カップルの“コロナ破局”はなぜ起こる?3つの原因&改善策

孔井嘉乃 作詞作曲家・ライター
更新日:2020-05-12 04:15
投稿日:2020-04-20 06:00
 世はコロナ。数カ月前は予想もできなかったこの緊急事態ですが、みなさんはいかがお過ごしでしょうか?「コロナ破局」「コロナ離婚」なんてワードもよく見かける今日この頃、夫婦だけではなくカップルにもコロナの影響は忍び寄ってきているようですね。
 でも、実はこの滅多にないコロナ危機を、絆が深まるチャンスに変える方法はあると思うんです。そこで、コロナ破局の原因&改善策について考えてみました。

カップルの「コロナ破局」が起こる3つの原因&改善策

 世界中の誰もが経験したことがない、コロナ危機。異常な状況なので「コロナ破局」というワードが流行ってしまうのも無理はありませんが……。まずは、なぜカップルのコロナ破局が起こりやすいのか、原因と改善策を併せてご紹介します。

【原因1】価値観の違いが露呈されたから

 コロナ破局が起こる一番の原因は、「価値観の違い」でしょう。リモートワーク中の彼女に、「自粛は当たり前!」と言われても、毎日出社しなければならない職種の彼氏は、「そんな悠長なことを言ってられない」と思うでしょうし、予防を徹底しているのに、「都内に出ているあなたに会いたくない」と言われたら、「自分だってスーパーに行くだろう?」なんて、押し問答が起こってしまいます。

 要は、コロナに関して「どの程度の危機感を持っているのか」、価値観の違いが露呈されるからこそ、コロナ破局が起こりやすくなっているのではないかと思うのです。

【改善策】お互いの考えを否定しない

「これが正しい」と言われることは、日々変わります。そもそも今回の「COVIDー19」という未知のウイルスへの完璧な対策や、後の世の中を知る人は誰もいません。

 だからこそ、お互いの考えを一旦飲み込むことが大切でしょう。職場や家庭状況、経済的に影響を受けるかどうかなど、環境によって人それぞれコロナへの考え方は違って当たり前。でも、それでも、誰もが日々を頑張っていることは間違いないのですから。

 正論がないコロナについてカップル間で話し合うのは悪いことではありませんが、否定し合っても疲弊するだけです。

【原因2】単純に会えないから

 普段頻繁に会っているカップルであれば、単純に会えないこともコロナ破局の原因になり得るでしょう。当たり前のように癒し癒されていた時間が、突然当たり前ではなくなってしまうのですから、ストレスになっても仕方ありません。

「こんな時こそ、会おうよ!」と、一方が提案しても、もう一方が医療従事者であったり、高齢の家族と同居している場合などには、「こんな時だからこそ、会えないのが分からないの?」となり、またここでも、環境の違いからコロナ破局因子が発生します。

【改善策】いつも以上に相手のことを考えて連絡をこまめに行う

 会えないのがつらいのは、お互い様。だからこそ、いつも以上に相手のことを考えて行動することが大切でしょう。相手が今、どんな環境に置かれているのかを想像して思いやること。当たり前かもしれませんが、いたわり合いたいものですね。

 でも、会いたい気持ちは伝えておくべきです。「会いたいとか、今はそんなこと言ってられないでしょ!」なのか、「会いたいけど、今は我慢だね」なのか、言い方ひとつで伝わり方は変わります。連絡をこまめに取って、この期間を粛々と乗り越えるほかないのでしょう。

【原因3】「コロナ疲れ」だから

 毎日家に引きこもっていると、テレビや新聞、ネットニュースからコロナについての情報が絶え間なく入ってきます。芸能人の不倫ニュースで盛り上がっていた頃は、まだまだ平和でしたよね。コロナビールの生産停止とか、フェイクニュースじゃないの!?なんて思った私です。

 とにかく世の中、「コロナ疲れ」なんです。精神的に疲れてしまうため、カップル間でも普段なら起こらないような喧嘩が勃発しやすくなるのは、ある意味仕方のないことなのかもしれません。

【改善策】SNSやニュースから離れる

 コロナ関連のニュースを「ただの情報」として皆が捉えていれば良いのですが、SNSでは考え方の違いについて傍観することができずに意見し、論争が起こっていたりするのをしばしば見かけます。これも、コロナ疲れの原因であったり。

 個人的な話になりますが、私はコロナ疲れを感じたらSNSやニュースから離れてみるようにしています。1日の終わりにだけ今日の世の中の状況をチェックするなど、見る頻度を減らすだけで気持ちがすごく楽になります。

一緒に嘆き、励まし、乗り切る!という思考が大切なのかも?

 数カ月前に離婚した私。「コロナ離婚」が起こる可能性については、すごく理解ができたりもします。それぞれの突然のリモートワーク、子どもの幼稚園や学校の休校、家事の分配、経済的な負担、などなど、理由がありすぎるんです。

 でも、将来結婚を考えているカップルであれば、この滅多にない機会はチャンスでもあるかも? 夫婦の離婚理由になりがちな「価値観の違い」を、事前に見極めることができるんですから。

 同棲中のカップルの場合には、お互いの仕事環境の変化や経済的な問題など、楽しいことばかりではない「擬似夫婦生活」のような状況が起こったりもするでしょう。個々の価値観をどのように擦り合わせていけるか、この際チェックしてみるのもありです。

 カップルが争ったところで、コロナは止まりません。「まったく困ったね! でも、がんばろうね! コロナ終わったら何食べに行こう?」と、一緒に嘆き、励まし、乗り切る!という思考が大切なのかも? いかがでしょうか。

孔井嘉乃
記事一覧
作詞作曲家・ライター
3歳からピアノを始め、現在は作詞作曲家&シンガーソングライターとして活動中。2014年からウェブライターとしての活動を開始。得意ジャンルは美容、恋愛、ライフスタイル。コスメコンシェルジュ、日本化粧品検定1級、ベビーマッサージ資格、乳児心理+児童心理資格取得。
2016年、ママユニット「mamakanon」を結成。活動5年目にして、YouTube再生回数1,200万回達成。2020年、フレンチシンガーバイオリニストソングライターとのDuo「ellipsis」を結成。両者の絶対音感を活かしてカバー演奏などを行う。
1児のママ。特技は早起き。ウィスキーが好き。

◇孔井嘉乃公式サイトmamakanon公式 YouTubeチャンネルellipsis公式 YouTubeチャンネル

関連キーワード

ラブ 新着一覧


“レス夫は同居人”と割り切る40代主婦の告白「まさか女性に惹かれるなんて…」#1
 近年、LGBTが当然のように謳われている。自身の性の自認をためらうことなくオープンにできる時代となった。そんな中、初め...
蒼井凜花 2024-11-15 06:00 ラブ
夫婦喧嘩の“テッパン仲直りワード”6選。「ごめん」が言い出せない時、あるよね
 夫婦喧嘩が長引くのはストレスですよね。とはいえ、気が知れた家族だからこそ「ごめん」の一言を言うのが難しい場合もあるもの...
恋バナ調査隊 2024-11-15 06:00 ラブ
痛い目に遭わない「担当ホスト」4つの見つけ方。ホストクラブ乱立、近年急増する意外な展開も…
 ホストクラブ乱立のため、ホストの人数も増えています。そうなると、指名ホストを選ぶ側の女性も「どの店の誰にしよう?」とか...
内藤みか 2024-11-14 06:00 ラブ
「マチアプ疲れ」7つの原因。優しい女性ほどドツボに…場合によっては休憩も必要
「恋愛したい」「結婚したい」と思い、出会いを求めてマチアプを利用している人は多いでしょう。  でも“マチアプ疲れ”を感...
恋バナ調査隊 2024-11-14 06:00 ラブ
女が彼氏を家に呼びたくない4つの理由と無難な断り方。その悩み、あなただけじゃないよ
 誰よりも大好きで大切な彼氏。でも「どんなに好きでも、自分の家には呼びたくない!」と彼氏が自宅に来るのに嫌悪感を抱いてし...
恋バナ調査隊 2024-11-12 06:00 ラブ
新婚旅行、あなたは行く派or行かない派? 両サイドの意見を聞いてみた
 夫婦になった2人の最初の思い出づくりの場、新婚旅行。「新婚旅行は絶対行かなきゃ!」と張り切る夫婦もいる一方で「新婚旅行...
恋バナ調査隊 2024-11-11 06:00 ラブ
ウチの夫ができないこと6選。妻の不満爆発! いい年してそんなこともできないの?
 あなたの夫ができないことはなんですか? 今回は“うちの夫ができないこと”をテーマに、妻たちが抱える不満をご紹介します。...
恋バナ調査隊 2024-11-10 06:00 ラブ
《やっぱりそうなるか》3児の母・菊川怜が離婚…結婚生活がうまくいかない男の特徴は?
 女優の菊川怜(46)が6日、自身のインスタグラムを更新。2017年4月に結婚した実業家の穐田(あきた)誉輝氏(55)と...
「笑ってくれなくても妻が好き」事実婚を解消できない人見知り男の悲哀
「冷酷と激情のあいだvol.220〜女性編〜」では、事実婚の夫であるトシカズさん(46歳・仮名)が、家のことについて毎回...
並木まき 2024-11-09 06:00 ラブ
事実婚夫の「やらされてる」感アピが許せない! 46歳女は“完全無視”作戦も視野に
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2024-11-09 06:00 ラブ
マッチングアプリのデートを早く切り上げたい! 違和感→自然と撤収するマル秘テク
 マッチングアプリでやりとりをしてなんとかデートに漕ぎ着けたものの、いざ会ってみると「なんか思っていた人と違う…」「さっ...
恋バナ調査隊 2024-11-09 06:00 ラブ
「ちゃんと愛してもらえた?」シャワー禁止のミッションで芽生えたある感情 #3
 真理子さん(仮名・32歳ホステス/独身)は、現在不倫中。お相手はクラブのお客様である亮平さん(仮名・45歳建築会社社長...
蒼井凜花 2024-11-08 06:00 ラブ
婚活女性の問題7選。結婚したいのに気持ちが追いつかない原因はなに?
 結婚したくて婚活しているものの、なかなか「好き」という感情が湧かず苦戦している女性は少なくないようです。なぜ気持ちが追...
恋バナ調査隊 2024-11-08 06:00 ラブ
マチアプの“写真詐欺男”にダマされない防衛術。経験者たち考案の初デート「秘技」が使える
 マッチングアプリなど知り合って初めて待ち合わせする際に、多くの人が心配するのが「写真詐欺」でしょう。  会ってみ...
内藤みか 2024-11-07 06:00 ラブ
女が元カレにムショーに連絡したくなる7つの瞬間。復縁するつもりはないけれど…
 元カレに未練があり「復縁したい」と思っていたら、連絡したくなるのは自然ですよね。でも、復縁するつもりがなくても元カレに...
恋バナ調査隊 2024-11-07 06:00 ラブ
ただただ困るサプライズポロポーズ5つの悲劇。100年の恋もスンっ!
 大好きな彼からプロポーズされたら、天にも昇る心地になりますよね。でもその一方で「彼のサプライズプロポーズが酷すぎて、た...
恋バナ調査隊 2024-11-07 06:00 ラブ