18年から欅坂46に加入した2期生と違い、今年配属されたばかりの“新2期生”に至ってはまだライブに参加したことはないが、ライブ無料配信が叶った際には、リモートでライブのコメンタリーを担当するなどして、新しい欅坂46も見せていくことができるだろう。
欅坂46はSNSでの拡散力が非常に高い。音楽番組に出演するたびにグループ名と披露した楽曲名が毎回のようにトレンド入りしてきた。活動が全くできていないこの数カ月でも、過去の出演映像放送があるだけで同様のことが起きた。
欅坂46ファン、そしてまだ彼女たちの存在をあまり知らない人々向けに、過去のライブ映像の無料配信をメンバーも一体となって視聴し、既存顧客との一体感を生み出すことと、高い拡散力で多くの新規顧客を開拓することも実現できるはずだ。
ヲタ活したい! 円盤化希望!
そしていま、欅坂46が絶対にできるもう1つのこと。円盤化されていないライブ映像作品の発売だ。欅坂46ファンの特性として、素晴らしい作品、ライブには惜しみなく消費活動したいという側面がある。過去の映像作品の売上がそれを物語っているし、ネットでも「この1年以上“ヲタ活(ヲタク活動)”で満足に出費できていないのだから早くお金を使わせてくれ」という声が多くあがっている。ファンの間では未発売のライブ映像の「円盤化希望!」が合言葉のようになっている。
視聴可能な無料配信で盛り上がった人の中には、未発表のライブ映像作品がリリースされたら、ポチッとするかもしれない(筆者は間違いなくする)。自分の手元に残り、擦り切れるまで見返せる円盤に魅力を感じ、愛おしく思うのではないか。それは翻って、現状で欅坂46ができる最大限の魅力発信になるだろう。
コロナが終息し活動を制限なくできる日がきたら、欅坂46は彼女たち“らしい”パフォーマンスで古参から新規までファンを魅了し引っ張って行ってくれるはずだ。そう強く願い、待ち望んでいる。
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