妊娠中の嫁を助けるどころか…姑の“口だけ番長”なエピソード

並木まき ライター・エディター
更新日:2020-07-12 06:00
投稿日:2020-07-12 06:00
 世の中には、大きなことを言うだけ言って、いざとなったら、まったくあてにできない人も散見されますよね。義母がその部類だと、お嫁さんは苦労が絶えないようです。
 魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様分析を得意とする並木まきが、口だけ番長でまったくあてにならない義母のイラつくエピソードをご紹介します。

1:金銭的援助を申し出たくせに知らん顔

「義母は、趣味から始めた雑貨の会社を経営していて、金銭的にはまあまあ裕福。一方、夫は転職ばかりで定職に就けず、共働きではありますが、私が薄給なので、我が家は経済的にアップダウンが激しいです。

 夫が、あまりにも仕事が続かないので、義母に私から夫のことを相談したところ『いざとなれば、経済的援助をするから安心して』と言ってくれていたので、なるべくお世話にならないようにしようとがんばりつつも、どこかで期待していました。

 ところが、いよいよ夫の仕事が決まらず、何ヶ月も無職に陥ったので義母に伝えても、知らん顔。『あなたの励まし方が、足りないんじゃないの?』『あの子をヤル気にさせるのが下手なのよ』などと、夫が働かないのを私のせいにされる始末。

 今、我が家は家賃や光熱費の支払いだけでヒーヒー言っていますが、義母はブランド品を買いあさり、贅沢なお取寄せ三昧の生活自慢しかしてきません」(43歳女性/小売)

2:サポートをする口実で上京したいだけ

「先日、無事に出産を終えましたが、高齢出産だったこともあり、妊娠後期は体調がヤバかったです。

 それで、夫だけではフォローしきれないほど私の体調が悪かったので、義母が泊まりこみでサポートに来てくれたんですが……。『大変だろうから、手伝いに行くわ』と、あちらからの申し出で来てくれることになったから、出産経験者だし頼りにできそうって思っていたのは、とんだ誤算でした。

 どうやら義母は、東京に来たかっただけで、私のフォローをするつもりはなかったみたい。こちらに来てからというもの、毎日午前中から出かけては夕方まで戻ってこず、家のこともしてくれなくて……。コロナの件もあるのに、お構いなしで出歩いていて、むしろ私は、そんな義母から私が感染したらどうしよう……と恐怖を感じる毎日でした。

 帰ってほしかったけど、私のサポートのために来ていると信じている夫に話しても逆ギレされたし、散々でしたよ」(39歳女性/専業主婦)

並木まき
記事一覧
ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


「ありがたく拝むがよい」眩しい“神たま”を見せつけるにゃんたま族をパチリ
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
侮るなかれ! 花屋が「ホントは教えたくない」名脇役の植物たち。見た目地味だけど外したくない4つの条件
「あまり目立たないけど、そういえばよく見るね」  お花屋さんで購入した花束やアレンジメントの中に、そんなお花やグリ...
うーん…友達と「金銭感覚が合わない」と感じた瞬間。疲れたらタクシーに乗る? 我慢する?
 30年、40年と生きていれば、友達と距離を置いたり縁を切ったりしたこともありますよね。関係が続かなかった友達に対して「...
この倦怠感は自律神経? それとも…更年期の症状は神出鬼没。妊活アプリのように「通知」が来る方法はないのか
 女性なら誰でも通る茨の道、更年期。今、まさに更年期障害進行形の小林久乃さんが、自らの身に起きた症状や、40代から始まっ...
離婚で「実母と義母」のバトル勃発! 嫁を“敵認定”した義母が放つ衝撃的な一言【身内のありえない発言】
 嫁と姑の付き合い方が見直され、昔ほどフィーチャーされにくくなった「嫁姑問題」。ですが、実際はトラブルが発生しているもの...
「ミスっても死なない!」優柔不断とおさらばする“前向きマインド”5つ
「優柔不断な性格を直したい…」「いつもクヨクヨ悩んでしまう」こんな悩みを抱えている優柔不断な方、集合! 優柔不断を改善す...
“神たま”のそば、羨ましいでしょ? 進むたび揺れる「にゃんたま」をソッと撮るお仕事です
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
わかるけど…LINEの「疲れた」アピールにウンザリ。愚痴って対応に困るんです!
 何気なくする“疲れたアピール”は、ときに人を困らせてしまうもの。相手に遠慮や我慢をさせてしまったり、無理させたりする場...
仕事一筋の私が『対岸の家事』詩穂に共感した理由。くだらない「専業主婦vsワーママ」対立してる場合じゃない
 多部未華子さん主演のドラマ『対岸の家事』が6月3日に最終回を迎えた。毎回放送されるたびに話題になり、SNSを中心に視聴...
ストゼロでも消えない死への恐怖。介護に離婚…友人それぞれが歩む人生に救われた夜。人が最後に行きつく先は
 学生時代から今に至るまで赤羽に20年住む百恵。非正規雇用、独身だが、行きつけのスナックが居場所となり、不自由なく暮らし...
48歳、乳がん検診の「要精密検査」に衝撃。独居暮らし男の孤独死に重なる…誰にも看取られない恐怖
 学生時代から今に至るまで赤羽に20年住む百恵。非正規雇用、独身だが、行きつけのスナックが居場所となり、不自由なく暮らし...
40代は“知人の訃報”がくる年齢だ。憎んだ男の「死亡通知書」で20年ぶりに集う同級生、独身の私はどう映る?
 板チョコのような重い扉を百恵が開けると、真っ赤な口紅を施したママさんがいつものように明るく出迎えてくれた。 「い...
「20年モノのフライパン」がかっこいい? 貧乏戦線に異状あり!
 コミックや書籍など数々の表紙デザインを手がけてきた元・装丁デザイナーの山口明さん(64)。多忙な現役時代を経て、56歳...
お酒の席の“あのルール”に物申したい! グラスに注ぐベストタイミングは…
 働く側としても、お客さんとしても大好きなスナック。今後も良いところをどんどん書いていければと思っているのですが、今回は...
若者が『めおと日和』の“昭和な恋愛”に胸キュンするのは何故? タイパ重視じゃないもどかしさ
 アラフィフ独女ライターのmirae.です。前回のコラムでは、「50代の恋愛にときめきは必要なのか?」というテーマについ...
婚活に介護…もう頑張れない。アラフォー女性が抱えがちな問題、6つのケースを聞いた
 今回ご紹介するのは、アラフォー女性の悲鳴。「もう頑張れない」と思っていることを教えてもらいました。同じ悩みを抱えている...