更新日:2020-07-01 16:37
投稿日:2020-07-01 06:00
妄想の世界に誘う花「時計草」
遥か昔、ワタクシが幼少の頃。学校の帰り道にあった大きな造園会社の塀に絡まって咲いていた、何とも摩訶不思議なお花がございました。塀は一面そのグリーンで覆われ、点々と咲いているたくさんの奇妙な形のお花は、時間を忘れて観察するワタクシの夏のお楽しみでございました。
「あの造園屋さんのお花、ママ知ってる?」
母に尋ねると、
「時計草って言うらしいのよ。形が時計みたいでしょ? ママも欲しいけど、どこにも売っていないの。さすが造園屋さんよね」
時計草はワタクシが子供の頃は、確かに珍しいお花であったかもしれません。毎年、造園屋さんのお隣さんに植えてある甘酸っぱい「ウスラ梅」をこっそり拝借しながら観察する摩訶不思議な花と電気コードみたいにクルクルした小さくてかわいいツルは、ワタクシを妄想の世界へと誘う生き物でございました。
「いい加減、うちの庭のもん食うんじゃねぇよ!」って、よく叱られましたけど……。しかし、昔のワタクシに今のワタクシから教えてあげたい。
「盗み食いしたウスラ梅もおいしかったけど、将来キミは自分の大好物のフルーツがこの花の果実と知って、ご縁の不思議さを大いに感じるのよ」と。
ということで、今週は「猛暑から身を守れ!グリーンカーテン」の解説でございます。
ライフスタイル 新着一覧
新川崎の大規模マンションに暮らす真央。「量産型主婦」を自覚しているが、かつての真央はバリバリの個性派女子だった。そこで...
新川崎の大規模マンションに暮らす真央。量産型主婦を自覚しているが、かつての真央はバリバリの個性派女子だった。20年前の...
かつて京浜工業地帯を支えた巨大な貨物列車ターミナルだった新川崎は、今や「品川から3駅に住まう」などというまやかしのよう...
仲良くしていた友達と、LINEがきっかけで疎遠になった経験はないでしょうか? 「こんな人だったの?」という違和感から、...
コミックや書籍など数々の表紙デザインを手がけてきた元・装丁デザイナーの山口明さん(64)。多忙な現役時代を経て、56歳...
気づけばもう2024年も残すところあと少し…。なんか今年早くないですか?? こうやって時間は過ぎていくのかと思うと、本...
毎回、付録違いのVer.を発売している美的。12月号は「スキンケア大充実セット版」を購入してみました。
話題の...
職場に一人でも老害と思われる人がいると、雰囲気が悪くなってしまいますよね。2024年の「新語・流行語大賞」の候補には「...
「この人と話を聞くとなんかストレス溜まるんだよな」「会話していてなぜかイライラするの何で?」こんな風に、話していてモヤモ...
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
もはや日常生活に欠かせない連絡ツールになっているLINE。でも、時にはつい既読スルーしてしまい、大切な人との関係が気ま...
猫店長「さぶ」率いる我が愛すべきお花屋は、おかげさまでお客様が途切れることなく(花を買う以外の方が多すぎw)来店くださ...
フジテレビの公式YouTube「めざましmedia」内で公開された動画が、SNSを発端に炎上状態になりました。その内容...
女性なら誰でも通る茨の道、更年期。今、まさに更年期障害進行形の小林久乃さんが、自らの身に起きた症状や、40代から始まっ...
子育て中のママが子どもに言われてショックなのが「ママ嫌い」という言葉です。子どもを思うが故に口うるさくなってしまうのは...
女性の更年期は一般的に45~55歳くらいと言われていますが、何かと忙しい現代は更年期が早まる人も増えているそう。更年期...