家族か友人かの二択を迫られ…若妻の要求に苦悩する夫の心情

並木まき ライター・エディター
更新日:2020-07-06 00:47
投稿日:2020-07-04 06:00

浮気したのは自分ではない

「二度と遊ばない」って伝えてよ!(写真:iStock)
「二度と遊ばない」って伝えてよ! (写真:iStock)

「そりゃあ、浮気した友達が悪いのは、僕だって理解していますよ。だけど、僕が浮気したわけでもないし、浮気した友達は同棲している彼女がいると言っても、僕みたいに結婚して子どもがいるわけでもないから事情も違います。

 それなのに『浮気男と友達を続けていれば、あなたもいつか絶対に浮気するから、今のうちに友達をやめてほしい』とか『あなたは周りに流されやすい性格だから、そんな友達がいるのは好ましくない』とかって言われても、どうもピンと来ないんですよね。

 僕自身、その友達は親友だけれど、浮気を肯定しているわけでもないし。

 しかも『会社の○○さんの家も赤ちゃん産まれたばかりだし、仲良くするなら、その人と仲良くして!』と、僕が親しくする相手まで指定してくるのには、本当にイライラしか感じませんよ。友達づきあいって、そんなもんじゃないですよね!?」

 妻から「浮気した友達に『二度と遊べないから』って、私の目の前でLINEを送ってほしい」と言われるたびに、大げんかになるというYさん。友人たちとは節度をもって付き合っている以上、妻であってもそこまでは介入してもらいたくないと考えているそうです。

「家族か、友達か」と迫る妻に辟易

離婚する、しないの大騒ぎに(写真:iStock)
離婚する、しないの大騒ぎに (写真:iStock)

「ぶっちゃけたことを言えば、妻であっても、そこまで介入するのはルール違反だと思います。僕は妻の交友関係に口を出したことは一度もないですし。何か家庭に危害が加わったなら話は別だけど、そこまでの話でもありません。

 親友と呼べるだけの友人は貴重だし、妻に言われたからと言って、疎遠にしたくはないんですよね。

 子育てにも協力して、たまに男同士で飲みに行くくらいの付き合いがなんで許せないのか、本当に理解に苦しみます。

 この前は『その友人との付き合いを続けるなら、離婚する!』って大騒ぎされましたけど(苦笑)、妻の中でそこまでの問題になっている理由がわからず、困惑しています……」

 妻と子どもを愛しているし、離婚は絶対にしたくないというYさん。しかし友人との付き合いも続けたいために「家族か、友達か」と二択を迫るような妻の態度には、辟易しているようでした。

 愛が強いゆえの独占欲なのか、はたまた若さゆえの暴走なのか……。新妻からの過剰な要求に、どう対処すべきか答えが出ない夫は、釈然としない苦悩を抱えています。

おわりに

 恋人同士であれ、夫婦であれ、100%同じ価値観を有する男女は稀です。これこそが男女関係における醍醐味にもなれば致命傷にもなる“冷酷と激情”のはざまなのかもしれません。

【並木まきオンラインサロン】あなたもライターになりませんか?

 コクハク内の並木まき公式オンラインサロン「#まきコク」では、現在新規メンバーを募集中!

 在宅でも安定して稼げるプロライターになれる近道を、メインコンテンツとして提供しています。また、サロンを通じて紹介する仕事は、新人にも最低文字単価1円を保証。学びと実践を両立しながらスキルアップできます。

 業界人を招いたオンラインオフ会も開催。地方や海外在住でも、不自由なく仲間づくり・人脈づくりに役立てられます。

↓詳細はこちら↓
https://salon.kokuhaku.love/namikimaki

並木まき
記事一覧
ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

ラブ 新着一覧


子供の前で夫婦喧嘩を始めてしまった…どんな悪影響がある?
 愛し合って結婚しても、違う環境で育った二人です。時には、価値観の相違から夫婦喧嘩をする日もありますよね。でも子供の前で...
転職したいママ必見! 面倒くさい夫の理解を得る方法とベストタイミング
 共働き夫婦が多い現代、生活スタイルの変化に対応するためや、スキルアップを目指して女性が転職を考えることも少なくありませ...
恋バナ調査隊 2024-03-28 06:00 ラブ
超絶依存の恋愛モンスターが離婚せず、結婚15年を迎えた自己分析は…
 私事で恐縮ですが、先日結婚記念日を迎えました。早いもので、結婚生活も15年目に突入です。  結婚が決まった時、様々な...
40代彼女の「ここが嫌」を大告白! 僕たちが冷めた6つの瞬間
 今回は、40代の彼女がいた男性から“冷めた瞬間”について話してもらいました。  40代といえば包容力あふれる大人のオ...
恋バナ調査隊 2024-03-27 06:00 ラブ
車大好き男のうざいエピソード集 万年金欠、助手席で口まで出してくる!
 車好きの男性は多いですが、そんな男性を彼氏にすると厄介な出来事が起こることも…。「マジでうざい!」と幻滅する女性も少な...
恋バナ調査隊 2024-03-27 06:00 ラブ
彼女とセックスレスなんだ…ワンチャン狙い?男友達の床事情に隠れた本音
 男友達から「彼女とセックスレスなんだ」と相談されたら、あなたはどんな反応をするでしょうか?  信頼している男友達だと...
恋バナ調査隊 2024-03-26 06:00 ラブ
「星の瞳のシルエット」に恋した中学生…48歳で男を知るこじらせの根源
 パートナーなしの50歳独女ライター、mirae.(みれ)です。2年前の48歳まで性体験がなかったよもやま話を綴っていま...
mirae.(みれ) 2024-03-25 06:00 ラブ
「女が追う恋愛」ってどう思う?男性が意外な本音をコクハク
 よく「女が追う恋愛はうまくいかない」とか「男には追わせるべき」なんて恋愛テクを耳にしますが、いったいなぜなのか理由まで...
恋バナ調査隊 2024-03-24 06:00 ラブ
大谷翔平が母親似の真美子さんを妻に選んだ必然…夫婦仲も長続きする説
 思いがけない“一平ちゃんショック”でドジャース大谷翔平(29)の身辺がめちゃくちゃ騒がしいが、妻・真美子さん(27)の...
「俺不幸っス」と嘆きヒモ生活 勤労意欲ゼロ男が妻に内緒で企むUターン
「冷酷と激情のあいだvol.187〜女性編〜」では、事実婚7年目になった夫・ユウタさん(46歳・仮名)が、不整脈の診断を...
並木まき 2024-03-23 06:00 ラブ
不整脈診断で働かないのに夜はお盛ん…グータラ事実婚夫に怒る38歳女
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2024-03-23 06:00 ラブ
陰キャ女性の恋愛あるある5つ「全部当てはまるじゃん!」なら要注意確定
 今回は陰キャ女性の恋愛あるあるを5つ、紹介します。どれか当てはまったら、あなたも陰キャ女性の気質があるかも? いくつ当...
恋バナ調査隊 2024-03-23 06:00 ラブ
「恋人が精神安定剤」は高リスク! 孤立をかえって深める可能性が…
 恋愛依存体質の女性の中には、「恋人が精神安定剤」と思っている人が多いですよね。でも、恋人がいないと安定しない様子は、周...
恋バナ調査隊 2024-03-23 06:00 ラブ
蠍座の男に恋したら♡ 恋愛傾向を把握→「喜ぶキス」で落としちゃお
 あなたは好きな男性の星座を知っていますか? 実は、彼の星座の特徴から、恋愛傾向や基本的な性格がわかるのです。  今回...
恋バナ調査隊 2024-03-22 06:00 ラブ
3月で異動や退職する同僚男性にアプローチしなきゃ…上手な方法はある?
 春は別れの季節。密かにいいなと想っていた同僚男性が異動や退職などで離れることになった人も少なくないと思います。  去...
内藤みか 2024-03-21 06:00 ラブ
再婚しないシンママの実事情5選 子どものために新しいパパは本当に必要?
 シングルマザーの再婚率は20%ほどだそう。周りから「まだ若くて綺麗なのにもったいない!」「1人での子育て大変そう〜」と...
恋バナ調査隊 2024-03-21 06:00 ラブ