コロナでも「浮気」や「不倫」を自粛できなかった人の言い分

内藤みか 作家
更新日:2020-06-18 06:10
投稿日:2020-06-18 06:00

バレたら大変なことになるとわかってる

「このような危険な時期にもやめられない」ことに、自分自身で驚いている人もいました。「いつまでもこんなことをしていたくない」と何度もやめようとしても、無理だったという人も。これは痴漢や盗撮や万引きがやめられない人とも似た心理状況なのではないでしょうか。バレたら大変なことになる。だけど今日もバレなかった。そういったスレスレの緊張感が快感になっているのかもしれません。

 とある人は「不倫をしている時、めちゃくちゃ気持ちがよくて、ストレスが全部吹っ飛んでしまうからやめられない」と言います。逆にいえば、浮気や不倫がストレス発散のはけ口としてクセになっているのです。だから街はコロナで静まり返っているのに、セックスしたくてガマンできずに出かけてしまう。はためにもとても心配な状況です。セックスに依存している可能性もあるのではないでしょうか。

本当はやめたい、でも…

 ただでさえ緊張感が走る浮気や不倫。それにさらにコロナのリスクまで加わったので、最高潮のスリルを味わってしまったのかもしれません。そしてますますやめられなくなってしまった人もいるかもしれないのです。彼らのなかには「本当はやめたい。でもやめられない」という、禁煙したいのにできない人と似たような、自分をコントロールできないことに苦しみ続けている人がいます。

 やめたいのにやめられずに苦しんでいる場合、もしかしたら、自分ひとりではどうにもできない状態に陥っている場合があります。ひとりで抱え込むことに限界がきたら、カウンセラーなど、専門家に相談することで、解決の糸口も見えてくる場合もあるかもしれません。

内藤みか
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作家
著書80冊以上。大学時代に作家デビューし、一貫して年下男性との恋愛小説を書き綴る。ケータイ小説でも話題に。近年は電子媒体を中心に活動。著書に「あなたに抱かれたいだけなのに」など。イケメン評論家として、ホストや出張ホストなどにも詳しい。
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