いとい...
桧山珠美 2024-03-18 14:30 エンタメ
「光る君へ」主人公バージン喪失!大石静氏が描く平安エロ&バイオレンス
 NHK大河ドラマ「光る君へ」は、平安中期の貴族社会を舞台に、吉高由里子演じる主人公のまひろ(紫式部)の生涯を描くもので...
沢尻エリカ不死鳥の如く女優復帰!大衆は真似できぬ人生転落リアルショー
 2月25日、沢尻エリカの女優復帰作となった主演舞台『欲望という名の電車』が千秋楽を迎えました。  「『残念プロフ...
堺屋大地 2024-03-16 06:00 エンタメ
NHK大阪が誘拐未遂事件をぶち込んだのなぁぜなぁぜ? かつ丼コント?
 誘拐犯が捕まってから、愛子(このか)は3日間も学校を休んでいた。スズ子(趣里)は、学校に行くようにと言うが、愛子は友達...
桧山珠美 2024-03-15 14:30 エンタメ
“テレ朝ドラマ”常連・ホンモノの刑事よりも刑事な内藤剛志、降臨!
 大野(木野花)が受けた電話は、3万円払わなければ、愛子(このか)を誘拐するという脅しの電話だった。そして、警察には伝え...
桧山珠美 2024-03-13 14:30 エンタメ
りつ子スパークのラインダンス必見!ワクワクズキズキと笑顔が溢れる回
 羽鳥善一(草彅剛)作曲二千曲記念ビッグパーティーの日が近づいてくる。羽鳥はスズ子(趣里)たちに、パーティーで余興をして...
桧山珠美 2024-03-11 15:30 エンタメ