大鍋に入ったてんこ盛りのおかずに驚愕!
冷凍食品が並ぶ食卓。冷凍食品が詰められたお弁当を食して3カ月ほどたったある日、A君はやんわりと可愛らしい奥様にお願いしてみました。
「あの、ごめん。時々手作りも食べたいなあ~」
にっこりとうなずいてくれた奥様の快諾に翌日期待しながら帰宅すると、家の一番大きなお鍋がコンロに鎮座していました。
A君はワクワクと蓋を開けると、なんと、てんこ盛りのひじきが……!「あの……おかずってひじき?」得意気にうなずく新妻。
ご飯と大量のひじきを数日食べ続けたA君は、「ひじきってメインちゃうやん。そんなことも知らん?」と、真剣に思ったそうです。
勘違いポイントとして、“ひじきや肉じゃがなどが男は大好き”だという説について。意外と、それが一番好きという男性って少ないのが現状です。
確かに、和食を作れる女性は家庭的に見えます。しかし、お料理が不慣れな場合のおすすめ男子飯の王者はカレーです。これはテッパンで間違いありません。(余談)
しかし、頑張った妻からすると、ひじきを見て不満な顔をしたA君に対していい気はしません。その日から、手作りご飯が出てくることはありませんでした。
怠け者というイメージがつくと嫌悪感がわく
その後の食卓においては、残業して遅くに帰るとスナック菓子が置いていあるときもあったそう。
「山崎さん!お菓子ですよ!これって飯じゃないですよ!」
お付き合いしているときは、炊事、洗濯、掃除や家事一切が全くダメとは分からなかったと言います。
ゴミだらけの部屋でゲームをしながらお菓子を食べている姿を見続けていると、心が萎えてしまい、A君は奥様と夫婦生活ができなくなったそうです。
「怠け者すぎやしませんか?!もう人としてどうよ!?」と、訴えるように話すA君。
ウンザリした生活を送っていたある日。いつもより早く帰宅すると、ダイニングに座ってTVを見ながら何かを食べている妻が振り返って言いました。
「あっ、お帰り~。メロンパンあるよ~」
もぐもぐと、新妻も夕食にメロンパンを食べていたそうです。
A君は悲しいやら腹が立つやら、「奥さんの親にこんな現状を見せてやりたい!」などの怒りが頭の中をぐるぐる巡り、無言のまま家を出て美人嫁が待つ家には帰らず、結婚してから半年ほどで別居生活が始まってしまいました。
年上のバツ1の女性らしさに感動
このまま離婚していいものか?と思い悩むA君の良き相談相手は、同じ会社の6才年上のパートさん。
バツ1の女性でした。勤務先の近くにアパートを借りていた彼女宅に、愚痴りに行った日のことです。
ランチの時間に訪問したら、その女性はさりげなく「なんか簡単なもの食べる?」と聞いて、手際よくぺぺロンチーノを作って差し出してくれました。
A君はパスタを口にすると涙があふれ出て、その年上のパートさんの女性らしい一面に感動したそうです。
まとめ
その美味しいパスタを食べたA君は、美人と結婚することだけを目標にしていた自分を深く反省して、双方の親の話し合いのもと離婚が成立しました。
確かに美しい外見には惹かれますが、誰しもが避けて通れない「老い」が必ずやってきます。美しさだけで、夫婦が長く仲良く過ごすことはできません。
女性として尊敬される何かプラスアルファがあれば、長く愛される最強妻になれる可能性は高いはず。
A君はその後、6才年上のバツ1の女性と再婚しましたが、彼女は決して美人ではありませんでした。
ラブ 新着一覧