離婚した友人にどんな言葉をかける? 上っ面な心配は火に油

七味さや 漫画家・イラストレーター
更新日:2020-07-03 06:00
投稿日:2020-07-03 06:00
 友人や近しい人の離婚。自分が離婚を経験していないと、何て言葉をかければいいかわからないですよね。何を言っても傷つけてしまいそうだし、一体どうしたらいいんだーー!!
 さて、この漫画の主人公・リコちゃんは、前回のお話で友人のノラちゃんとケンカする事態に。困ったノラちゃんは、ある行動に出ますが……?

特別な言葉はいらない…味方になってあげて

 筆者も離婚協議中、とにかく親しい友人たちに支えてもらいました。ストレスによる心因性の微熱が4カ月ほど続いたのですが、「しばらくの間うちに逃げて来なよ。2~3か月くらいなら大歓迎だよ!」なんて申し出てくれる女神様のような友人も複数名いました。人に頼るのが苦手な私にとって、こうした少し強引なくらいの申し出がどれほどありがたかったか。

 思うに、友人たちは離婚の経験がないにもかかわらず、私の気持ちを一生懸命想像して寄り添おうとしてくれたんだと思います。どの友人もむやみにアドバイスをしたりせず、ただただ私の心身を心配し、味方でいてくれました。上っ面な興味本位の心配やお節介でなく、心から心配してくれているのが伝わってきたから、「この人は味方だ」と思えたのだと思います。

 もしあなたの友人が離婚の危機を迎えたら、自分は絶対に味方でいるという気持ちで、友人の苦しみに寄り添ってあげてください。求められていないアドバイスは火に油を注ぐ可能性があるので、控えた方が無難です。気の利いた言葉をかけなくても、絶対的な味方としてそばにいてくれたら、もうそれだけで支えになるのです。

 苦しい時に支えてくれる人ほど嬉しい存在はありません。親身になってくれたあなたへの感謝は、友人もずっと忘れないはずです。大切な友人の人生のピンチに、ぜひ寄り添ってあげてください。

登場人物紹介 

ノラ
独身謳歌中のアラサーOL。我が道を行く性格だが、離婚した友人・リコに「私の気持ちなんてわからないよ!」とキレられてしまい、珍しくちょっと凹んでる。好きなパスタはトマトソースとイカスミ。

シンちゃん
ノラとリコの高校時代の同級生。3歳の娘を育てながらフリーランスとして働いていて、仕事に育児に忙しい毎日。明るく正義感が強いタイプ。好きなパスタはバジルソースや魚介系など、あっさりしたもの。

リコ
離婚して傷心しているアラサー。この漫画の主人公だが、ノラに八つ当たりしたため(?)今回は出番なし。好きなパスタはクリームソース系など濃厚なタイプ。

七味さや
記事一覧
漫画家・イラストレーター
離婚済アラサー漫画家。不注意型ADHD傾向ありの綱渡り人生。世界中からゆるされたくて、「ゆるし系」漫画やキャラクターを描いています。やさしい世界をつくりたい。Xでも随時漫画更新中。お仕事実績はこちら:https://shichimin.com/

関連キーワード

ラブ 新着一覧


「私は介護要員なの?」53歳バツ無し婚約者のマザコン疑惑、動揺する女
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2023-06-17 06:00 ラブ
「義親とも家族になる自覚はあるのかな」50代男が抱く婚約者への疑心
「冷酷と激情のあいだvol.147〜女性編〜」では、交際1年で婚約をしたジュンイチさん(53歳・仮名)に対して、マザコン...
並木まき 2023-06-17 06:00 ラブ
彼氏の転勤が決まった! …で「別れる人」と「結婚する人」の違いは?
 彼氏が転勤となって離ればなれになった場合、遠距離恋愛のつらさに耐えられず、別れを選択するカップルは少なくありません。そ...
恋バナ調査隊 2023-06-16 06:00 ラブ
LINEに突然連絡が…未練タラタラ!今彼の元カノ「マウント被害」3選
 彼と愛し合った過去がある元カノ。そんな元カノからマウントをとられたら、恐怖を感じてしまいますよね。  でも元カノが彼...
恋バナ調査隊 2023-06-15 06:00 ラブ
セックスレスになったのは貴女のせいじゃない 男の元気が出ないワケは?
 新型コロナウイルスが5類になり、元の生活が戻ってきたかのように感じられるこの頃ですが、まだまだ本調子ではないことがあり...
内藤みか 2023-06-15 06:00 ラブ
恋愛下手くそ女子に足りないもの うまくいかない原因を解説
 恋愛が下手くそなのは、魅力がないからではありません。恋愛するとうまくいかない時もあります。  自分の素を出せずに...
若林杏樹 2023-06-14 06:00 ラブ
「パートナーのオナニー」を偶然見ちゃった経験者男女に心境を聞いてみた
 皆さん、パートナーがマスターベーションをしている場面に遭遇した経験はありますか?  私のInstagramでこの...
豆木メイ 2023-06-13 15:45 ラブ
30代からの同棲後悔談 こんなはずじゃなかった“3大あるある”から学ぶこと
 結婚に向けて、彼との同棲を考えている人もいるのではないでしょうか? しかし、30代からの同棲には失敗談が少なくないよう...
恋バナ調査隊 2023-06-13 06:00 ラブ
ケチ、無知、マザコン? 便利家電を買いたがらない夫を説得するコツ
 共働き夫婦が多い近年では、少しでも家事の時間を減らすために、便利家電が人気ですよね。食洗機や乾燥機、調理家電など、さま...
恋バナ調査隊 2023-06-12 06:00 ラブ
ディープなんて夢のまた夢 潔癖症の彼氏と気持ちよくキスする方法
 好きな人とは、キスやスキンシップをしたいと思うものですよね。でも、近年増えているのが「彼氏が潔癖症でキスやスキンシップ...
恋バナ調査隊 2023-06-12 06:00 ラブ
「今日は赤西来ない?」「いや来るって」2人だけの浮気暗号LINE3選
 浮気をしている2人にとっての一番の難題が、「バレないようにどうやって連絡をとるか」です。内緒でメールやSNSのメッセー...
恋バナ調査隊 2023-06-14 11:54 ラブ
週1お泊まりでも告白なしはセフレ? 年上男との曖昧な関係に悩む40代女
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2023-06-10 06:00 ラブ
「友達以上恋人未満セフレ否定」曖昧な関係しか築けない40代男の心理
「冷酷と激情のあいだvol.146〜女性編〜」では、半年以上にわたって肉体関係のある恋人・ツトムさん(48歳・仮名)との...
並木まき 2023-06-10 06:00 ラブ
昔好きだったと言われたら脈あり? あえて過去形で伝える男の深層心理
 友達だと思っていた男性から突然「昔好きだった」と言われたら、思わず意識してしまいますよね。その日を境に、あなたも相手を...
恋バナ調査隊 2023-06-09 06:00 ラブ
マッチングアプリやめていい? 恋活に自信をなくす5つの瞬間
 恋人を作ろうと勇気を出してマッチングアプリを始めたものの、「全然いい出会いがないっ!」と心が折れそうにな人、集まれ〜!...
恋バナ調査隊 2023-06-08 06:00 ラブ
シンママが年収1000万超の男性と再婚するのは不可能ではない
「再婚したい」と夢見るシングルマザーは大勢います。なかには「お金持ちと再婚したい」とはっきり主張する女性はいます。  ...
内藤みか 2023-06-08 18:04 ラブ