園芸入門“実践編”!新たな喜びの扉を開く植物生活のススメ#2

斑目茂美 開運花師
更新日:2020-04-29 06:00
投稿日:2020-04-29 06:00

ワタクシからのおススメは2パターン

 今回ワタクシがお提案させていただくのは2パターンでございます。

「寄せ植え」「寄せ鉢」でございます。

「寄せ植え」とは、複数の植物を一つの鉢に一緒に植え込むこと。

 色をカラフルにしてみたり、あるいは同系色でまとめたり、楽しみ方はさまざまで、切り花に例えれば、器にしつらえたアレンジメントフラワーのようなもの。

 一鉢にギュッと詰まった小さな世界は、時間の経過と共に全体が馴染んでいき、鉢の中の「小宇宙」がどんどん大きく広がっていく楽しみがございます。

「寄せ鉢」とは、一鉢に植えられた一種類の植物を寄せ集めること。

 育つ環境や色、種類など気にすることなく別々の鉢を近くに寄せることでできるアレンジスタイルでございます。

 切り花で例えれば、複数の一輪挿しを並べて飾ったようなもの。

「寄せ植え」は違う植物同士の育つ環境や季節、色合わせなど、相性の良いものを選ぶべし、という縛りがございますが、「寄せ鉢」はまったく気にするものはなく、花期が終わったものは単に寄せた場所から取り外せばよいので、本当の園芸ビギナー向きの園芸スタイルでございます。

「寄せ鉢」編

 今回ワタクシがご提案させていただくのは名付けて「買ったまんま寄せ鉢」でございます。

 本来でしたら、寄せ鉢は購入してから気持ち大きめの鉢に植え替えたものを使用することで、植物の成長も楽しめて息も長いのですが、今回は「買ってきた状態の苗物」をお手持ちのカゴや樽、箱やカバンなどにただ入れるだけ。

 アナタのお家に一つや二つお持ちじゃございませんか? 別に使う用事はないけれど、捨てるには惜しいカゴや箱が。

 アクションとしては、その中にただ植物を入れるだけ。これだけでございます。

 ただ一つポイントがございます。

 アナタが「これは好き!」という一種類をキーフラワーに、顔の大きい花、小さい花、ふわふわと茎の長い花など趣の違う植物を組み合わせること。

 サンプルは苗物をドーナツ型のカゴに入れて斜めに立て掛けて飾るスタイル。元気のなくなったお花は抜いて入れ替えればイイだけだから凄く気が楽!

 毎日場所を入れ替えるだけでも色々なバリエーションが楽しめるのでございます。

 取り出した苗物を素焼きやプラスチックの鉢に植え替えれば、さらに別に姿を変えて成長も楽しめるのでございますよ。

斑目茂美
記事一覧
開運花師
半導体エンジニアを経て花業界に転身。イベント・ホテルなどの装飾も手がける生花店を営む傍ら、コンテストで優勝・入賞を重ね、雑誌・新聞等に作品を発表する。神奈川各所にて花教室を開催。障害者支援も花で実践。悩ましくも素敵なお客様を「花」で幸せへと導く道先案内人。ブサかわ猫店長「さぶ」ともに奮闘中。Facebookやってます。

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


 片付けられない人の「あとで使う」を信じるな! 笑っちゃうトンデモ言い分6連発
 あなたは部屋を片づけるのが得意ですか? それとも「片づけて!」と怒られてから渋々片付けようとするものの、なかなか片づけ...
小さいけれどめっちゃタフ! ヒマワリ界の超新星「サンフィニティ」ほっぽらかしでも100輪咲くよ
 猫店長「さぶ」率いる我がお花屋の仕事には、歩道や公園の脇に造成された花壇への草花納入もあります。その中には近隣も含まれ...
組織には必要不可欠?「デキおじ」に「女々しい高倉健」などクセありおじさんが大活躍!
 本コラムは、地元の“幽霊商店会”から「相談がある」と言われ、再始動の先導役を担う会長職を拝命することになったバツイチ女...
老眼は関係ないよ? アイドルグループが皆同じ顔に見える現象で決意したこと
 女性なら誰でも通る茨の道、更年期。今、まさに更年期障害進行形の小林久乃さんが、自らの身に起きた症状や、40代から始まっ...
「愛想笑い、やめたい」気づいたらヘラヘラ…いつもニコニコ女子も人知れず悩んでいます
「無意識に愛想笑いをしてしまう…」「1日中愛想笑いをして疲れた…」このように、愛想笑いがやめられずに悩んでいる女性は多い...
アラフィフ独女が見たフジテレビ問題。氷河期世代の私が感じた世代間の「当たり前」のズレ
 アラフィフ独女ライターのmirae.(みれ)です。昭和48年生まれの私は、氷河期世代として社会に出たときからセクハラや...
仕事でも損してない? 自己肯定力が低い人の特徴&高める方法4つ。まずはネガティブな口癖から卒業しよう
 自分をいつも卑下し、好きになれない人は「自己肯定力」が低い傾向があります。そこで今回は、自己肯定力が低い人に見られる特...
常に後方待機! 完璧フォルムの“たまたま”を愛でるマニアの悲しき運命
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
大都会のミスマッチ
 まだまだ続く、花冷え。  下を向き、背中が縮こまりかけたその時、ああ、いかんいかん。  気を取り直し、上を...
【女偏漢字探し】「戌」の中に隠れた一文字は?(難易度★★☆☆☆)
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「校閲婦人と学ぶ!意外と知らない女ことば」では、女性...
【動物&飼い主ほっこり漫画】第94回「迷子さんはパリパリモグモグ」
【連載第94回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、「コクハク」に登場! 「しっぽのお...
怖っ!若手社員が偉い人から圧を感じたLINE3選。無意識にやらかしていませんか?
 アラサーアラフォーになると部下や後輩の割合が増えてくるもの。そんな自分より立場的に下の人たちへ無意識に“圧”をかけてい...
白髪じゃないよグレイヘア 染める・染めないより大切なこと
 コミックや書籍など数々の表紙デザインを手がけてきた元・装丁デザイナーの山口明さん(64)。多忙な現役時代を経て、56歳...
有能でも「ママ」の肩書きに埋もれる現実。“報われない世代”が後輩ママにウザがられても助言するわけ
 タワーマンションが立ち並ぶ街・東戸塚に暮らす麗菜。現在は育休中であるが、復帰後もバリバリ働く予定だ。年収2000万超え...
バリキャリ→量産型主婦への変貌に愕然「仕事も結婚も…なんて無理だよ」心配ぶった“呪い”はもうウンザリ
 タワーマンションが立ち並ぶ街・東戸塚に暮らす麗菜。現在は0歳児の長女の育休中で、第二子を妊娠中である。先々を見据えてラ...
「専業主婦は文句ばかり」戦略的バリキャリママの主張。家庭と仕事、手に入らないのは“努力不足”でしょ?
 山森麗菜はタワーマンションが林立する街に暮らしている。  と、いっても豊洲や有明などの湾岸エリアでもなく、武蔵小...