韓国の恋愛リアリティショーは真面目すぎて好感度大でした

内藤みか 作家
更新日:2020-06-19 15:33
投稿日:2020-05-14 06:00

会話しない代わりに目線でファイト

 観ていると韓国の出演者たちは、お互いに触れ合うようなこともせず、ちょっと距離を置いていて初々しいです。コロナの影響下にある今にとてもマッチしているのか、彼らの接触の少なさ、近づかなさ加減が「それでよし!」と思えてしまいます。

 彼らは会話がぎこちない分、目線を駆使します。好意を持つ異性が他の異性と絡み始めると鋭い視線を走らせるのです。日本人だったらチラ見する程度のシーンでも長時間見つめて意思表示します。

 また、男性陣は好意がある女性のために長時間待機も。好みの食べ物を用意して待ち続けたり、彼女の部屋のドアの前で待ち構えたり。事前の会話でアポを取れない分、待ち伏せ作戦で気を引いています。言葉に出さない心理戦はサスペンスドラマのように面白いのです。

トレンディVS素朴

 一般人の彼らの控えめなアプローチは、まさにリアル。さりげなく相手の好みを聞き出し、喜びそうなシチュエーションを用意したり、相手がぽろっと口走ったことをしっかり記憶して「この間もそれ言ってたよね」と切り出し、気があることをアピールしたりと、参考になるシーンがあちこちにあるのです。

 日本の恋愛リアリティーショーは、まさにショーという感じ。オシャレなところでデートをしたり、業界慣れしている男女のトレンディな恋を描いたものが多いのですが、『ハートシグナル』は素朴で、初々しくて、観ていて落ち着くし、彼らの幸せを素直に応援できます。

料理上手は高ポイント!

 こうした同居型のリアリティーショーで欠かせないのが食事シーン。韓国でも日本でも、料理上手な人はモテやすい傾向にある気がします。美味しい料理のレパートリーがあると目立てますし、料理はできないよりできるほうがいいに決まってます。

 番組でも料理が苦手な人は皿を洗うくらいしかできず、ちょっと居心地悪そうでした。現実生活でも、おうち時間が増えている今、手料理ができるのは大きなポイントとなるでしょう。時間がある今、得意料理を増やし、女子力を上げるいいチャンスかもしれません。

【外部サイト】
『ハートシグナル』→https://abema.tv/video/title/176-20

内藤みか
記事一覧
作家
著書80冊以上。大学時代に作家デビューし、一貫して年下男性との恋愛小説を書き綴る。ケータイ小説でも話題に。近年は電子媒体を中心に活動。著書に「あなたに抱かれたいだけなのに」など。イケメン評論家として、ホストや出張ホストなどにも詳しい。
XInstagram

ラブ 新着一覧


深キョン結婚秒読みで破局!二股疑惑報道で思う恋愛がやめられないナゼ
 女優の深田恭子(41)が結婚目前とされていた不動産会社「シーラ」会長の杉本宏之氏(46)との破局が報じられた。杉本氏は...
気になる彼と初対面デートの沈黙を回避! 仕込んでおきたい4つのモテ話題
 マッチングアプリなどで知り合った初対面の男性と初デートをするとき、「どんな話をすれば盛り上がる?」「好印象を残せる話題...
恋バナ調査隊 2023-12-08 06:00 ラブ
色恋営業? マッチングアプリに潜むホストの見分け方3つ
 ホストクラブの高額な売掛金が問題になっています。そのせいなのか、ホスト達も集客に苦労している模様。一部のホストはホスト...
内藤みか 2023-12-07 06:00 ラブ
上原多香子の“子連れ不倫”が物議…子供は全部知っているかも
 テレビでは、女優の広末涼子さんや、タレントのMEGUMIさんの夫でDragon Ashの降谷建志さんなど、芸能人の不倫...
恋バナ調査隊 2023-12-07 06:00 ラブ
“身体の関係”から沼に…本命になりたい時はどうすればいい?
「あの日、彼と寝てしまったけど、今、私たちってどんな関係なのかな?」  どちらかがちゃんと告白して付き合う前に一晩...
若林杏樹 2023-12-06 06:00 ラブ
貴女の度数は? カレに好かれるクリスマスver.「フェロモンジャッジ」
◇  素敵な女性はいい香りがする――。  そう感じるのは、肌から放たれるフェロモンの効果。フェロモンが高...
太田奈月 2023-12-11 19:22 ラブ
30女40女たちの大後悔! 恋は盲目とはいえ、貢いだ私のバカ話4選
 あなたは、男性に貢いだ経験がありますか? 「好きな人を振り向かせようと頑張っているだけ」と、自分を納得させて大金を使う...
2023-12-05 06:00 ラブ
いま彼との恋愛、見切らないと時間の無駄かも?「損切り基準」6項目
 アラサー・アラフォーになると「今の彼を失ったら結婚できないかも……」と不安を抱えるときもあるでしょう。  でも彼との...
恋バナ調査隊 2023-12-04 06:00 ラブ
運が悪かっただけ? 私が出会ったクズすぎた九州の男の特徴
 九州の男といえば、豪快で男気があり、人情に熱いイメージがありますよね。男らしい人がタイプの女性にはたまらないでしょう。...
恋バナ調査隊 2023-12-04 06:00 ラブ
「今度は生ませるから」自分の元から去った元カノに再び妊娠を迫る40男
「冷酷と激情のあいだvol.171〜女性編〜」では、交際中のモラハラを理由として、ドロ沼の末に恋人と別れた明美さん(38...
並木まき 2023-12-02 06:00 ラブ
「中絶費用払って…」復縁を懇願するモラハラ元彼に38歳女の切ない願い
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2023-12-02 06:00 ラブ
あんた何様ですか? いい加減つら、理想が高い夫を持つ妻たちの愚痴5選
 夫の理想が高ければ高いほど、妻たちの不満は膨らむ様子。「なんなのコイツ!」と怒りがこみあげ、離婚を考えるようになる女性...
恋バナ調査隊 2023-12-01 06:00 ラブ
コロナ後のいま“レス不倫”増殖中! 2度目も3度目も食事だけデートのワケ
 コロナが5類に移行してから、くすぶり始めているのが、不倫です。濃厚接触を避けていたコロナ禍では自粛傾向にあった禁断の関...
内藤みか 2023-11-30 06:00 ラブ
不倫も人生経験、不倫してよかったと語るツワモノたち 一体何を学んだ?
 誰もが「不倫はいけない恋愛」と思っているでしょう。でも「不倫してよかった」「不倫も人生経験の1つ」と考えるツワモノもい...
恋バナ調査隊 2023-11-30 06:00 ラブ
あなたは何のため? 女性が入籍・結婚を望む5つの理由を考えてみた
「大好きな人とずっと一緒に過ごしたいから」「子どもが欲しいから」などなど、結婚したい理由は人それぞれ。あなたが結婚したい...
恋バナ調査隊 2023-11-29 06:00 ラブ
男の「よく食べる人が好き」発言に裏ナシ? “食好き女”アピる前に読んで
「好きな女性のタイプは?」という質問に対して、「よく食べる女の子が好き!」と答える男性って結構いますよね。でも、その言葉...
恋バナ調査隊 2023-11-28 06:00 ラブ